各界のリーダーたちへ期待(20101212)
老人はこのブログも含めて、プライバシーを公開することに若干の懸念がある。政治家や芸能人など半ば以上‘公人’である有名人を除いて全く一般の市井の一老人が自分の顔写真や経歴などを公開すると言うのは勇気の要ることである。しかし、老人の実弟など企業経営者は自分の顔写真を堂々と出している。見る方はその写真を見てその人がどういう人か納得する。問題はそのようにして少しでも‘公人’に近づくと、その発言には一定の注意が必要になってくる。いくら相手が‘公人’であっても、相手の地位・立場などを尊重しなければならない。しかし本屋に行ってみると、‘公人’を積極的に攻撃している記事を載せた本が並べられている。それを書いた本人も殆ど‘公人’同然の人たちである。
言論の自由とは、そのような言論が自由にできることである。お隣の中国ではノーベル平和賞を授与された劉暁波氏が当局によって監獄につながれ、その奥様も半ば軟禁状態に置かれているという。世界中で中国は非難されている。
その中国が北朝鮮と軍事的なつながりをもっているらしい。中国の高級軍人が北朝鮮を訪問し、北朝鮮も高官が中国を訪れている。中国は6カ国協議について北朝鮮に核開発を放棄させるように動くようアメリカ・日本・韓国から圧力をかけられている。ロシアは今のところ漁夫の利をねらっているのか沈黙している。しかし日米演習を‘妨害’した。
アメリカは黄海で韓国軍と大規模な軍事演習を行い、引き続き日本の自衛隊(老人は‘国防軍’と言いたい!)と日本海及び南西諸島海域で大規模な‘軍事’演習を行って、煮え切らない中国に圧力をかけた。沖縄における米軍の存在は非常に重要であるとアメリカは何度も言っている。そのことを分かっているのは自衛隊(老人は‘日本国防軍’と言いたい!)と一部の政治家や一部の官僚や一部の識者だけである。
菅総理は社民党と連携を組もうとしている。そのことを長島氏ら一部の民主党議員は心配しているとテレビの前で公言した。その「菅首相は10日夜、朝鮮半島有事が起きた場合、北朝鮮による拉致被害者の救出のため、自衛隊派遣の可能性を検討していることを明らかにした」という。これは11日の読売新聞記事である。それによれば、その発言は都内のホテルで開かれた拉致被害者との懇談で語られたものである。パフォーマンスの域を出ていない。首相に同席した東祥三内閣府副大臣は「(首相の発言内容の実現には)自衛隊法改正が必要だ。拉致被害者救出に向けて頑張るという決意の表れだ」と述べたと言う。
もし菅首相に本気で日本の国土を守り抜くという‘志’があるならば、福島社民党などと連携を組もうなどと全く考えない筈である。‘志’があるならばアメリカの軍事力に依存している現状を不具合と認識し、自主防衛力の整備の必要性を国民によく説明し、あるべき日本の姿を描いて国民に訴え、広く国民の支持を求めるようにすべきである。そういう志が彼には全く見られず、人気取りのように見えるようなことしか言っていない。
そういう中、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長が民主党と自民党の大連立を働きかけているというニュースが飛び交った。社民党と組むと言うことは、「少数者の利益」のため大多数の利益が損なわれるということである。「最大多数の最大幸福」のため、各界のリーダーたちは今何を為すべきか、行動してもらいたいと一市井の老人は願っている。
2010年11月2日火曜日
沖縄の問題(2)(20101102)
以下は先月25日の記事の続きである。翌26日の「90年世代」、28日の「沖縄の問題」、29日の「特攻」に関連する記事でもある。
『歴史通11月号』(ワック出版WiLL発行)に沖縄県コザ市生まれ、78年防衛大学校卒業、82年2等海尉で退職後、琉球銀行等を経て現在拓殖大学客員教授である恵隆之介氏と前航空幕僚長田母神俊雄氏との対談記事が出ている。恵氏はその中で「沖縄県知事選」のところで書いたこと以外に次のことを言っている。もし、沖縄の現状がそのとおりならば、全国民はその実情を知らなければならない。おそらく官房長官のもとには沖縄に関し各種情報が上がっていることであろうが、多くの国会議員は知らないだろう。このことは是非知って貰いたいことである。
折しもロシアのメドベージェフ大統領が我が国の北方領土を視察したという。ロシアは当時のソ連の中心の国であった。ソ連は1945年(昭和20年)8月1日日本に宣戦布告し、14日に日本がポツダム宣言の受諾を決定した後、同年8月28日から9月5日にかけて北方領土に上陸し占領した。このとき日本軍は物資や戦力が不足するなかでも激烈に抵抗し、多数の死傷者を出しながらもソ連軍の北海道侵攻を食い止めた。樺太(現在のサハリン)・千島の防衛で命を落とした日本軍将兵は約3700人であった。
択捉・国後の二島はかつてロシア領になった事はなく、日本固有の領土であった。ヤルタ協定でソ連に「手渡される」ことになっていた千島列島にこの2島が入っていない。この二島については、ソ連軍は当初アメリカ軍がやってくると様子見であったがアメリカ軍が来ないと知るとその二島どころか9月1日と4日に歯舞・色丹の二島に占領し、住んでいた日本人を追い出してまった。
左翼・マスコミはこのような北方領土における歴史的事実には全く目を向けず、沖縄のことばかり書きたてている。このことを恵氏は同誌で指摘している。以下その要約である。
① 平成9年、橋本首相が左翼勢力に譲歩し、総務省管轄の基地交付金70億円を設定した。これは使途自由である。反対派の活動資金の温床ともなっている。沖縄でデモに参加すると最低でも日当3千円、幹部なら2万円もらうことができる。
② 今、沖縄ではテレビ局が毎日沖縄戦の被害を10分間放送している。中国に関しては親中国のムードを作っている。
③ 沖縄の学校教育は反日反米である。
④ 日本国民と沖縄県民との分断工作こそ中国が仕掛ける罠である。
⑤ 左翼勢力は、沖縄戦において日本軍が島民民を虐殺したとか、戦う相手は米軍ではなく日本軍だったとか、ものすごい反日プロパガンダを小学生に行っている。
⑥ 今沖縄県で97%のシェアをもつ地元二紙は、明らかに県民を親中国に誘導している。
⑦ 戦後復原された首里城の玉座は北京の方向を向いている。
この事実を多くの日本国民はどう思うか。左翼勢力は沖縄に集合し、反国家権力闘争を行っている。国会でもとりあげられたが、過去に反日運動に加担していたことがあった岡崎トミ子国家公安委員長は、この問題をどう扱おうとしているのだろうか。
以下は先月25日の記事の続きである。翌26日の「90年世代」、28日の「沖縄の問題」、29日の「特攻」に関連する記事でもある。
『歴史通11月号』(ワック出版WiLL発行)に沖縄県コザ市生まれ、78年防衛大学校卒業、82年2等海尉で退職後、琉球銀行等を経て現在拓殖大学客員教授である恵隆之介氏と前航空幕僚長田母神俊雄氏との対談記事が出ている。恵氏はその中で「沖縄県知事選」のところで書いたこと以外に次のことを言っている。もし、沖縄の現状がそのとおりならば、全国民はその実情を知らなければならない。おそらく官房長官のもとには沖縄に関し各種情報が上がっていることであろうが、多くの国会議員は知らないだろう。このことは是非知って貰いたいことである。
折しもロシアのメドベージェフ大統領が我が国の北方領土を視察したという。ロシアは当時のソ連の中心の国であった。ソ連は1945年(昭和20年)8月1日日本に宣戦布告し、14日に日本がポツダム宣言の受諾を決定した後、同年8月28日から9月5日にかけて北方領土に上陸し占領した。このとき日本軍は物資や戦力が不足するなかでも激烈に抵抗し、多数の死傷者を出しながらもソ連軍の北海道侵攻を食い止めた。樺太(現在のサハリン)・千島の防衛で命を落とした日本軍将兵は約3700人であった。
択捉・国後の二島はかつてロシア領になった事はなく、日本固有の領土であった。ヤルタ協定でソ連に「手渡される」ことになっていた千島列島にこの2島が入っていない。この二島については、ソ連軍は当初アメリカ軍がやってくると様子見であったがアメリカ軍が来ないと知るとその二島どころか9月1日と4日に歯舞・色丹の二島に占領し、住んでいた日本人を追い出してまった。
左翼・マスコミはこのような北方領土における歴史的事実には全く目を向けず、沖縄のことばかり書きたてている。このことを恵氏は同誌で指摘している。以下その要約である。
① 平成9年、橋本首相が左翼勢力に譲歩し、総務省管轄の基地交付金70億円を設定した。これは使途自由である。反対派の活動資金の温床ともなっている。沖縄でデモに参加すると最低でも日当3千円、幹部なら2万円もらうことができる。
② 今、沖縄ではテレビ局が毎日沖縄戦の被害を10分間放送している。中国に関しては親中国のムードを作っている。
③ 沖縄の学校教育は反日反米である。
④ 日本国民と沖縄県民との分断工作こそ中国が仕掛ける罠である。
⑤ 左翼勢力は、沖縄戦において日本軍が島民民を虐殺したとか、戦う相手は米軍ではなく日本軍だったとか、ものすごい反日プロパガンダを小学生に行っている。
⑥ 今沖縄県で97%のシェアをもつ地元二紙は、明らかに県民を親中国に誘導している。
⑦ 戦後復原された首里城の玉座は北京の方向を向いている。
この事実を多くの日本国民はどう思うか。左翼勢力は沖縄に集合し、反国家権力闘争を行っている。国会でもとりあげられたが、過去に反日運動に加担していたことがあった岡崎トミ子国家公安委員長は、この問題をどう扱おうとしているのだろうか。
2010年10月28日木曜日
沖縄の問題(20101028)
沖縄が日本に復帰した時、沖縄の人たちはもとより日本中の人々は大いに喜んだ。沖縄は復帰したが、沖縄には依然として強大なアメリカ軍の部隊が駐留したままである。今日まで多小縮小されたが、依然として極東の要として、沖縄にはアメリカ軍が駐留し続けている。そればかりではなく、イラク戦争でもそうであったが、沖縄に駐留している海兵隊の部隊は、沖縄から世界中どこへでも迅速に移動し、戦っている。
老人が若かった頃、航空自衛隊の2等空尉(老人は、‘日本国防軍空軍中尉’と言いたい!)であったとき、沖縄に出張したことがあった。その時、アメリカ軍の将校と一緒に昼食をとったことがあった。その将校は「自分はドイツ系です」と誇らしげに語っていたことを覚えている。その将校の階級は中尉だったと思う。そのレストランには日米の‘将校’が利用することができた。食事代を彼が負担したのか自分が負担したのか覚えていない。
その出張のとき泊った宿舎はアメリカ海兵隊が使っていたものであった。出張した時期は夏であったが、その宿舎には一切冷房はなく、おまけにロッカー内は電気ヒーターで常時温められていた。それはロッカー内の湿気を飛ばすためであったのだろう。その時老人は「アメリカの海兵隊員は熱帯のジャングルの中でも任務を果たすことができるように、常に即応の体制にあるのだ」と思ったものである。
「有事即応」の体制、これが軍隊のあるべき形・姿である。近頃、日本人の間には自衛隊の有事即応体制のことが少し判ってきているようであるが、まだまだ不十分である。沖縄を含む日本列島全域を航空自衛隊のレーダーサイトで24時間途絶えることなく防空警戒監視を続けており、防空識別圏内を飛行する国籍不明機に対しては各地の航空基地に待機している戦闘機が緊急発進してこれを追跡・監視している。その回数は尋常ではない。
わが国土の地形上、国土防衛のためには北方、西方、南西方向への自衛隊(老人はこの言葉が嫌いである。‘国防軍’とすべきである。)に十分な対応能力がある陸海空軍の精鋭部隊の配備が是非必要である。現状では国土防衛はおぼつかないのではないか?
