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2014年10月3日金曜日

20141003輪廻転生について考える


 人間は60兆個・200種類の細胞で構成されている。その60兆個の細胞のうち800億個が脳の細胞である。脳の一個の細胞には1万本ものスパイン(spine)と呼ばれるとげ状の突起がある。人間の脳の細胞同士はとげ状の突起(spine)をつなぎ合わせてネットワークを構成している。実際につながってネットワークになるのはスパインの一部である。

このネットワークは6歳ごろまでの間に完成すると言われている。その後は学習や訓練によってネットワークの個々の線(軸索)の太さが増加する。そのネットワークの個々の軸索が太くなることによって信号の伝達速度が向上する。信号の伝達速度が向上すればするほど、その人の能力は高まる。脳内に完成した細胞ネットワークは学習や訓練によってそのネットワークの軸索が太くなってゆく。6歳ごろまでに完成された脳内ネットワークの良否だけではなく、その後の学習や訓練によってその人の能力が決定されるのである。

人間の脳にはそのネットワークの軸索を太くする働きをする細胞(オリゴデンドロイサイトoligodendrocyte)や必要なタンパク質を運搬する細胞(分子モーターmolecular motors)が存在している。オリゴデンドロサイトは繋ぎ合った細胞同士の軸索の上を移動しながら脂肪でできた腕をその軸索に巻き付けて軸索を太くしてゆく。分子モーターは役割ごとに90種類ある。これらの細胞の働きは遺伝子の発現によるものである。

意識は感覚・感情・行動・記憶の各要素が統合されたものである。以前私は意識は人間にしか存在していないものであると思っていた。しかし上記の概念では意識は動物にも存在しているし、感情をプログラムされたコンピューターにも意識を持たせることは不可能ではないかもしれない。

 人間には言語がある。人間はその言語を用いて自分が意識したもの・体験したこと・他人が意識したこと・他人が体験したなどを詳細に記録し、後世に伝えることができる。人間は想像力を働かせて自分の意識を遠い過去から遠い未来まで拡げることができる。人間の意識は時空を超越するものであり、広大無辺・融通無碍・自由自在なものである。

 人間の意識は800億個もの脳神経細胞の活動によって作り出されるものである。その細胞のスパインの突起部分が他の脳神経細胞のスパインの突起部分と結合することにより意識が生まれる。意識の量はその脳神経細胞の数と脳神経細胞同士の結合の度合いの濃淡によって決まるものである。

 脳神経細胞を作り出し、一つの脳神経細胞のスパインと他の脳神経細胞のスパインとの間で結合を生じさせるものは遺伝情報である。遺伝子の発現によって意識を生み出す仕組みができる。人間は死ぬと脳神経細胞も消滅する。しかし遺伝情報は子孫に伝わる。また本人の遺伝情報は本人の骨など体の組織が残っている間は残る。子孫に伝わった遺伝情報はその子孫の意識の元となる。

 人の才能・素質は遺伝によるものが50%ぐらいあることが分かってきている。親から遺伝的に受け継いだ才能・素質を十分発揮できるかどうかはその人の運命ではなく、その人が成長・学習・訓練等に関する正しい知識を持っているかどうかによるものである。人は欲得に心を曇らせることなく物事を素直に受け止め、正しい知識によって最大の努力をすれば自然に自分の未来が開かれるものである。例え自分が自分の死に直面せざるを得ないような状況におかれたとしても、自分の死がある役割を担っていることを自覚することができれば何も苦しむことはないのである。仏教や易経はそのような自覚の仕方を教えるものである。つまらぬ雑学に時間を費やすよりはそのような教えを学ぶことに時間を費やすほうが余程良い。他者より上に自分を格付けしようとしてもがくことは愚かである。

 私は「意識は霊魂である。意識は脳内に碇を下して体全体を包んでいる」と考えている。人は死んでもその霊魂は何かの形で永遠に残る。過去世・現世・来世の因縁は人間だけのものである。「あの世」の存在の有無を科学で証明することは不可能である。しかし極めて素直に「あの世」の存在を信じることができる人は幸せである。

