2017年6月1日木曜日

20170601『仏説阿弥陀経』について(20)「女性宮家について一言」


このブログのラベル「仏説阿弥陀経」は、私が自分の最期まで仏の道を行く覚悟で掲げるものである。しかし、五濁悪世の現状を観ると私はどうしても一言「それは間違っている」と世間に向かって訴えたくなる。

天皇陛下の譲位を可能にする法案の付帯決議に女性宮家の創設について触れられることになった。皇位継承者が将来居なくなる不安は日本国民大多数が抱いていることであろう。その空気を喜んでいる輩が居る。それは日本国民の団結の拠り所を無くしてしまいたいと考えている連中である。民進党など反権力的政党の政治家の中にそういう輩が居ないか?

政治家は生物学、とりわけ分子遺伝学や社会生物学についてある程度の知識を持つべきである。政治家は古代天皇の皇位継承についても深い知識を持っているべきである。政治家は少なくとも次のことを知った上で皇統について正しい判断を持つべきである。
① Y染色体DNAとミトコンドリアDNAの違い
 ② Y染色体DNAのハプロタイプD1亜型の分布(これは日本列島のみに存在)
 ③ 第26代天皇・継体天皇の皇位継承のいきさつ
 ④ 渡来系弥生人の故郷

『日本人ルーツの謎を解く 縄文人は日本人と韓国人の祖先だった』という本を書いた人がいる。「日本と韓国は隣国同士であり常識的に考えてDNAの違いはない」と主張する人がいる。小沢一郎氏はかつて韓国の首都ソウルの大学で「天皇の祖先は韓国人であった」と言う趣旨の講演を行ったことが報じられたことがあった。渡来系弥生人が朝鮮半島出身であると思っている人がかなり居ると思われるが、渡来系弥生人の故郷は長江中流域である。

日本では古代に世界でいち早く奴隷(奴婢)制度を廃止した国である。古代日本でも天皇や豪族は正妻以外に多数の女性を妻にして多くの子孫を残している。奴婢との間にできた子どもを良民にするという定めもあった。持統天皇4年(690年)に奴婢の売買が禁止された。いろいろな事情で自ら奴婢になった人も現れたが、平安時代中期の寛平の治から延喜の治の間に奴婢廃止令が出されている。

日本には非常に多くの帰化人がいたが奈良・平安時代に彼らは姓を与えられた。特に戦国時代以降彼らは主君から名字を与えられ、幾つもの家に分れて全国に散らばった。皆完全な日本人になって今日に至っている。

日本では労働人口の不足から外国人の労働移民を多く受け入れようとしているが、天皇を崇敬しない外国人を決して日本国民にしてはならない。日本国民の団結のためには、男系の皇統が是非必要である。継体天皇の例に倣って、これまで綿々として続いてきた男系皇統を決して絶やさない工夫を是非考えるべきある。

戦後、皇籍を離脱した元皇族の中から天皇のY染色体DNAを有する男性に宮家と養子縁組をして貰うなどして、何としてでも男系の皇統を維持しなければならない。