核兵器は最良の防衛兵器でもある。相手がミサイルの矛先をわが国土に向けている以上、わが方も相手に核ミサイルを相手に向けていつでも発射できるようにしておかなければならない。「核を持ち込ませない」、という考え方は現実的対応として絶対間違っている。
日本人は自国のそのような防衛体制を日米安保があるから大丈夫だと思っている。アメリカの軍隊が我が国に駐留し、特に沖縄には日本有事の際戦地に真っ先に向かい日本防衛のために血を流す覚悟ができている海兵隊が駐留しているのに、わが自衛隊はその同盟軍の部隊を守ることすらできない。日本人はこの事実に真正面から目を向けるべきである。
沖縄以外に住んでいる日本人は、沖縄にそのようなアメリカの実戦部隊が配備されていることを真正面から評価していない。沖縄の人たちにしてみれば、沖縄にそのような部隊があるという現状は、沖縄返還以前と今もちっとも変っていないので悲しいことであろう。
国会議員や中央官庁の官僚たちが東京裁判の結果植え付けられた自虐的史観に囚われてきたことが、沖縄の問題を大きくした最大の原因である。このことは絶対間違いない。
沖縄が日本に復帰した時、沖縄の人たちはもとより日本中の人々は大いに喜んだ。沖縄は復帰したが、沖縄には依然として強大なアメリカ軍の部隊が駐留したままである。今日まで多小縮小されたが、依然として極東の要として、沖縄にはアメリカ軍が駐留し続けている。そればかりではなく、イラク戦争でもそうであったが、沖縄に駐留している海兵隊の部隊は、沖縄から世界中どこへでも迅速に移動し、戦っている。
老人が若かった頃、航空自衛隊の2等空尉(老人は、‘日本国防軍空軍中尉’と言いたい!)であったとき、沖縄に出張したことがあった。その時、アメリカ軍の将校と一緒に昼食をとったことがあった。その将校は「自分はドイツ系です」と誇らしげに語っていたことを覚えている。その将校の階級は中尉だったと思う。そのレストランには日米の‘将校’が利用することができた。食事代を彼が負担したのか自分が負担したのか覚えていない。
その出張のとき泊った宿舎はアメリカ海兵隊が使っていたものであった。出張した時期は夏であったが、その宿舎には一切冷房はなく、おまけにロッカー内は電気ヒーターで常時温められていた。それはロッカー内の湿気を飛ばすためであったのだろう。その時老人は「アメリカの海兵隊員は熱帯のジャングルの中でも任務を果たすことができるように、常に即応の体制にあるのだ」と思ったものである。
「有事即応」の体制、これが軍隊のあるべき形・姿である。近頃、日本人の間には自衛隊の有事即応体制のことが少し判ってきているようであるが、まだまだ不十分である。沖縄を含む日本列島全域を航空自衛隊のレーダーサイトで24時間途絶えることなく防空警戒監視を続けており、防空識別圏内を飛行する国籍不明機に対しては各地の航空基地に待機している戦闘機が緊急発進してこれを追跡・監視している。その回数は尋常ではない。
わが国土の地形上、国土防衛のためには北方、西方、南西方向への自衛隊(老人はこの言葉が嫌いである。‘国防軍’とすべきである。)に十分な対応能力がある陸海空軍の精鋭部隊の配備が是非必要である。現状では国土防衛はおぼつかないのではないか?
核兵器は最良の防衛兵器でもある。相手がミサイルの矛先をわが国土に向けている以上、わが方も相手に核ミサイルを相手に向けていつでも発射できるようにしておかなければならない。「核を持ち込ませない」、という考え方は現実的対応として絶対間違っている。
日本人は自国のそのような防衛体制を日米安保があるから大丈夫だと思っている。アメリカの軍隊が我が国に駐留し、特に沖縄には日本有事の際戦地に真っ先に向かい日本防衛のために血を流す覚悟ができている海兵隊が駐留しているのに、わが自衛隊はその同盟軍の部隊を守ることすらできない。日本人はこの事実に真正面から目を向けるべきである。
沖縄以外に住んでいる日本人は、沖縄にそのようなアメリカの実戦部隊が配備されていることを真正面から評価していない。沖縄の人たちにしてみれば、沖縄にそのような部隊があるという現状は、沖縄返還以前と今もちっとも変っていないので悲しいことであろう。
国会議員や中央官庁の官僚たちが東京裁判の結果植え付けられた自虐的史観に囚われてきたことが、沖縄の問題を大きくした最大の原因である。このことは絶対間違いない。
2010年10月25日月曜日
沖縄県知事選(20101025)
今日(22日)付け「読売新聞」の記事に、前宜野湾市長伊波洋一氏(58歳)が読売新聞のインタヴューに答えて、沖縄県知事に当選しても普天間飛行場の移設問題について政府と協議しないと言ったという。
伊波氏は次のように言っている。男は、彼は沖縄の独立と中国との朝貢関係復活を考えているのではないかと思った。とんでもないことである。
① 日米安保条約は時代錯誤であり、日本は同盟深化より日米平和友好条約を締結すべきである。
② 尖閣諸島近海の平和的漁業の実現のため中国と平和的友好関係を作りたい。
③ 沖縄は明治時代日本に併合されるまで、中国との朝貢関係にあった。中国はとても身近に感じる。
④ 先島諸島への自衛隊配備には反対である。
⑤ 米軍基地撤去を武器にして中国と対話を進めるべきである。
伊波氏がこのようなことを堂々と発言する背景が分かった。男は昨日本屋で『歴史通』11月号を買った。この本はワック出版という会社「WiLL」が発行している月刊誌である。そこに沖縄県コザ市生まれ、78年防衛大学校卒業、82年2等海尉で退職後、琉球銀行等を経て現在拓殖大学客員教授である恵隆之介氏と前航空幕僚長田母神俊雄氏との対談記事が出ている。恵氏はその中で次のように言っている。
① 実は、いま尖閣の領有権どころか沖縄の領有権すら危機を迎えつつある。
② 中国は「戦後体制において、沖縄諸島は戦勝国である中国に返還すべきであった」と主張している。
③ 沖縄には琉球王国神話があって県民意識の中に、日本より中国が沖縄を厚遇したという神話が現在も生きている。
④ 沖縄には現在も中国帰化人の子孫が多数いる。県内でもこの中国帰化人の子孫であることは一種のステイタスなのである。
⑤ 仲井間知事やその前任者の稲嶺恵一氏も選挙の際はそれぞれファミリーネームを誇示していた。仲井間氏は蔡家、稲嶺氏は毛家である。
⑥ 琉球の支配体制下、農民は土地の私有を禁止されていて農奴のような生活を強いられていた。沖縄にとって廃藩置県はそのような原始共産主義体制からの解放であった。
⑦ 似非学者によって「日本政府による琉球王国征服」という被害者史観的教育が沖縄の小中学校で行われている。
昨日、BSフジテレビ番組で国家情報機関設立の必要性が語られていた。現在は各省庁から出向してきた官僚により情報が取り扱われている。アメリカのCIAは一端そのCIA職員になったら定年までそこで働く仕組みになっているという。男は、一日も早く日本版CIAを作り、沖縄の現状を危機と捉え、対処しなければ取り返しのつかないことになると思う。
今日(22日)付け「読売新聞」の記事に、前宜野湾市長伊波洋一氏(58歳)が読売新聞のインタヴューに答えて、沖縄県知事に当選しても普天間飛行場の移設問題について政府と協議しないと言ったという。
伊波氏は次のように言っている。男は、彼は沖縄の独立と中国との朝貢関係復活を考えているのではないかと思った。とんでもないことである。
① 日米安保条約は時代錯誤であり、日本は同盟深化より日米平和友好条約を締結すべきである。
② 尖閣諸島近海の平和的漁業の実現のため中国と平和的友好関係を作りたい。
③ 沖縄は明治時代日本に併合されるまで、中国との朝貢関係にあった。中国はとても身近に感じる。
④ 先島諸島への自衛隊配備には反対である。
⑤ 米軍基地撤去を武器にして中国と対話を進めるべきである。
伊波氏がこのようなことを堂々と発言する背景が分かった。男は昨日本屋で『歴史通』11月号を買った。この本はワック出版という会社「WiLL」が発行している月刊誌である。そこに沖縄県コザ市生まれ、78年防衛大学校卒業、82年2等海尉で退職後、琉球銀行等を経て現在拓殖大学客員教授である恵隆之介氏と前航空幕僚長田母神俊雄氏との対談記事が出ている。恵氏はその中で次のように言っている。
① 実は、いま尖閣の領有権どころか沖縄の領有権すら危機を迎えつつある。
② 中国は「戦後体制において、沖縄諸島は戦勝国である中国に返還すべきであった」と主張している。
③ 沖縄には琉球王国神話があって県民意識の中に、日本より中国が沖縄を厚遇したという神話が現在も生きている。
④ 沖縄には現在も中国帰化人の子孫が多数いる。県内でもこの中国帰化人の子孫であることは一種のステイタスなのである。
⑤ 仲井間知事やその前任者の稲嶺恵一氏も選挙の際はそれぞれファミリーネームを誇示していた。仲井間氏は蔡家、稲嶺氏は毛家である。
⑥ 琉球の支配体制下、農民は土地の私有を禁止されていて農奴のような生活を強いられていた。沖縄にとって廃藩置県はそのような原始共産主義体制からの解放であった。
⑦ 似非学者によって「日本政府による琉球王国征服」という被害者史観的教育が沖縄の小中学校で行われている。
昨日、BSフジテレビ番組で国家情報機関設立の必要性が語られていた。現在は各省庁から出向してきた官僚により情報が取り扱われている。アメリカのCIAは一端そのCIA職員になったら定年までそこで働く仕組みになっているという。男は、一日も早く日本版CIAを作り、沖縄の現状を危機と捉え、対処しなければ取り返しのつかないことになると思う。
2010年7月1日木曜日
ブッダ『感興のことば』を学ぶ(103) (20100701)
日本はパラグアイと対戦、延長120分でも0対0、ついにPK戦に突入、惜しくも敗れた。この日本列島中が興奮と感動の渦に包まれ、「日本!日本!」の大合唱で湧いた。選手たちは日の丸の旗を背負って、本当によく戦ってくれた。心から「有難う」を言いたい。
選挙戦たけなわである。民主党では小沢氏およびその一統が選挙公約の消費税10%目標の議論を始めるということを批判した。静かに黙っているはずがやはりそうしてはおれず、何れ自分がトップに立って思うように国を動かそうと目論んでいる。大衆迎合で票を集め、自分の言いなりになる国会議員を増やそうと目論んでいる。男は、小沢氏を国の為にならぬ人物、大陸との関係において立派な見識を持っているように見えるが、性急すぎて国を誤らせる大変危険な人物であると見ている。