 われわれヒトの遺伝子の99%以上は他の生物の遺伝子と共有している。ヒトの遺伝子の53%は植物の遺伝子と共有し、残りの46%を動物と共有している。ヒトの遺伝子の個人間の差は僅か0.1%である。ヒトのDNAは約30億塩基対から成っているので、その0.1%、つまり300万塩基対の違いが個人間・人種間の形質の差をもたらしている。

 人間は地上のあらゆる生物と同根である。人間だけが特別な存在であるのではない。仏教では「あの世」の存在を肯定し、人は死後六道に輪廻転生するとしている。善男善女は死後新たな人間として「人間界」に生を受けるが、悪人は生前犯した罪の程度に応じて「修羅界」「地獄界」「餓鬼界」「畜生界」のいずれかに生を受けて苦しむことになる。


動物界の最上位に君臨する人間はほとんど同根の他の動物を殺して食べている。つまり人間は「畜生界」に生きている同根の動物を殺して食べている。善男善女はそういう人間である。他の動物を殺さなければ人間は生きては行けないのである。他人を殺すことは最もいけないことである。人間は他の動物を殺すことは必要最小限にし、その動物を憐れみ、その動物を存在させている大自然に感謝の気持ちを表明するべきである。野菜など植物とて人間と同根である。人間は畑の作物を大切に思う気持ちがなければならないのである。

2014年1月9日木曜日

20140107意識と仏教(終章)――意識の源と意識がつくるもの――

Consciousness and Buddhist last chapter
    ――What the source of consciousness and consciousness build――

 今年私は77歳になる。私はもうこれ以上日本の国の行く末のことを憂えることは止めた。私は李白の『山中問答』の詩文に共感している。下のURLはその『山中問答』を私自身が吟じているものである。私は「信風」という号で平成11年(2009年)3月以降毎月一題又は二題ずつ私の吟詠を投稿してきた。『山中問答』平成23年(2012年)11月に投稿したものである。私はときどきこれをダウンロードして聴いている。自分の吟詠であるがそれを聴くと何となくいい気分になる。

   山中問答(Shān zhōng wèn dá)   李白(Lĭ bái)
  問余何意棲碧山    Wèn  yú    hé   yì    qī    bì    shān 
笑而不答心自閑    Xiào  ér    bù   dá   xīn   zì    xián 
  桃花流水杳然去   Táo  huā   liú   shuĭ  yăo   rán   qù
別有天地非人間    Bié  yŏu   tiān   dì    fēi   rén   jiān

  余(よ)に問(と)う 何(なん)の意(い)あってか 碧山(へきざん)に 棲(す)むと
  笑(わら)って 答(こた)えず 心(こころ)(おのず)ずから 閑(かん)なり
  桃花(とうか)流水(りゅうすい)杳然(ようぜん)として去(さ)
  別(べつ)に 天地(てんち)の人間(じんかん)に 非(あら)ざる有(あ)


李白は阿部朝臣仲満(阿部仲麻呂)(中国名:朝衡又は晁衡)と交友関係があった。その仲麻呂は故国日本への望郷の思いが募っていたとき唐(当時の中国の王朝)の高級官吏として君主に忠義を尽くす立場であるが自分の両親への孝行ができないことは子として申し訳ないという詩を作った。仲麻呂は54歳の時君主(玄宗皇帝)から許されて帰国の船に乗ったがその船が嵐にあって難破しベトナムの海岸に漂着した。仲麻呂は都長安(今の西安)に戻り70歳で没した。仲麻呂が遭難したことを知った李白は仲麻呂が死んでしまったと思って仲麻呂を追悼する詩「晁卿衡を哭す」と題する詩を作っている。仲麻呂は唐の高級官吏だったので「晁衡」の間に「卿」の字を挟んでいる。