男は、日本と中国とはそう遠くない将来、価値観を全く同じにする関係になって欲しいと願っている。しかし、中国4千年の歴史を誇りとする漢民族は、日本を内心‘小日本’と思っているようである。先を急がない超長期的な視野で周辺国を実質的支配下に置こうとしているように見える。今日(30日)の新聞で中国と台湾とが800項目の関税を撤廃し、自由貿易協定に調印したと報じられている。それは彼らの超長期的な視野にたつ戦略である。香港も台湾も、支配層は同じ漢民族の血が流れている者同士である。そう遠くない将来、中国は香港を完全な支配下に置き、台湾も自国の領土に組み入れることになるだろう。
そうなると今でも中国政府は堂々と「尖閣諸島は中国の領土である」「沖ノ鳥島は単なる岩である」と言っているとおり、何かの国際的な情勢をきっかけにして日本の警備・警戒のすきをついて尖閣諸島を軍事的に確保し、沖ノ鳥島を爆破して彼らが言う「岩礁」さえも無くし、日本が支配している海域を狭める行動に出るかもしれない。
小沢氏は‘チルドレン’議員たし140名を引率し、中国に渡り、胡錦濤国家主席に‘チルドレン’たちを謁見させ、自らは超大型のリムジンに乗って‘国賓’並みの扱いを受けた。そのお返しに次期中国国家主席候補の習近平国家副主席を、慣例に反して天皇陛下に謁見させるよう宮内庁に圧力をかけさせ、宮内庁が断ると「内閣の一長官に過ぎない宮内庁長官が内閣の判断について、公の場で批判するのであれば辞表を書いてから発言すべきだ」と言った。彼は天皇が行う国事行為として内閣の助言により行う「外国の大使及び公使を接受すること」をしないのは宮内庁長官が公務員として間違っていると言ったのである。
彼の言動は一見正しいように見える。しかし物事には記述されていない事項がある。それは文化的なものであり、慣例的なものである。彼は自分の考え通りにすれば日本国はうまく行くと信じ込んでいるようである。彼は古代の蘇我宗家のような開明性はあるように見える。しかしその蘇我宗家のように天皇をないがしろにした。今、消費税のことで参院選の自分が関わっている民主党選挙公約をも無視し、私利私欲的な行動をしている。
52 立派な人々は、いかなることがあっても、快楽のゆえにしゃべることが無い。楽しいことに遭っても、立派な人々は動ずる色がない。
日本はパラグアイと対戦、延長120分でも0対0、ついにPK戦に突入、惜しくも敗れた。この日本列島中が興奮と感動の渦に包まれ、「日本!日本!」の大合唱で湧いた。選手たちは日の丸の旗を背負って、本当によく戦ってくれた。心から「有難う」を言いたい。
選挙戦たけなわである。民主党では小沢氏およびその一統が選挙公約の消費税10%目標の議論を始めるということを批判した。静かに黙っているはずがやはりそうしてはおれず、何れ自分がトップに立って思うように国を動かそうと目論んでいる。大衆迎合で票を集め、自分の言いなりになる国会議員を増やそうと目論んでいる。男は、小沢氏を国の為にならぬ人物、大陸との関係において立派な見識を持っているように見えるが、性急すぎて国を誤らせる大変危険な人物であると見ている。
男は、日本と中国とはそう遠くない将来、価値観を全く同じにする関係になって欲しいと願っている。しかし、中国4千年の歴史を誇りとする漢民族は、日本を内心‘小日本’と思っているようである。先を急がない超長期的な視野で周辺国を実質的支配下に置こうとしているように見える。今日(30日)の新聞で中国と台湾とが800項目の関税を撤廃し、自由貿易協定に調印したと報じられている。それは彼らの超長期的な視野にたつ戦略である。香港も台湾も、支配層は同じ漢民族の血が流れている者同士である。そう遠くない将来、中国は香港を完全な支配下に置き、台湾も自国の領土に組み入れることになるだろう。
そうなると今でも中国政府は堂々と「尖閣諸島は中国の領土である」「沖ノ鳥島は単なる岩である」と言っているとおり、何かの国際的な情勢をきっかけにして日本の警備・警戒のすきをついて尖閣諸島を軍事的に確保し、沖ノ鳥島を爆破して彼らが言う「岩礁」さえも無くし、日本が支配している海域を狭める行動に出るかもしれない。
小沢氏は‘チルドレン’議員たし140名を引率し、中国に渡り、胡錦濤国家主席に‘チルドレン’たちを謁見させ、自らは超大型のリムジンに乗って‘国賓’並みの扱いを受けた。そのお返しに次期中国国家主席候補の習近平国家副主席を、慣例に反して天皇陛下に謁見させるよう宮内庁に圧力をかけさせ、宮内庁が断ると「内閣の一長官に過ぎない宮内庁長官が内閣の判断について、公の場で批判するのであれば辞表を書いてから発言すべきだ」と言った。彼は天皇が行う国事行為として内閣の助言により行う「外国の大使及び公使を接受すること」をしないのは宮内庁長官が公務員として間違っていると言ったのである。
彼の言動は一見正しいように見える。しかし物事には記述されていない事項がある。それは文化的なものであり、慣例的なものである。彼は自分の考え通りにすれば日本国はうまく行くと信じ込んでいるようである。彼は古代の蘇我宗家のような開明性はあるように見える。しかしその蘇我宗家のように天皇をないがしろにした。今、消費税のことで参院選の自分が関わっている民主党選挙公約をも無視し、私利私欲的な行動をしている。
52 立派な人々は、いかなることがあっても、快楽のゆえにしゃべることが無い。楽しいことに遭っても、立派な人々は動ずる色がない。
2010年6月24日木曜日
ブッダ『感興のことば』を学ぶ(96) (20100624)
今回のサッカーワールドカップに中国は参加していないが、北京などでは大型スクリーンで多くの市民たちが観戦しているという。日本の戦いぶりに対する中国人の反応は冷静に見なければならないが、20日付の北京青年報では日本の戦術を「あと一歩で成功したが、運が悪かった」と評している。
先日の日本対オランダ戦では、北京の繁華街に設けられたスクリーン前に500人以上が集まって観戦、22歳の北京大学院生・李甜さんは「みな技術がとても高く、見ているだけで面白い」と語った。その一方でネット上では「オランダはよくやった」と喜ぶ声もあった。日本対カメルーン戦では「日本は買収したに違いない」という書き込みがあり、韓国がギリシャを下したときは「アジアの勝利」と喜んだという。
先日、上海万博日本海上で高校生たちによる踊りが披露され、見ていた中国人は「日本は自国の文化をもっと紹介すべきである」と語っている。日本と中国の間の経済交流は益々盛んになり、日本への観光客の誘致、留学生や研修生の受け入れ等で日中双方の相互理解は今後一層深まってゆくことであろう。
日中双方の大衆レベルでの文化交流が深まれば相互理解も深まり、「正義」という観念について一方に偏ることがない状況が次第に生れてくるだろう。そうすれば黄海の油田開発や尖閣諸島領有や中国の軍事費増強の問題などで生じている日中間の緊張も次第にほぐれてゆくことだろう。日本は中国への警戒を継続しつつ、一方で一般大衆レベルでの相互理解を増進するという政治外交の大原則をもたなければならない。
菅総理が理想として掲げる自信に満ちた強い日本になるため、男は国家戦略局や危機管理室や防衛省などの政府機関の間で、対中国政治外交政策について意思疎通を図り、政権が代わっても変わらない国家戦略を共有する制度があってよいのではないかと考える。実際には既にそのようなことは行われているのかもしれないが・・。
男は、人間個体でも生物学的遺伝情報だけではなく、‘体外’遺伝情報ともいうべきものがあると考える。人間は‘体内’遺伝情報と‘体外’遺伝情報の両方があって存続し続けるのだと思う。そのような考え方は地方自治体レベルでも国のレベルでも同じように持たなければならないと考える。
男がわが家の家伝書作成に情熱を注ぐのはそのような考え方に基づいている。国家のレベルでも、憲法とか伝統文化とか記述され記録保存された可視的な‘遺伝情報’がある。しかし対外的な政治外交政策についてはどうであろうか?勿論、機密・極秘扱いの部分はあるだろう。しかし、その中に政権が代わっても変わることのなく伝わる情報はあるのだろうか? つまり男が言う国レベルでの‘体外’遺伝情報はあるのだろうか?
26 愚人とともに歩む人は長い道のりにわたって憂いがある。愚人と共に住むのは、つらいことである。まるで仇敵とともに住むように。心ある人々と共に住むのは楽しい。親族と共に住むように。
今回のサッカーワールドカップに中国は参加していないが、北京などでは大型スクリーンで多くの市民たちが観戦しているという。日本の戦いぶりに対する中国人の反応は冷静に見なければならないが、20日付の北京青年報では日本の戦術を「あと一歩で成功したが、運が悪かった」と評している。
先日の日本対オランダ戦では、北京の繁華街に設けられたスクリーン前に500人以上が集まって観戦、22歳の北京大学院生・李甜さんは「みな技術がとても高く、見ているだけで面白い」と語った。その一方でネット上では「オランダはよくやった」と喜ぶ声もあった。日本対カメルーン戦では「日本は買収したに違いない」という書き込みがあり、韓国がギリシャを下したときは「アジアの勝利」と喜んだという。
先日、上海万博日本海上で高校生たちによる踊りが披露され、見ていた中国人は「日本は自国の文化をもっと紹介すべきである」と語っている。日本と中国の間の経済交流は益々盛んになり、日本への観光客の誘致、留学生や研修生の受け入れ等で日中双方の相互理解は今後一層深まってゆくことであろう。
日中双方の大衆レベルでの文化交流が深まれば相互理解も深まり、「正義」という観念について一方に偏ることがない状況が次第に生れてくるだろう。そうすれば黄海の油田開発や尖閣諸島領有や中国の軍事費増強の問題などで生じている日中間の緊張も次第にほぐれてゆくことだろう。日本は中国への警戒を継続しつつ、一方で一般大衆レベルでの相互理解を増進するという政治外交の大原則をもたなければならない。
菅総理が理想として掲げる自信に満ちた強い日本になるため、男は国家戦略局や危機管理室や防衛省などの政府機関の間で、対中国政治外交政策について意思疎通を図り、政権が代わっても変わらない国家戦略を共有する制度があってよいのではないかと考える。実際には既にそのようなことは行われているのかもしれないが・・。
男は、人間個体でも生物学的遺伝情報だけではなく、‘体外’遺伝情報ともいうべきものがあると考える。人間は‘体内’遺伝情報と‘体外’遺伝情報の両方があって存続し続けるのだと思う。そのような考え方は地方自治体レベルでも国のレベルでも同じように持たなければならないと考える。
男がわが家の家伝書作成に情熱を注ぐのはそのような考え方に基づいている。国家のレベルでも、憲法とか伝統文化とか記述され記録保存された可視的な‘遺伝情報’がある。しかし対外的な政治外交政策についてはどうであろうか?勿論、機密・極秘扱いの部分はあるだろう。しかし、その中に政権が代わっても変わることのなく伝わる情報はあるのだろうか? つまり男が言う国レベルでの‘体外’遺伝情報はあるのだろうか?
26 愚人とともに歩む人は長い道のりにわたって憂いがある。愚人と共に住むのは、つらいことである。まるで仇敵とともに住むように。心ある人々と共に住むのは楽しい。親族と共に住むように。
2010年6月4日金曜日
ブッダ『感興のことば』を学ぶ(76) (20100604)
男は政治家たちやテレビに登場し影響力のある報道関係者や論客や平均的日本人の間で、次の二つの言葉の定義について「よく分かった」という共通的理解がなされていないということに気付いた。それは一つは「抑止力」という言葉と、もう一つは「沖縄に抑止力を配置する意義」という言葉である。
この大変重要な二つの言葉が定義されずに民主党政権が誕生するまで過ごしてくることが出来たのは何故であろうか?言葉の意味が定義され、広く普遍的に了解されないままだと必ず問題が起きる。そうでなくてもものごとに内在する‘矛盾’というものは時間の経過とともに必ず大きくなってゆくものなのである。
なぜ上記のような重要な言葉がきちんと定義されないままに今日まで来たのであろうか?その根本原因は、われわれ日本人は昔から言葉よりも以心伝心というコミュニケーションの方法を大事にし、しかも古来そのやり方でうまくやってきたところにある。法廷以外の日常生活の中では言葉を使って論理的に話す者は「理屈っぽい」と非難される。「まあまあ」「なあなあ」で話をまるく収める。普天間の問題も自民党政権時代に「まあまあ」「なあなあ」と丸く収められていたが、民主党政権に変わって矛盾が一挙に噴き出したのだ。
鳩山首相によって「抑止力」という言葉が一挙に表に出たが、一般国民はそれはアメリカが担っているものであると単純に思っているように見える。しかし抑止力は在日アメリカ軍と自衛隊の協同により効果を発揮できるものである。沖縄における抑止力ではアメリカ軍が非常に大きな部分を占めているが、それは海上自衛隊の対潜哨戒機や護衛艦による哨戒活動や航空自衛隊のレーダーサイトや戦闘機による警戒活動なしでは成り立たないものである。そのことを理解していない国民は非常に多いと思う。
沖縄にそのような抑止力が存在するということは、日本の安全保障にとって必要である。軍というものは一朝有事に際し即応できなければ存在価値はない。北東アジアの情勢は緊迫している。東南アジア諸国が平和であるということはわが国の平和と繁栄のために必要である。抑止力は北東アジアと東南アジアににらみを利かせる意味おいて、然るべき場所に存在していなければならない。その然るべき場所が沖縄なのである。
しかし男は、沖縄には日本の安全保障にとって必要以上のアメリカ軍部隊が展開していると思う。基地も多い。アメリカ軍機の墜落事故やアメリカ兵による犯罪も多い。沖縄の人たちはアメリカ軍の基地が存在することによる負の部分が大きいと感じている。その負の部分は国として何らかの補償をしつつ、将来的には沖縄にはわが国にとって必要最小限のアメリカ軍部隊の駐留としなければならない。
男は、人々が単純に「沖縄にアメリカの基地は要らない」と言うのを情けなく思う。テレ朝の鳥越氏もその主張をしている。全ての問題は言葉の定義と国民的了解の欠如にある。
23 もしも愚者が「われわれは愚かである」と知れば、すなわち賢者である。愚者でありがら、しかも自分では賢者と思う者こそ、「愚者」と呼ばれる。
男は政治家たちやテレビに登場し影響力のある報道関係者や論客や平均的日本人の間で、次の二つの言葉の定義について「よく分かった」という共通的理解がなされていないということに気付いた。それは一つは「抑止力」という言葉と、もう一つは「沖縄に抑止力を配置する意義」という言葉である。
この大変重要な二つの言葉が定義されずに民主党政権が誕生するまで過ごしてくることが出来たのは何故であろうか?言葉の意味が定義され、広く普遍的に了解されないままだと必ず問題が起きる。そうでなくてもものごとに内在する‘矛盾’というものは時間の経過とともに必ず大きくなってゆくものなのである。
なぜ上記のような重要な言葉がきちんと定義されないままに今日まで来たのであろうか?その根本原因は、われわれ日本人は昔から言葉よりも以心伝心というコミュニケーションの方法を大事にし、しかも古来そのやり方でうまくやってきたところにある。法廷以外の日常生活の中では言葉を使って論理的に話す者は「理屈っぽい」と非難される。「まあまあ」「なあなあ」で話をまるく収める。普天間の問題も自民党政権時代に「まあまあ」「なあなあ」と丸く収められていたが、民主党政権に変わって矛盾が一挙に噴き出したのだ。
鳩山首相によって「抑止力」という言葉が一挙に表に出たが、一般国民はそれはアメリカが担っているものであると単純に思っているように見える。しかし抑止力は在日アメリカ軍と自衛隊の協同により効果を発揮できるものである。沖縄における抑止力ではアメリカ軍が非常に大きな部分を占めているが、それは海上自衛隊の対潜哨戒機や護衛艦による哨戒活動や航空自衛隊のレーダーサイトや戦闘機による警戒活動なしでは成り立たないものである。そのことを理解していない国民は非常に多いと思う。
沖縄にそのような抑止力が存在するということは、日本の安全保障にとって必要である。軍というものは一朝有事に際し即応できなければ存在価値はない。北東アジアの情勢は緊迫している。東南アジア諸国が平和であるということはわが国の平和と繁栄のために必要である。抑止力は北東アジアと東南アジアににらみを利かせる意味おいて、然るべき場所に存在していなければならない。その然るべき場所が沖縄なのである。
しかし男は、沖縄には日本の安全保障にとって必要以上のアメリカ軍部隊が展開していると思う。基地も多い。アメリカ軍機の墜落事故やアメリカ兵による犯罪も多い。沖縄の人たちはアメリカ軍の基地が存在することによる負の部分が大きいと感じている。その負の部分は国として何らかの補償をしつつ、将来的には沖縄にはわが国にとって必要最小限のアメリカ軍部隊の駐留としなければならない。
男は、人々が単純に「沖縄にアメリカの基地は要らない」と言うのを情けなく思う。テレ朝の鳥越氏もその主張をしている。全ての問題は言葉の定義と国民的了解の欠如にある。
23 もしも愚者が「われわれは愚かである」と知れば、すなわち賢者である。愚者でありがら、しかも自分では賢者と思う者こそ、「愚者」と呼ばれる。
2010年5月22日土曜日
ブッダ『感興のことば』を学ぶ(63) (20100522)
韓国政府は韓国の哨戒艦を沈没させたのは北朝鮮の1500トンの小型潜水艦から発射された魚雷であることを明らかにした。早速北朝鮮国防委員会はいつもの女性報道官を通じて、韓国の報道発表内容はねつ造であると激しい口調で反論した。韓国はこの問題を安保理に諮り北朝鮮を一層締め付ける動きに出ることになり、わが国の政府もそれを強力に後押しすることになった。中国は冷静な対応を求めている。
わが自衛隊は警戒態勢(DEFCON)のレベルを上げているはずである。中川国家公安委員長は全国の警察に警戒態勢を高めるように指示した。
金正日総書記は先般中国を突然訪問し、経済的援助を求めたが中国の温家宝首相はそれを拒否したという。北朝鮮はデノミの失敗で経済が一層悪化し、デノミ政策の責任者を銃殺処刑した。また国防委員長は高齢であるため更迭された。北朝鮮はますます追いつめられ、体制崩壊寸前の状況にあるのかもしれない。
軍へのシビリアンコントロールが機能しなくなり、軍が暴走するかもしれない。人間の体でいえば、頭脳の前頭葉の働きが鈍くなり、手足が勝手に動き、相手かまわず暴力を振るう状態になる懸念がある。
平和ボケした一部のジャーナリストや社民党などは自衛隊や警察を‘けがらわしい’もののように忌み嫌っているとしか見えない。これらが人間の手足に例えられるような‘暴力装置’のようなものであるから、とにかく‘暴力’というイメージで忌み嫌うのだ。
暴力に対してはより強い暴力を示して対抗するしかないのだ。昔、武士は氷のように冷たく感じる良く斬れる刀を腰に差していた。しかしそれを滅多に抜くことはなかった。腰の氷刀は護身のためであり、武士の精神の象徴であり、相手に一定の畏敬の念を起させる物であった。わが国の‘軍隊’を自衛隊という言葉にすり替え、‘歩兵’を普通科という言葉にすり替え、‘砲兵’を特科という言葉にすり替え、‘工兵’を施設科という言葉にすり替えて表現されている。階級でも‘空軍中佐’を2等空佐という言葉にすり替えている。英語では両者は同じである。ただ‘軍隊’はMilitary Forcesで自衛隊はDefense Force である。言葉の表現で‘忌み嫌う’ものを誤魔化して受け容れている。バカではないか!
先般中国海軍はわが国の沖ノ島を中国は「ただの岩礁だ」言っている中国は、その近海で演習を行った。警戒していたわが‘海軍’の‘駆逐艦’に中国海軍のヘリコプターが異常接近した問題で岡田外相は中国の外相に抗議したが、中国外相は逆にわが‘海軍’の行動を非難した。岡田外相はそれ以上の抗議の発言はしなかった。相手に対する気迫がない!
竹島はわが‘海軍’が先手を打つ前に韓国に‘占領’されてしまった。尖閣諸島も油断すると中国に‘占領’されてしまうだろう。沖ノ島も油断しているすきに中国の海軍によって砲撃破壊されてしまい、それこそ彼らが言うように、ただの岩礁になってしまうだろう。
7 或る人が、たとい博学であっても、徳行に専念していないならば、世の人々はかれを徳行の点で非難する。その人の学問は完全に身に具わっているのではない。
韓国政府は韓国の哨戒艦を沈没させたのは北朝鮮の1500トンの小型潜水艦から発射された魚雷であることを明らかにした。早速北朝鮮国防委員会はいつもの女性報道官を通じて、韓国の報道発表内容はねつ造であると激しい口調で反論した。韓国はこの問題を安保理に諮り北朝鮮を一層締め付ける動きに出ることになり、わが国の政府もそれを強力に後押しすることになった。中国は冷静な対応を求めている。
わが自衛隊は警戒態勢(DEFCON)のレベルを上げているはずである。中川国家公安委員長は全国の警察に警戒態勢を高めるように指示した。
金正日総書記は先般中国を突然訪問し、経済的援助を求めたが中国の温家宝首相はそれを拒否したという。北朝鮮はデノミの失敗で経済が一層悪化し、デノミ政策の責任者を銃殺処刑した。また国防委員長は高齢であるため更迭された。北朝鮮はますます追いつめられ、体制崩壊寸前の状況にあるのかもしれない。
軍へのシビリアンコントロールが機能しなくなり、軍が暴走するかもしれない。人間の体でいえば、頭脳の前頭葉の働きが鈍くなり、手足が勝手に動き、相手かまわず暴力を振るう状態になる懸念がある。
平和ボケした一部のジャーナリストや社民党などは自衛隊や警察を‘けがらわしい’もののように忌み嫌っているとしか見えない。これらが人間の手足に例えられるような‘暴力装置’のようなものであるから、とにかく‘暴力’というイメージで忌み嫌うのだ。
暴力に対してはより強い暴力を示して対抗するしかないのだ。昔、武士は氷のように冷たく感じる良く斬れる刀を腰に差していた。しかしそれを滅多に抜くことはなかった。腰の氷刀は護身のためであり、武士の精神の象徴であり、相手に一定の畏敬の念を起させる物であった。わが国の‘軍隊’を自衛隊という言葉にすり替え、‘歩兵’を普通科という言葉にすり替え、‘砲兵’を特科という言葉にすり替え、‘工兵’を施設科という言葉にすり替えて表現されている。階級でも‘空軍中佐’を2等空佐という言葉にすり替えている。英語では両者は同じである。ただ‘軍隊’はMilitary Forcesで自衛隊はDefense Force である。言葉の表現で‘忌み嫌う’ものを誤魔化して受け容れている。バカではないか!