その仲麻呂の望郷の思いを詠った詩を私は下記URLで吟じている。


意識とは何か?意識はどのようにして生じるのか? 科学者たちは今後100年経っても意識を完全に解明することはできないかもしれないと言っている。意識は人間だけに存在しているものである。意識は人間の脳の活動に関係がある。言語・記憶・想像などは意識と深い関係がある。

人間の遺伝子は人間の性格や知能や感情に関与している。遺伝子は神経系の情報伝達に関与していることが少しずつ判ってきている。私は意識というものは人間の脳に碇を降ろしていて人間の身体全体を包んでいるものであると考えている。意識には自分自身で把握しているものと自分以外の第三者の力を借りないと把握できない無意識がある。仏教では無意識の深度に応じて末那識・阿頼耶識・阿摩羅識の三つを説いている。無意識には自分自身が内省して把握できるものから内省しても全く把握できないものまであるのである。人間の行動の大部分はそのような無意識によるものである。
意識の源は体内遺伝子であるDNAである。意識が作るものは体外遺伝子である伝統・文化・慣習などである。個々の人の意識と無意識は集団の集合的な意識と無意識をつくる。私は意識というものは霊魂と同じものであると考えている。仏教では霊魂は天上・人間・修羅・地獄・餓鬼・畜生の六道に永遠に輪廻転生するものであると説いている。私はある人の意識はその人が死んだ後、その人の生前の行いの善悪によってその六道の何れかに移るものであると考えている。これは「思っている」「考えている」というより「信じている」と言った方が私自身の意識に合っている。

地獄・極楽は自分の来世にあるのみならず、現に生きている現世にもあるものである。私はそのことをある事件に関するテレビや新聞の報道で確信している。意識(=霊魂)は時空を超越し、自由自在、融通無碍、広大無辺である。自分自身の霊魂は過去に生きた人たちの霊魂と響き合い、共鳴し、共振することもできる。神社・仏閣・仏壇・慰霊碑・歴史書・歴史小説などはその交霊の門になる。このことも私は自分の中で自己体験的に肯定している。

私は自分自身に起きることは「必然」であると思う方が良いと思っている。自分にたまたま起きる偶然な出来事も「必然」だと受け止める方がよい。私自身はそのように受け止めて「確かにそのとおりだ」と了解している。仏教の経典には「御仏はいろいろな方便を用いて人々を教え導く」と書かれている。私は仏教の経典に書かれている「神通力」も上記「必然」ということを信じるならば体験的に実感できるものであると思っている。(終り)

Consciousness and Buddhist last chapter
    ――What the source of consciousness and consciousness build――

This year I will be 77-year-old. I stopped worry about the future of the country of Japan, so far so. I sympathize with the poetry of “Questions and answers in the mountain”, “Shān zhōng wèn dá” in Chinese which Lĭ bái made. The URL below is my blog in which I am chanting the poem. With my name of SHIMPUE, with my blog, I have posted and opened to the public the contents of my chant and description about the poem one or two every month since March 2009. The “Questions and answers in the mountain” was posted in Nov. 2012. I am sometimes downloading and hearing this. Although it is my chant, I become a somehow good feeling to hear it.

   山中問答(Shān zhōng wèn dá)   李白(Lĭ bái)
  問余何意棲碧山    Wèn  yú    hé   yì    qī    bì    shān 
笑而不答心自閑    Xiào  ér    bù   dá   xīn   zì    xián 
  桃花流水杳然去   Táo  huā   liú   shuĭ  yăo   rán   qù
別有天地非人間    Bié  yŏu   tiān   dì    fēi   rén   jiān

People asked me with what kind of intention you live in this deep green mountain.
Although I merely laughed and not being answered, my heart was filled enough calmly.
With the flow of water, the petal of a peach disappears distantly and goes.
Here is the another world which is separated from world.