先般中国海軍はわが国の沖ノ島を中国は「ただの岩礁だ」言っている中国は、その近海で演習を行った。警戒していたわが‘海軍’の‘駆逐艦’に中国海軍のヘリコプターが異常接近した問題で岡田外相は中国の外相に抗議したが、中国外相は逆にわが‘海軍’の行動を非難した。岡田外相はそれ以上の抗議の発言はしなかった。相手に対する気迫がない!
竹島はわが‘海軍’が先手を打つ前に韓国に‘占領’されてしまった。尖閣諸島も油断すると中国に‘占領’されてしまうだろう。沖ノ島も油断しているすきに中国の海軍によって砲撃破壊されてしまい、それこそ彼らが言うように、ただの岩礁になってしまうだろう。
7 或る人が、たとい博学であっても、徳行に専念していないならば、世の人々はかれを徳行の点で非難する。その人の学問は完全に身に具わっているのではない。
2010年4月18日日曜日
ブッダ『感興のことば』を学ぶ(29) (20100418)
アイスランドの活火山噴火による噴煙で視界が悪くなり、世界中の航空機の運航に非常に大きな支障が生じている。ヨーロッパの多くの空港は閉鎖され、世界規模で人・物・金の移動が出来なくなり、経済活動においても非常に深刻な問題を生じつつある。
歴史を辿れば、1783年のアイスランドのラキ山の噴火が起きたとき、ヨーロッパを中心に農作物の成長に大きな支障を生じ、不作の影響で民衆に不満が広がり、フランス革命が誘発されたという。また、1815年のインドネシアのタンポラ山の噴火のときには地球の平均気温が約3度下がり、翌年欧米では「夏がない」ほど冷え込み、約9万2千人の死者が出、その死者の9割は餓死だったという。(参考資料:17日読売新聞夕刊「よみうり寸評」)
折しも中国のチベット自治区に隣接し、チベット人が非常に多く住む青海省で阪神淡路大地震級の地震が発生し、中国政府はチベット人たちの反乱を恐れて必死に救援対策を講じている。中国政府は外国からの人的支援を求めていないが、わが国の政府は総額1億円の無償の資金提供を申し出、求められれば直ちに人的支援もできるように準備を行っている。アイスランドの火山噴火による地球規模の深刻な問題に対処するため、わが国の政府の危機管理部門はいろいろ対策を練っていることと思うが、決して抜かりのないように頑張ってもらいたいと思う。
例えば、北朝鮮は気温低下により食料生産量も低下し、いよいよ持ち堪えられなくなり、何万、何10万という飢えた人々が幸せを求めて国外に脱出することがあるかもしれない。中国で政府が抑えきれないような暴動が起きるかもしれない。どこかの国で不信・不安から核ミサイル発射のボタンが押されるかもしれない。テロリストたちがチャンスとばかりに活発に活動するかもしれない。
政府はあらゆる不足の事態に備えてもらいたいと思う。平和ボケしたわれわれ国民が選んだ国会議員たちも、この際真剣に国家・国民の安全保障のことを考えてもらいたいと思う。
さてブッダの「感興のことば」を読み続けているが、第6章「戒め」に入る。
5 明らかな智慧があり、戒めをたもつ人は福徳をつくり、ものをわかちあって、この世でもかの世でも、安楽を達成する。
10 かれは束縛の絆(きずな)が消え失せて、慢心もなくなり、煩悩のさまたげもなく、身体が壊(やぶ)れて死んだあとでも明らかな智慧をたもち、ときほごされて、(迷える人の)部類に入らない。
ここでブッダは「身体が壊(やぶ)れて死んだあと」と言っておられる。このことについてブッダは前世の行いの善悪が今生に及ぶと明確に言っておられる。ブッダは時空を超越した世界を観ることができたのである。しかし現代人は科学的に証明できないことは納得しない。しかしそれは果たして幸せなことであろうか? 否である。
2010年4月6日火曜日
ブッダ『感興のことば』を学ぶ(17) (20100406)
ミツバチの社会は、女王ハチ、働きハチ、雄ハチから成るという。働きハチは皆雌である。雄ハチは外出して女王ハチとなる雌を探し、その雌を巡って戦い、戦いに勝ったものが交尾し、交尾を遂げたら死ぬ。しかもその雌は何度も交尾し、そのたびに雄ハチは死んでゆく。それ以外の役立たずの雄ハチは巣から追い出されてしまうという。女王ハチの食物はロイヤルゼリーだけであり、そのおかげで6年間ぐらい長生きするが、その他の雌である働きハチは蜂蜜と花粉だけだそうである。その寿命は1年であるという。
アリの社会では、多くのアリたちの場合、女王アリ、働きアリ、兵隊アリ、雄アリの他、処女女王アリがいるという。ミツバチの場合、侵入者に対しては働きハチがその排除のため戦うのであろうが、アリの社会では兵隊アリというものがいるらしい。
人間の社会では、兵隊アリの役割を軍や警察などが担っている。国と国の間で緊張が走るのは、その軍が外に向かって何か行動を起こす場合である。軍は政府によってコントロールされているが、政府はいちいち細かいところまではコントロールできないし、しない。例えば領海・領空すれすれに行動したり、時には相手の国の警戒範囲内に侵入して相手の出方を探ったりする行動を、その都度コントロールしてはいない。
これを人間の身体に譬えれば、人間の行為について頭脳が判断して行動を起こす場合と、手足が無意識に動く場合があるが、後者の場合、条件反射的に動くものである。条件反射といってもその反射行為が無意識にできるようになるまで訓練が必要である。
軍は条件反射的に行動するように訓練されている。哨戒活動も偵察行動として行う領空・領海侵犯活動も、みなそのような訓練に基づき行われる。
わが国は中国と友好関係にある。その友好を一層深めようとお互いの政府レベルでは真剣な努力が続けられている。軍(わが国は自衛隊)同士でも親善のための交流は続けられている。その一方で、相手に警戒心を起こさせるような軍事行動を続けている。それが現実の世界である。口先だけの善隣友好では、相手から尊重も尊敬もされないのだ。そのことを分かっていない人たちが声を大にして「平和」「平和」と叫ぶ。マスコミはその運動を過大評価して、「○○に何万人の市民が集った。」と報道する。無知な大衆はその報道に扇動される。そこが似非平和主義者たちの付け目である。
わが陸軍(陸上自衛隊)は、中国の脅威に対処し、中国軍の進出を抑止するため、沖縄に一個旅団を新編した。もし沖縄からアメリカ海軍が撤退したならば、わが国は独力でその軍事的空白を埋めなければならない。防衛省はこの一市井の老人の憂いを払拭してくれるように努力していると思う。たとえ政府の中枢がボンクラ頭になったとしても、国の背骨としての軍(自衛隊)は、しっかりやってくれていると思う。
「ブッダ感興のことば」第2章を続ける。
16 愚人は享楽のために害される。しかしこの世で自己を求める人々は害されない。享楽を妄執するがゆえに、愚者は他人をも自分をも害う。
2009年12月20日日曜日
集団の自存と闘争・・・政党ごとの手法の違い(20091220)
地上のあらゆる生き物は自らの命をつなぎ、存続させようとする。ウイルスさえもである。他の生物を食べ物とする生物はその存続のため自らの存続を脅かそうとする他の生物から身を護り、種の存続を図ろうとする。イワシや小型の渡り鳥などは群れをなすことにより全体を大きく見せ、自らを護り、種の存続を図っている。生き残ることが少ない生き物は子孫をできるだけ多く作り、その成長の過程で非常に多くのものを他の生物に食べられても種が存続できるようにしている。
人間も生き物である。人間集団も大きな‘生き物’である。そういう意味では一つの国も‘生き物’である。‘生き物’はそれぞれ自らの存続と繁栄を目指している。この度、ようやくCOP15でCO2 削減の数値を決めない形で全員参加の合意ができた。これも国々の集団という地球規模の‘大きな生き物’が自らの存続を図ろうとしているためである。
21世紀に入り、現生人類は20~15万年まえアフリカで誕生したことが判ってきた。今生人類は6万年前ごろからユーラシア大陸を初め世界の各地に拡散していったと考えられている。イヴは一人だったというわけではないと言うことである。おそらくあるチンパンジーの集団で突然変異が起こり、2足歩行が上手な一団が生れたのであろう。類人猿と人とは遺伝子が1パーセントしか違っていないという。
人類は皆兄弟姉妹である。その兄弟姉妹の子孫は世界各地で社会を構成し、それぞれの社会集団がそれぞれ自らの存続のため他の社会集団と衝突したり、結合したりして国というものになっていった。
人類は皆兄弟姉妹である。その兄弟姉妹の子孫は世界各地で社会を構成し、それぞれの社会集団がそれぞれ自らの存続のため他の社会集団と衝突したり、結合したりして国というものになっていった。
世界にはまだ紛争が絶えず、殺し合いがあちこちで起きている。国と国同士の悲惨な争いは徐々に無くなってきつつあるようであるが、完全になくなることはあってもまだまだ数世紀以上も後のことであろう。その一方で、国の垣根を越えた人々の集団が争いを起こしている。テロリストたちはがん細胞の塊のようである。その塊から普通の検査では判らないような小さな細胞が世界中に拡がっている。日本にもアルカーイダのメンバーが潜入したことが後で判明したことがあったが、今でも潜入して秘かに活動をしているかもしれない。中国に本拠を置く蛇頭のメンバーは日本で犯罪を繰り返している。
このように他者の存続を妨げようとする決して勢力は無くならない。国と国同士仲良くしようと努力が続けられる一方で、軍備の増強は続けられている。核兵器を手にした国はその核兵器を決して手放すことはない。核兵器による防衛の絶大な効果を知っている弱小の国は何としてもその核兵器を手にしようとしている。
ヨーロッパはイギリスとフランスが核兵器を保有している。そのヨーロッパは一つの国にまとまる道を歩んでいる。EUに大統領が誕生した。日本はアメリカとの同盟関係で核兵器をもたずとも隣接する核保有国に対峙することが出来ている。
社民党は非武装中立という理念を掲げている政党である。その政党と連立を組まざるを得なかった民主党は普天間基地の問題で苦慮している。民主党はその存続と繁栄を目指して社民党と国民新党両党と連立政権を組んだ。その連立政権は企業よりも個人に重点を置く個人消費の増加により経済の発展を目指している。
一方旧政権は企業の発展による個人消費の増加を目指し、個人にも目を向けていた。新政権と旧政権とでは日本の存続と繁栄のためどうするかという手法が異なっている。しかしいずれも安全保障という視点を最重要視してはいない。政治家たちに「集団の自存」に関する哲学観がないと男は感じている。
一方旧政権は企業の発展による個人消費の増加を目指し、個人にも目を向けていた。新政権と旧政権とでは日本の存続と繁栄のためどうするかという手法が異なっている。しかしいずれも安全保障という視点を最重要視してはいない。政治家たちに「集団の自存」に関する哲学観がないと男は感じている。
2009年11月2日月曜日
国を憂える・・(20091102)
関門海峡で27日、‘海軍’(男はそう呼ぶ)の‘駆逐艦’(汎用護衛艦には「DD」という記号がつくので男はそう呼ぶ)くらまが韓国籍のコンテナー運搬船カタリリナ・スター号と衝突し、乗組員3人が軽いけがをし、くらまの艦首は大きく損傷し、コンテナー船も右舷が損傷した。くらまは相模湾で行われた観艦式の帰路、母港佐世保に向かう途中であった。どちらに操舵ミスがあったか不明であるが、関門海峡では速度の異なる多くの船が往来しており、第七管区関門海峡交通センターが追い越しなどのアドバイスをしているという。
同センターはカタリナ・スター号の左舷側をのろのろ進んでいる貨物船があり、カタリナ・スター号にその貨物船を追い越すように指示を出した。そのためカタリナ・スター号は左に舵を切ってその貨物船を追い越した。そのとき反対側(下関海側)から定められた航路を直進していたくらまの艦首がカタリナ・スター号の右舷横腹に衝突した。海峡交通センターは追い越しなどのアドバイスは行うが、航行の安全を保つのはあくまで船舶側にあるという。件のカタリナ・スター号はそのアドバイスを「コントロール(管制)」と勘違いした可能性があるという。男は、もしそれがアドバイスというのであるならば指示の言葉の前に「これはアドバイスであり。安全確認の上舵をきれ」という言葉を付すべきではなかったかと思う。これは「プロシージャ(手順)」の制定の問題ではないかと思う。
それとは別に、駆逐艦側に気の緩みはなかったか、と思う。このところ‘軍人’(男はそう呼ぶ)たちの士気を削ぐようなことを‘軍’(男はそう呼ぶ)の最高指揮官らが発言していることとは全く無関係だろうか?
今日(28日)アフガニスタンの国連関係施設をテロリストたちが襲撃し、外国人職員6名を含む国連職員12人が死亡、9名が負傷したという。幸いその中には日本人職員は含まれていなかったがアメリカ人1名が犠牲になった。岡田外相はインド洋の給油活動を止めてソマリヤ沖で海賊対策を行っている各国の軍艦に対し給油活動を行うことを提案している。その目的は何なのか?給油を受けながら海域を監視しているがテロリストが乗っている船はいなくなって監視する軍艦も減ってきたからだという。しかしフランス海軍やパキスタン海軍には感謝され続けているのだ。しかもその海域はわが国へ石油などを運ぶ船が通るところなのだ。インド洋での給油活動はアフガニスタンからも感謝されている。インド洋からの撤退が「国のため」なのか?また、補給艦をソマリヤ沖で活動させるという考え方も唐突で、遠く故国を離れ国のため一生懸命頑張っているわが‘海軍’(男はそう呼ぶ)の兵たちに大変失礼ではないか、男は怒りを込めてそう思う。
男は民主党には政官業の癒着問題の解決や教育貧乏者の解消や子育て支援などを期待しているが、どうも軍というもの対するセンスがずれているような民主党の考え方にいらだちを覚えざるを得ない。日本には「軍事は外交の有力な手段である」という基本的な考え方がない。アメリカも中国もロシアも明らかに軍事を外交の有力な手段として行動している。日本はアメリカとの無謀な戦争に負けてすっかり腰ぬけになってしまったのではないか?
近隣諸国とほほ笑みの友愛精神だけで万事うまくゆくのだろうか? もしそれが一時的にうまくいったとしても、果たして長続きするだろうか?過去の事例はどうだったか?
アメリカは中国と緊密な仲になってゆくことだろう。ロシアも黙って指をくわえて見てはいないだろう。南北朝鮮はいずれ統一されるだろう。所詮世界の国々は国益や権益を目指してぶっつかりあうものなのだ。
折からアメリカのクリントン国務長官が隠密行動でパキスタンを訪れ、タリバンの襲撃で命を失った非常に多くのパキスタン人のことを悼み、テロリストの撲滅に「shoulder to shoulder」と言明した。先日はアメリカ軍の兵士が多数戦死した。日本の同盟国アメリカは、血を流しながらテロと戦っているのだ。
アフガニスタンではタリバンのテロリストの手によりアメリカ民間人が命を失った。アメリカはまさに血を流してテロリストたちと戦っている。それにくらべ日本はインド洋での給油活動から手を引き、アフガニスタンへの‘軍(自衛隊)’の派遣も出来ない。
誰でも皆「日本の若者を戦場に送りたくない」と思っている。男も全く同じ気持ちである。しかしアメリカの核の傘の下で守られたい。そもそも日本は中身が実質‘軍’であっても、‘軍’というものを持ちたくない。そういう言葉は使いたくない。それはどこか変ではないか? 悲しいことであるが、人間を動物と同じレベルで考えるならば、理性はあってもその下の深層に動物の本能がうごめいているのだ。綺麗事ばかり言っていたら「誇りある」自存はできないのだ。勿論、力は武力が最も大きな要素ではない。国のあらゆる力の総合が本当の力である。しかし武力なしではその総合力が発揮できないのだ。総合力は各力の足し算ではなく、掛け算なのだ。相手が軍事力を誇示(ディスプレイ)すれば、当方もそれ以上の軍事力をディスプレイしないと相手を屈服させることはできないのだ。勿論、同盟国が協同でディスプレイすれば一国でそれを行うよりははるかに安価で容易にそれを示すことができる。それこそが同盟なのだ。
鳩山総理も岡田外相もそのことについてどう考えているのか? 早速北朝鮮は「日米間に亀裂が走っている」と大喜びしている。アメリカは日本のことを「世界でもっとも厄介な同盟国だ」とはっきり言っている。男はそのような政府を持ったことを悲しんでいる。
自民党の谷垣総裁らが代表質問に立ったが、日米同盟の重要性について突っ込んだ質問はなかった。自民党も民主党も、本当に国のことを憂えているのか? 一般の大衆に受けるようなことばかりに熱心なのではないか? こういう状態を憂え国民を正しい方向に導くのが政府の役目であり、その政府の中核は優秀な官僚群であるべきである。自民党も民主党も官僚たたきをしているが、官僚を国の重要な中核に位置付け官僚を正しく育てる理念を持ち合わせていない。どちらも官僚出身国会議員は多数いるが、みな志を欠いている。
男はそのように国を憂えているのであるが悲観しているわけではない。
歴史は動いている。矛盾が徐々に膨らんでくるとその矛盾を解消する方向に力が動き、正反合、正反合とアウフヘーベンしてゆくのだ。ただかつて途中で止められず悲惨な結果に終わった日本の戦争のようなことが再び起きないような、賢い反省と未来に向けた賢い方策をうち立てることが必要である。政治はただ弱者に目を向けることだけではなく、国家100年の計についてもしかりとした理念をもって行われるべきである。心ある政治家たちはそのことをちゃんと考えてくれてはいると男は思うのであるが・・・。
歴史は動いている。矛盾が徐々に膨らんでくるとその矛盾を解消する方向に力が動き、正反合、正反合とアウフヘーベンしてゆくのだ。ただかつて途中で止められず悲惨な結果に終わった日本の戦争のようなことが再び起きないような、賢い反省と未来に向けた賢い方策をうち立てることが必要である。政治はただ弱者に目を向けることだけではなく、国家100年の計についてもしかりとした理念をもって行われるべきである。心ある政治家たちはそのことをちゃんと考えてくれてはいると男は思うのであるが・・・。
(関連記事「志ある政治家は少ない(20090923)」)
2009年10月27日火曜日
坂の上の雲(20091027)
この秋からNHKスペシャルドラマが放映されると言う。男は若い頃通勤途上の電車の中で司馬遼太郎『坂の上の雲』を読んでいた。この齢になってもう一度その本を読んでみたいと思っていたが、ドラマ放映を機会にその本を読みなおすつもりである。
たまたま立ち寄った書店で『文芸春秋 12月増刊号 坂の上の雲と司馬遼太郎』という本が目にとまったので、それを購入した。販売価格1000円である。『坂の上の雲』は図書館で借りてきて読むことにしている。
この本のページをめくると秋山真之役を演じる俳優本木雅弘インタビューが目にとまった。彼は「『坂の上の雲』は・・日本という国の資質と魅力を再認識できるところにある」と語っている。男はこのドラマが日本人の眠っている心を呼び起こすことになるだろうと思う。
男は頼山陽の作詩『百済を復す』についてその詩を長詩の形式で作って講釈し、その詩に自分で吟譜を付けて自分が主宰する詩吟の会でも教え、ブログでも公開している。友人はそのブログを見てくれて「頑張っているね」と言ってくれた。男がこの吟詠と講釈に情熱を燃やすのは、平和ボケして眠っている日本人の目を覚まさせてやりたい、せめて自分の子や孫には分かってもらいたい、と願うからである。(関連、ブログ「詩吟」URL http://shimpoo.blogspot.com/ 特別吟題『百済を復す』に寄せて)
男が買った『文芸春秋 12月増刊号 坂の上の雲と司馬遼太郎』の中で東京大学名誉教授鳥海靖氏は「私は、明治日本は列強の「東アジアへの進出の激化に直面して、一歩誤ればこれに飲み込まれ兼ねないという強烈な対外危機意識と、国家の独立を維持・強化し、国際社会の中で欧米列強と対抗し得る富強な国家を建設するという大きな国家目標を人々が共有しつつ、懸命に国づくりを進めた時代だったと思っている。・・・日露戦争の主戦場が日本でもロシアでもなく、韓国と清国の国土だった冷静な歴史的事実も念頭において欲しい。」と語っている。
確かに戦前日本は朝鮮半島を領有し、人々に苦しみを与えた事実は否めない。しかし日本は正当な手続きで清国(当時の中国)に朝鮮半島の宗主権を放棄させ、朝鮮半島の支配を狙っていたロシアを駆逐し、彼の地に鉄道や通信のインフラを整備し、教育制度を確立したのである。男の父も彼の地で小学校や青少年の訓導に携わっていた。
中国は今でも北朝鮮と緊密な連携を保ち、毛沢東の時代には北朝鮮軍と協同で現在の韓国の南部まで侵攻し、朝鮮半島を支配下に置こうとした。ロシアは今でも大陸鉄道をプサンまで延伸したいという希望を抱いている。663年白村江での戦い以降新羅が唐軍を駆逐して朝鮮半島を統一したように南北の融和が進み朝鮮半島が統一されれば、その時日本はどういう状況に置かれることになるだろうか?(関連記事「663年朝鮮半島白村江の戦い(20091003)」)
男は、鳩山新政権が緊密な、しかし対等な日米関係を標榜しつつ、東アジア共同体構想も推進しようとしていることに深い関心を抱いている。国の背骨となるべき‘軍’は存在しないが、自衛隊ではあの田母神空幕長解任事件以降どのような精神教育を行っているのだろうか気になっている。(関連記事「ミサイル一発喰らわないと目が覚めないのか?(20090827)」)
2009年9月23日水曜日
志ある政治家は少ない(20090923)
自民党は次期総裁選挙に3人が立候補した。3人の候補者の主張は、谷垣氏が「高速道路建設の意義」をアピールし、西村氏は「必要な公共投資はやらなくてはいけない」と強調し、河野氏は「小泉構造改革路線継続」を訴えた。
男は将来日本の首相になるかもしれない3人の志の低さに失望した。誰も国のことよりは地方のことだけに目を向け、自民党の再生のことだけに目を向けているかのようである。この度の選挙で初当選した小泉元首相のご二男・進次郎氏(27)の方が余程しっかりしているように男には思えた。彼は三つの安全保障を掲げ、その第一番目に国の安全保障を強調した。さもありなん、彼は昨年夏ごろから、米国ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で日米関係の研究活動を行っていたという。
朝日新聞と読売新聞とでは政治的立場が違うが、昨日の読売新聞の「地球を読む」欄に、リチャード・アーミテージ元米国務副長官が寄稿している。彼はアメリカ海軍士官学校出である。彼は日米同盟の核心として。同盟は「日本の管轄下にある本土諸島と領土を、(アメリカは)自国と同じように防衛することを求めている。この神聖な義務は、米軍人の男女が、日本防衛のために血を流し、死ぬ用意があることを意味する」と書いている。
彼はこの寄稿文の中に「(北朝鮮は)偽礼と違法麻薬を製造し、兵器拡散の機会をうかがい続けている。こうした脅威に、我々が一緒に立ち向かうことは有意義ではないだろうか」と言っている。渡米した鳩山首相はこの寄稿文を読んだだろうか? 岡田外相はどうであろうか? 多分事務方から出されるスクラップ記事集は多すぎて目を通す暇もないことであろう。結局、お二人とも政治家としての資質と教養が表に出てしまうだろう。アメリカ側に「日本の指導者たちは・・」と失望されなければよいが・・・。
そのような時でも変わらぬ精神を保ちつづけ、日本の危機のとき力を発揮できるのは軍である。軍は国の背骨である。自衛隊は軍という名誉ある地位を与えられない日陰者であるが、自衛官たちは自らが軍人として、国家危急の時に備え、精神と力を鍛錬し続けて欲しい。「アメリカの核の傘は欲しい。でも一緒にその傘の柄を持つのはイヤ!」という妾の根性のような多くの日本人、それに色目を使う小粒の政治家たち、そういうわが国の現状にあっても、自衛隊は、自衛官たちは、耐えて、耐えて頑張って欲しい!(関連ブログ「地震災害への備え、核の圧力への備え(20090907)」)
さて小泉元首相が北朝鮮との間で取り交わした「日朝平壌宣言」のことについて、新しい国家公安委員長で拉致問題担当の中井氏は、「北朝鮮はこの宣言により拉致問題は解決済みとの立場である」という。男は改めて「日朝平壌宣言」なるものを調べてみた。全文後に掲げるとおりである。これを読んでみると、外交上の取引があって当局は相当苦労したと思うが、中井氏の言うとおりであると思った。小泉元首相は不本意ながら外務省が作成した宣言草案に納得してああいう宣言となったのかもしれないが、北朝鮮に一本取られていた感じである。拉致問題はこの宣言文に一言も出ていない。
朝鮮半島の北部は古来、日本との間で緊張関係にあった地域である。今の北朝鮮の指導者はその子孫であるかもしれない。戦後、歴史学者が「好太王碑(広開土王碑)」に書かれている「倭軍が攻め込んできたが撃退した」と言う趣旨の記述は、当時の参謀本部が国威高揚のための作り話で碑文そのものを改ざんしたということを主張したということであるが、史実は4世紀はじめ日本(当時の倭国)は朝鮮半島南部の一地域に勢力を置き、百済と連合して北部と対峙していたようである。(関連ブログ「古代筑紫(九州)の大王の話~戦後の歴史教育を憂える~(20090909)」)