Lĭ bái and Nakamaro Abe (China name: Zāo hén ) were friends. The Nakamaro was the position of rendering his loyalty to his sovereign as higher officials of Táng (dynasty of China of those days). When his mind of homesickness had increased to his home country Japan, his mind of filial piety and conscience cannot be performed, he made a poetry saying he was sorry as he is a child of his parent. Although Nakamaro was allowed by the sovereign (Xuán zōng emperor) at the age of 54 and took the ship of the homecoming, the ship is in a storm, and he was wrecked, and was washed up on the seashore in Vietnam. Nakamaro returned to capital Zhăng ān (present Xīan), and it hid him at the age of 70.
Lĭ bái who got to know that Nakamaro met with an accident thought that Nakamaro had died. And the poetry entitled the poetry " It cries in a loud voice about Zāo qīng hén" which mourns for Nakamaro is made. Since Nakamaro was higher officials of Táng, he has inserted the character of "(qīng )" between "晁衡(Zāo hén)."

I am chanting a poetry for the thought of the Nakamaro homesickness by the following URL.


 What is consciousness? How does consciousness arise? Scientists have said that they may be unable to solve consciousness completely even if 100 year will pass from now on. Consciousness is related to activity of human's brain. A language, memory, imagination, etc. have a close relation to consciousness.

 Human's gene is participating in human's character, intelligence, and feeling. The gene is participating in the communication of information of a nervous system. That was being understood little by little. I think that consciousness is what has taken down the anchor to human's brain and has wrapped human's whole body in it. There are what is grasped by itself, and a thing which is not grasped by itself in consciousness. What cannot be grasped by itself is unconsciousness. Unconsciousness is grasped with the help of third parties other than itself. In Buddhism, three of unconsciousness which is 末那識(Manashiki), 阿頼耶識(Arayashiki), and 阿摩羅識(Amarashiki) are explained at last according to unconscious depth. There is an unconscious range to what cannot be grasped at all even if it introspects from what he can introspect and grasp. The great portion of human's action is depended on such unconsciousness.

 The source of consciousness is DNA which is a gene in the body. What consciousness makes is the tradition, culture, custom, etc. which are external genes. Consciousness and unconsciousness of each person build collective consciousness and unconsciousness of people's group. I think that consciousness is the same as the soul. In Buddhism, it is being explained that the soul is what carries out Samsara transmigration to six ways of a heavens top, a human being, the favorable realms of bellicose spirits, hell, a demon of starvation, and a beast forever. I think that it moves from a certain person's consciousness to one of the six ways after the person dies. I think that it will be decided by the person's deed good and evil while in life. The direction suits my own consciousness, saying "I believe" rather than "I consider".

 It hell and paradise are not only located in their next world, but is in the oneself world. I am sure of that by the report of the television about a certain incident, or a newspaper. Consciousness (= soul) transcends space-time. It is free, versatile and immeasurable. It can echo its own soul for each other with the soul of people living in the past. It can also resonate. I have also affirmed this on the self-experience target in.

 I consider that it is better to think it "necessary" to happen to oneself. It is better to also think the accidental occurrence which happens to itself by chance to be "necessary." I myself caught such and understand ", to be sure, it is just like that." "The Buddha teaches and leads people using various expedients" is written to the Buddhist scripture. I think that I will be an experientially realizable thing if the "supernatural power" currently written to the Buddhist scripture is believed as the above "necessary." (End)


2014年1月6日月曜日

20140106意識と仏教(17)――吾ら日本人は何処から来て何処に行くのか?――

竹田恒泰著『古事記完全講義』(株式会社 学研パブリッシング)に大東亜戦争終結後戦勝国側が取った態度についてこう書かれている。(<>内)

<連合国は本当はね、日本精神をブチッてその場で根絶やしにしたかったんですよ。でもそれはできない。いきなり破壊しようとすると反動があるから。・・(中略)・・少しづつ熱くなるから。で、「あれ? あれ? 熱くなってきたぞ。 なんかやばいぞ! やばいぞ! ああっ!」ってなったときには、もう体は動かない。そして茹で上がる。これ「茹でガエル症候群!」(笑)。 要するに、“百年殺しの刑”をかけられたんですよ、日本は。>