自民党総裁選立候補者の3人は、「国よりは地方」とか「自民党敗因の分析」とか「自民党再生」などに頭を使うよりは、たとえ総裁選に敗れても自分の政治家としても志を訴えて欲しかった。もっとも、そのような「国を憂える」大志は持ち合わせていないのかもしれないが・・・。小泉進次郎氏よ、一日も早く首相になって欲しい、と男は思う。
『日朝平壌宣言』全文
平成14年9月17日
小泉純一郎日本国総理大臣と金正日朝鮮民主主義人民共和国国防委員長は、2002年9月17日、平壌で出会い会談を行った。
両首脳は、日朝間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立することが、双方の基本利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与するものとなるとの共通の認識を確認した。
1.双方は、この宣言に示された精神及び基本原則に従い、国交正常化を早期に実現させるため、あらゆる努力を傾注することとし、そのために2002年10月中に日朝国交正常化交渉を再開することとした。
双方は、相互の信頼関係に基づき、国交正常化の実現に至る過程においても、日朝間に存在する諸問題に誠意をもって取り組む強い決意を表明した。
2.日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。
双方は、日本側が朝鮮民主主義人民共和国側に対して、国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与及び国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施し、また、民間経済活動を支援する見地から国際協力銀行等による融資、信用供与等が実施されることが、この宣言の精神に合致するとの基本認識の下、国交正常化交渉において、経済協力の具体的な規模と内容を誠実に協議することとした。
双方は、国交正常化を実現するにあたっては、1945年8月15日以前に生じた事由に基づく両国及びその国民のすべての財産及び請求権を相互に放棄するとの基本原則に従い、国交正常化交渉においてこれを具体的に協議することとした。
双方は、在日朝鮮人の地位に関する問題及び文化財の問題については、国交正常化交渉において誠実に協議することとした。
3.双方は、国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認した。また、日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、朝鮮民主主義人民共和国側は、日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な措置をとることを確認した。
4.双方は、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するため、互いに協力していくことを確認した。
双方は、この地域の関係各国の間に、相互の信頼に基づく協力関係が構築されることの重要性を確認するとともに、この地域の関係国間の関係が正常化されるにつれ、地域の信頼醸成を図るための枠組みを整備していくことが重要であるとの認識を一にした。
双方は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した。また、双方は、核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図ることの必要性を確認した。
朝鮮民主主義人民共和国側は、この宣言の精神に従い、ミサイル発射のモラトリアムを2003年以降も更に延長していく意向を表明した。
双方は、安全保障にかかわる問題について協議を行っていくこととした。
(以下、省略)
2009年9月7日月曜日
地震災害への備え、核の圧力への備え(20090907)
東京直下型大地震発生時、避難所に収容しきれない人員は60万人あると予測されている。東京には政治経済の中枢が集中している。アメリカでは、9.11のテロ発生時、被害を受けた証券会社が2時間後予備の事業所で業務を再開したという。それはBCP(事業継続計画)に基づくものであるという。
わが国では富士通など一部の大企業でBCPが立ち上がり、訓練している。ある外資系企業ではその資本を出している欧米の国からの圧力で膨大な経費をかけてBCPを立ち上げている。アメリカでは9割の企業がBCPを既に立ち上げ、または立ち上げ準備中であるという。これに対してわが国では3割しかなく、その殆どが準備中の状態である。
何故アメリカなどではそのように真剣に取り組んでいるのにわが国ではお粗末なのか?
男はその原因を、戦後わが国の統治機構が軍隊というものを忌み嫌ってきた、少なくとも敬遠してきたことにあると考える。軍隊は常に非常時の備えを最優先に考える。統治機構の人たちが軍人のものの考え方やセンスを少しでも身につけていれば、BCPなどにコストをかけなかったため起きる損失とコストとの比較をしてみようという考え方も生まれるであろうし、‘無知な’一般大衆にものの考え方を‘啓蒙’することもできるだろう。
東京直下型の大地震が発生した場合、生活の継続もできなくなる状況も生じることが予想されている。水がない、食料が手に入らない、医療も満足に受けられない、といった状況が生まれるのだ。自分の命は自分で守る、という考え方を日頃から心がけ、順部を怠りなくやっておかないと、とんでもないことになる。男は日頃から非常持ち出し物品をまとめていつでも持ち出せるようにしている。その中には若干の食料や水や携帯トイレなども入っている。しかし、それは十分な量ではない。20リットル入り水タンク、10日分以上の非常用糧食など、まだ準備不足である。家具類の転倒防止対策も講じてあるが、食器棚や書棚などの扉が開き、中の物が問い散ることを防ぐ対策はまだできていない。
今日(6日)町で防災訓練があり、男は近所の人たち7、8人とともに訓練会場に行った。会場では防災組織と人の確認、三角布の使用訓練、消防団の訓練などが行われた。これは毎年行われていて、毎年少しずつ内容を変えていると説明があったが、男は、訓練の内容はその程度でよいと思った。それよりも、「自分の命は自分で守る」ことを強調するキャンペーンを国を挙げて実施したらどうであろうかと思う。
日本人はとかく情緒的になりやすいのかもしれない。「憲法9条を守れ」「核の持ち込みは反対」などと叫ぶ人たちも、「アメリカの核の傘は必要」と言う。これは言い換えれば「旦那が握る核の傘の柄に手を添えることはしたくないが、旦那に寄り添って傘の下にはいりたい」ということである。旦那はアメリカ、妾は日本ということになる。
民主党はアメリカと対等な関係を築くという。男は、民主党は「日本も核武装する意思がある」と言わなければならないと思う。「PKFに自衛(軍)を派遣する」と言わねばならぬ。「公務員に労働基本権を与える」「在日外国人に参政権を与える」などと言ってはならなないと思う。男は社民党などの女性議員が声を張り上げて「自衛隊の海外派遣は反対」「憲法9条を守れ」「暮らしと命を大事に」と叫ぶことに嫌悪感を持っている。しかし、多様な考え方は尊重する。しかし、男性議員たちが国の背骨の精神、武士道の魂を持ち合わせていない不甲斐なさにも腹が立っている。
2009年8月27日木曜日
ミサイル一発喰らわないと目が覚めないのか?(20090827)
新型インフルエンザが流行している。ニュースによるとワクチンの製造は大幅に遅れていてその使用について優先順位を決める会議ではまだ結論が出ていないというし、医療機関同士の連携協力関係が構築されている自治体は岡山県だけだという。政府はワクチンの輸入を試みている。医療機関ではサービスの限界を超える患者が殺到した場合のことを懸念している。政府はこれまでいろいろ対策を講じてきていると思うが、男はなにか歯がゆさを感じる。それは、日本人は、問題の存在に気がついていてもその問題への対処策が遅れたり不十分だったりすることに慣れっこになっているのではないかということである。
日本人は、一発がつんとやられるまで目が覚めないのだ。今回の事態はずい分前から予想されていたことである。なぜもっと早くからワクチンの製造が順調に進まない状況に対処していなかったのか?イギリスでは全国民分のワクチンが既に準備されているというではないか!よく縦割り行政の弊害というが、男はそれだけが問題ではないと思う。
民主党は役人を減らすと盛んに言う。男はむしろ必要な部署には役人を増やすべきであると思う。安全、安心に関わる部署の役人の数は十分ではないと思う。安全や安心のためにはコストがかかるのだ。
今日の新聞を読んで男はその念を一層強くした。自民党は「企業を通じ賃金を増やして消費の拡大を図る」と言い、民主党は「家計に直接支給して消費拡大を図る」と言う。国民新党は郵政民営化の批判ばかりしている。選挙公報が配布されたが読んでみると、民主党は「政権交替で暮らしを守る、変わるのはあなたの生活です。」と紙面のトップに掲げ、自民党は「日本を守る責任力」と掲げている。公明党は「生活を守り抜く」と掲げている。幸福実現党をのぞいてどの党も国の防衛については触れていない。ただし、男は日本の将来のために、この党が出てくることには十分警戒が必要であると思う。
日本人は、新型インフルエンザで何千人か死んだり、某国からミサイルを撃ち込まれたりしない限り目が覚めないのだ!国の形は人間の形にたとえて考えれば分かりやすい。人間の知能、精神、知覚力、手足の力、免疫力、学習、鍛錬、道具や器具などと国のそれらに類似する部分をくらべてみて、日本と言う国の形として改善しなければならない部分は何か、そこのところをどの政党も全く考えていないように見える。
自民党以外のどの党も、票集めのため「経済」とか「暮らし」とか「生活」とかいうキャッチフレーズを大見出しで掲げている。一般大衆がそういう言葉に惹かれて投票し、自民党は野に下ってしまうことになるだろう。その結果もしわが国の安全が脅かされるような事態にでもなれば、そのとき初めて一般大衆は目が覚めるのだ。
しかし、しかしである。男は、政治家たちはなぜ一般大衆に対して国の背骨である軍事力の重要性を説明しようとしないのであるかと思う。もし、政治家たちが党派を超えて軍事に関する勉強会を開くようになったら、一般大衆の目が覚めるまえに、安全保障上の問題が起きないように一般大衆を啓発することができるようになるのではないかと思う。
2009年8月8日土曜日
国家の背骨の精神を考えよ(20090808)
今月30日の衆議員議員の選挙に向けて各党は政策を訴えるのに懸命である。日曜討論会では子供手当のことが議論されていた。子供の養育については各党それぞれ表には直接出さないが、潜在的基本的な考え方、すなわち子供は未来を担う社会の宝と考えることは同じであると思う。そのため社会がどう関わるかという具体的方法については、各党まちまちな考え方をしている。子供の養育について自民党は社会的支援を与えるべき家庭をその家の所得を考慮して決めようと考える。一方民主党は家庭所得に関係なく一律にしようと考える。その他の党もそれぞれ視点が違う。違っていて当然である。
ところが、各党とも一番肝心な視点が抜けていると男は考える。それは、国家として子供たちをどう育て上げるべきかという視点である。動物たちは種族を保存するために本能的な行動をする。それは動物の種類によってそれぞれ生物学的特質が違っているので、その違いに応じてそれぞれ違っている。国家もその成り立ちや資源や国土の大きさや地政学的状況などによって当然違って然るべきである。わが日本国家として国家の将来を担う子供たちをどのように育て上げ、国家の存続、繁栄を守ろうとするのかという視点がまずあって、その上でわが国の現状に見合う対策はこうである、という考え方をすべきである、と男は考える。「子供は国の宝であるから今更そのようなことを取り上げなくても皆分かっていることである。」と各党は思っているのだろうか?