西暦660年、百済(古代、朝鮮半島南部の西側にあった国)は唐(当時の中国の王朝)に滅ぼされた。好太王碑(広開土王碑)の碑文にあるように日本人は朝鮮半島に進出していた。日本は百済の遺民とともに百済を復興させるため西暦663年に42000人の軍を白村江(現在の韓国の錦江近辺)に送り込んだ。其処に海上から唐の軍、陸上から新羅(古代、朝鮮半島南部の東側にあった国)の軍が襲ってきた。日本軍は大敗しそれまで約400年間続いた朝鮮半島における権益をすべて失ってしまった。

それ以来日本人はこの日本列島の中で比較的安全に暮らしてきた。しかし今日この日本列島は日本人にとって必ずしも安全な場所ではなくなってきている。今振り返れば大東亜戦争は、日本が欧米の侵食を受けていたアジア諸国を解放するための戦争であったと同時に、日本列島の安全を確保するため日本人が死にもの狂いで戦った戦争でもあったのである。戦争の相手がアメリカ・イギリスなどであったから戦争に敗けたが結果的には良かった。もし仮にこの戦争が日本と中国・韓国との間で行われ、日本が敗けたとすれば日本はどんな状況になっていたことだろうか?アメリカは日本人の強さの根源が何処にあるかを知り、日本との戦争に勝利したが日本の国体を破壊することはしなかった。

天皇・神社・仏閣・伝統・文化・慣習など日本人の「体外遺伝子」は非常に強固である。アメリカは日本との戦争に勝ったあと日本人の精神構造を変えるための方策を実行した。その方策は結果的に日本人の「体外遺伝子」を弱体化させることに成功した。東京裁判により日本の指導者を処刑すること、教育勅語を廃止させること、そして教育制度を変えることにより数世代を経るような非常に長い時間をかけて戦前の日本人とは別の精神構造をもつ日本人を増やすことなどがその方策であったと思われる。日本人は自虐史観に陥った。

 日本は天照大神を先祖とし2600年以上男子の一系で途切れることなく続いてきた血統の天皇家が日本中の各家々の宗家のように敬われている国である。日本には各地の至る所に神社があり、お地蔵さんがあり、道祖神を祀る祠がある。人々は八百万の神々を敬い合掌して願いごとが叶うようにと祈る。仏教の行事が庶民の暮らしの中に深く根付いている。キリスト教やイスラム教も日本の社会の中に融和している。そういう国は世界の中で日本だけである。

 そのような日本を中国と韓国は敵視している。日本は中国や韓国と良好な関係を築こうとして寛容と忍耐と礼節の精神でこれらの国々に接してきた。しかし戦後68年経ても日本とこれらの国々との関係は改善されていない。この状況は今後何世紀経っても変わらないであろう。古来日本と中国・韓国との関係は良くなかった。日本人の先祖は中国大陸での生存競争に敗れたが日本列島で生きのびてきた。中国人・韓国人の無意識の中には日本人をこの日本列島からも駆逐してしまいたいという願望が潜んでいるのかもしれない。

アメリカはそのような状況をどう見ているのだろうか? アメリカは自国の利益を得るため日本と中国・韓国の間の緊張関係を利用しているのではないだろうか? アメリカは約160年前日本と出合った。そのとき以来アメリカは日本を自国の富と利益を増進させるため徹底的に利用することを考えたかのように見える。アメリカは日本を自国の支配下に置くため、日本と中国・韓国の間の対立を利用することを思いついたかのように見える。

2010年に民主党が政権をとった。民主党は女系天皇への道を開くための女性宮家創設・夫婦別称制、外国人参政権・人権擁護という美名のもと個人が特定の政党の活動者を批判できないようにするための法制度などを推進しようとした。民主党は綱領に沖縄の独立を視野に入れた文言を並べた。これらの状況は戦後アメリカの日本に対してとってきた政策の結果起きたことである。先般安倍首相が靖国神社に参拝したことについてアメリカ政府は「失望した」と発表した。その一方で日米同盟に揺るぎはないことも強調した。中国と韓国はこれを好機ととらえ安倍首相の靖国神社参拝について激しく攻撃している。中国と韓国は日本固有の領土である島を自分たちの領土であると勝手に宣言し、その囲い込みのための線引きをして世界に向けて宣伝している。

アメリカは日本に対して盛んに「日本は中国や韓国との関係をよくするように」と要求しているが、日本も中国や韓国と良好な関係を築きたいと心から願っている。しかし日本は日本人が依って立つところの源となる日本人の精神をねじ曲げてまでして中国や韓国に対して媚を送るようなことは決してしない。天皇・神社・鳥居は日本人の心の深奥にある「日本人の自己」そのものである。靖国神社には天皇陛下の軍(皇軍)として日本の国体を護り、父母・妻子・弟妹達を護るため戦地に赴き、戦友に「靖国神社で会おう」と笑顔で言って戦火に散華していった兵士たちが祀られているのである。安倍首相が靖国神社を参拝したことについてアメリカ人には日本人の心の深奥にあるものについて是非理解をして頂きたいものである。

 中国も韓国も日本に対して「歴史認識」を強要することは止めて貰いたい。いかなる国であろうと国と国同士はお互い自らの歴史を顧み、相手の立場を尊重するようにしなければ決して平和は達成されないであろう。日本人は我慢に我慢を重ね、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んでいる。そのようにしていても日本人はこの日本列島に生き残れないという絶望的な状況になった時には、日本人は自分たちの先祖の霊魂と語り合って最後には死ぬ覚悟で立ち上がるだろう。それがこの日本列島に生き残ってきた縄文人と渡来系弥生人の混血の子らである我々日本人が心の深奥に抱いている大和魂なのである。

   一片の詩「我ら日本人は何処から来て何処に行くのか?」

われわれの祖先縄文人は大陸で生き残れなかった。
しかしこの日本列島にやってきた縄文人は生き残ることができた。
この日本列島には縄文人を脅かす人々はいなかった。
縄文人は木の実も種子も魚も貝も豊富に手に入れることができた。
縄文人はこの日本列島で平和に暮らしていた。
縄文人はこの地で世界最古の石器文明・世界最古の土器文明を築いた。
縄文人は畑で稲を作る技術をもっていたが稲米を主食にはしなかった。
縄文人の主食は簡単に手に入る木の実・種子・魚・貝などであった。
これらの食物は四囲海に囲まれた日本列島の山野・海岸で容易に手に入った。

揚子江(長江)中流域に黄河文明より1000年も古い文明が開かれていた。
長江中流域の人々は世界最古の水耕稲作と漁労に長け航海術も身につけていた。
4000年から3000年前にかけて気候の寒冷化・乾燥化が起きた。
長江中流域に北方から畑作・狩猟文明をもつ人々の集団がやってきた。
稲作・漁労と畑作・狩猟の二つの文明は長江中流域で対立しつつも融合した。
しかし稲作・漁労の一部の人々は圧迫から逃れ遠い山間部に移住した。
他の一部の人々は圧迫から逃れ長江河口から日本列島に渡って来た。
舟で直接九州南部に渡って来た人々、沿岸・半島伝いで渡って来た人々がいた。
日本列島に辿り着いた人々は沿岸伝い・島伝いで日本各地に広がって行った。

長江河口から日本列島に渡って来た人々は先住の人々と出合った。
先住の縄文人と渡来の弥生人とは互いに争わず仲良く暮らした。
縄文人と渡来系弥生人とは共生し混血し今の日本人の先祖になった。
その先祖は古墳時代人と呼ばれる人々である。