善きにつけ悪しきにつけ明治憲法下では子供を育てる上での国家の目標があった。国家としての秩序があった。だからわが国は開国後非常に短い期間で世界の列強に伍する力を身につけることができた。今年横浜開港150周年が祝われている。長い鎖国の夢から覚めた日本人はドイツやフランスやイギリスやアメリカから優秀な人材を非常に高い報酬で雇い入れ、急ピッチで日本の近代化を推し進めた。海外に出て活躍していた多くの中国人たちに居留地を与えて日本と列強諸国を結びつける役目を担わせた。士族も平民も、また最下層の人たちも四民平等にし、貧乏人の子供でも優秀な子供には社会が教育の機会を与え、国家の発展に必要な人材の育成を推進した。当時の政府も国民も日本国家としての問題を共有していた。「御国の為」という言葉を誰もが日常に使っていた。
今自民党も各党もそのようなことは棚に上げ、国の繁栄、国民の所得を増やして豊かになるといった経済的なことだけに視点をおいて政策を議論している。男に言わせれば「どいつもこいつも旦那に媚を売る妾のような根性の持ち主のようなもの」である。確かに選挙に勝たなければどうにもならないであろう。しかし、国家としての筋道を立てるためならたとえ選挙に負けても構わないという気骨を秘めた政党が、人気取りではない、しっかり地に足のついた政策を掲げて国民に信を問うようになって欲しいと男は思う。自民党は国民の人気を落とすようなことを多少述べてはいるが及び腰である。
民主党は官僚の数を減らすと言っているが、しっかりとした官僚組織あってこそ国は成り立つ。その視点の上で天下り対策等現状の問題の解決法を国民に問うべきである。民主党は「政権交代願望症候群」で、地に足のつかない人気取り政策を前面に押し出している。
男は立候補者たち、政党のリーダーたち、中央官庁の官僚たちに対して、古の昔からわが日本国はどのような国家体制で近現代に至るまでの歴史を辿ってきたかよく勉強し、国家の背骨の精神が何であるかということついて改めて思いを致して欲しいと願っている。
2009年6月26日金曜日
観光立国(20090626)
最近景気が少し上向いてきたとの観測である。アメリカがくしゃみすれば日本もくしゃみするような弱さから、わが国は脱却することができる国策を講じるべきであると男は思う。観光庁ができ、消費者庁ができれば、わが国は外国からの影響をあまり受けなくなるように出来るだろうか?
大井川SL鉄道列車に乗ってみた。C11型という古い機関車がエアコンのない古い客車を牽引している。車内で車掌がハーモニカを吹き童謡を演奏している。乗客はみな手拍子で唱和しながら、トンネルに入るたびに急いで窓を開け閉めしている。沿線の風景は大正・昭和の時代にほど遠く、この鉄道は電化されているので架線が見える。客車の外壁の鉄板はあちこち発錆の後をペンキで厚塗りして隠している。ただ古いだけであり、乗客はその古いものに感傷的になっているだけである。と、言ってしまえば、「人はそれぞれ考え方や感じ方が違うのだから、批判すべきではない」と非難されそうである。
しかし男は「いつまでも古い遺産に頼ってばかりいては、観光事業は発展しないだろう」と思う。外見は古くレトロ調で中身はモダンで、乗務員や売り子は明治・大正時代風なSL風の観光列車を開発して観光客を呼び込んだらどうだろうか。九州の博多~湯布院間で「湯布院の森」号という観光列車が走っていて大変人気を博している。博多や湯布院の駅のホームで「湯布院の森」号と一緒に写真に写る人たちが多い。格好がよい制服の女性の車掌さんが客の求めに応じてカメラのシャッターを押してやるなどサービスに努めている。この線路は電化されておらずジーゼル駆動の列車が走っている。沿線の景色も大変美しい。この列車のユニークなデザインが沿線の風景によく合っている。特に筑後平野、日田盆地、玖珠盆地から由布岳に至る風景が美しい。
もしこの線に「湯布院の森」号だけではなく、煙は吐くが水蒸気だけであり、汽笛や発生する音は全く蒸気機関車のそれであるが、駆動は大部分を自然エネルギー利用の電気モーターであり、石炭投入口の中は石炭が実際に燃えているように見えるが、実は家庭用電気暖炉のような仕掛けのものである機関車が、外見は古く見せかけているが車内はモダンで清潔な4、5両の客車を引っ張る観光列車が走るようになれば、大変な人気になるのではないかと男は空想している。大井川鉄道のようにただ古いだけでは遺産を食いつぶすだけである。これはいずれ姿を消すものだ。未来に向けた発展の希望がない。夢がない。
男は観光庁のホームページを見て、そのホームページは新鮮味が全くないと思った。この役所の理念は①わが国経済社会の活性化、②活力に満ちた地域社会の実現の促進、③国際相互理解の増進、などなど。これらに貢献すると書かれている。「貢献する」のであって、国としてなぜ「貢献しなければならないのか」ということが分からない。わが国はなぜ「観光立国」を実現しなければならないのかということが分からない。
わが国の観光資源の開発・利用は、わが国をたとえアメリカがくしゃみしても影響されない強い国にするためではないのか。わが国はあらゆる分野で強い国であるべきではないのか。かつて明治時代に「富国強兵」の理念があったが、今の日本にはそのような男らしい理念がない。平和ボケした国民の目を覚ますリーダーシップがないのだ。
2009年6月16日火曜日
武士の魂(20090616)
人は他人を差別したがる存在である。男は自分自身のことを省みてもそのことは首肯できる。「いや、私は他人を絶対に差別しない。」という女に、「じゃ、あなたは何故化粧するのですか?」と問えば、きっとこんな返事が返ってくるだろう。例えば、「できるだけ自分を美しく見せたいからだ」とか「化粧すれば自分の心が安らぐから」と。
以下は男の独り言である。差しさわりがあれば聞かなかったことにして戴きたい。
人は誰でも自分が他人より見劣りしないように、少なくとも他人と肩を並べ、できれば他人より優位に立ちたい、と思う存在である。貧乏よりは金持ちの方が良い。背が低いよりは高い方が良い。学歴がないよりは、一流の大学出の方が良い。安物を着ている人よりは、センスのある小ざっぱりした身なりの人の方が良い。○○新聞を取っている人のほうが、△△新聞を取っている人よりも上等だ(自分自身は必ずしも上等ではないくせにだ)と内心思っていることなどなど、数え上げればきりがないほどである。
自分が他人よりも少しでも優位に立てるようにしたいと願うのは自然の理にかなっている。その気持ちがなければ個人としても進歩がないし、家庭としても、組織としても、社会としても、国としても進歩・発展がない。競争がなければ何事も進歩発展はない。
しかし、自分が他人よりも優位に立っているからと言って他人をあからさまに見下げる者は、その言動・無意識の態度・表情のため他人より上位に立つことはできない。
「先生」と呼ばれる人たちには三通りあって、一つはバッジや白衣で権威づけないと自分を「先生」と呼んでくれないと意識的にせよ無意識的にせよ思っている人たちである。一つはそんなものはなくても、誰もが心から尊敬して「先生」と思うような人たちである。もう一つは学校の先生である。学校の先生はだれでも抵抗感なく自然に「先生」と呼び、自分自身も子供たちや生徒たちに自分のことを「先生は・・」と言っている。
人を家や社会や国家に置き換えても同じことが言える。「能ある鷹は爪を隠す」という諺があるが、真に力のある国は虚勢を張らなくても尊敬されるだろう。わが日本は「腰に氷刀」を差し、文武両道に優れ、高い教養と洞察力・判断力・実行力を持っている「武士」の如くあれば、他国はわが日本に一目も二目もおいて接してくる筈である。武士の魂を忘れ、志よりも一般大衆の情に迎合しているのが今の日本の状態である。
悲しいかな、我が腰に「氷刀」なく、妾のごとく旦那の庇護に甘え、ごろつきの脅迫に怯え、周囲に媚びてなんとか身の安全と繁栄を保とうとしている。他人様から「お前が悪い」と言われれば、事を荒立てず何とか穏便にやり過ごそうとしている。(いや、してきた!)元航空幕僚長であった田母神氏は当たり前のことをはっきり言ったため、己の立場を考えないその言動は不行き届きであると処罰された。昔ならば「切腹させられた」。
GDP世界第二位だから偉いのではない。優れた実業家や優れた商業人が、必ずしも立派な「武士」ではない。金さえあれば相手は尊敬してくれるのではない。金は確かに力の源泉であるが目に見えるものである。目には見えないもの、それが「武士の魂」である。
「武士」が兼ね備えるべき資質と精神を国のリーダー達はよく解っていてほしいと思う。ま、そういうリーダーを選ぶ仕組みが我が国に欠けているのかもしれないが・・・。
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