古墳時代人は朝鮮半島に進出し朝鮮半島に稲作・漁労文明をもたらした。
朝鮮半島南部は渡来系弥生人が日本列島に渡る前に通った土地である。
古墳時代人たちはその地で生き残ることはできなかった。
日本列島だけは古墳時代人の子らが安心して暮らすことが出来る場所であった。

しかしこの日本列島も日本人が安心して暮らせる場所ではなくなって来つつある。

2014年1月1日水曜日

20140101「意識」と「仏教」(平成26年元旦)――元旦の朝にあたり所感――

昨年末は老妻とともにかつてなかったほどの充実し満足した大晦日の一日であった。
今朝は5時前に起床し、これを書いている。これはフェイスブックに投稿した同じ内容のものを編集しているものである。

 日本と中国、日本と韓国の間に横たわる亀裂はますます拡大してきている。太陽活動の異変とこれに影響を受けるこの地球上の異変がそうさせているのだろうか?安倍晋三首相が靖国神社に参拝したことに対してアメリカは公式に「失望した」と発表した。この発表に対して失望し、怒りを感じた日本人は少なくない。日本人の心の問題に対してアメリカ政府が公式にとやかくいうことは大いに間違っている。

 しかし、日本人はアメリカ人に日本人の心について理解して貰わなければならない。先ず先の大戦の結果をどう受け止めるかということについて考える。アメリカは単純に「帝国主義の日本を叩きのめした、その結果日本は民主主義国家になった、広島と長崎に原子爆弾を落とし、東京他の大都市の木造可燃住宅地に焼夷弾の雨を降らせ大量の日本人を殺害したのは正義のためであった」と考えているだろう。しかし日本人は「日本はアメリカの力に屈した、日本はアメリカに敗れたのではなくて、アメリカの力に降参した」と思っている。だからそれまでのむき出しの反米感情を一変させてアメリカから何でも学び取ろうとした。日本人はアメリカ人を恨んではいない。最も親しい友人であると思っている。

世界の状況が変わりアメリカは日本を再軍備させようとした。日本は「自存」のためアメリカが日本に押し付けた憲法を無理矢理に解釈して「戦力なき軍隊」としての自衛隊を創設した。現在は日米安全保障条約のもと自衛隊はアメリカ軍とともに東アジアの安定に役立っているのみならず世界中で平和と安定の維持の為活動している。世界はアメリカ軍について「世界の警察」というイメージを抱いているが、その「警察力」をNATO・自衛隊・韓国軍などが補完している。但し自衛隊の行動は憲法が認める範囲内のものである。

日本は「自存」のため大東亜戦争に突入した。アメリカは自国の利益を確保する為当時日本が正当に権益を得ていた満洲から日本を追い出そうとし、蒋介石軍を支援した。日本はその戦争に敗れた。しかし私は日本はアメリカとの戦争に敗けて良かったと思っている。もし日本が中国と戦争し、日本人が漢民族の支配下に置かれてしまったら、今の日本は存在していないだろう。つまり縄文人と渡来系弥生人の混血の子孫である日本人はこの日本列島で現在のように平和に暮らすことはできないであろう。

「自存力」は無生物と言われるウイルスを初めとして全ての生物、生物の集団、人間、人間の団体、組織、社会、国家に至るすべての有機的存在物に備わっている力であるが、その「自存力」のゆえに人間同士は団結し、争いをし、殺し合いもします。国家も同様で自国の自存のため他国に対立し、競争し、戦争もする。

意識は人間のみに備わっているものであるが、国家にも意識は備わっている。意識が何によって生じ、そもそも意識・無意識とは何であるのかについて現代科学では未だ解明されていない。科学者たちは100年先でもその解明は困難であると言っている。しかし意識は人間や社会・国家の自存力に深く関わっている。その意識の源になるものは何処にあるかというと、それはDNAにあり、また国家や社会の伝統・文化・慣習にあるのである。

意識は知能や性格や言語などと関係がある。知能や性格などに関する遺伝子は既に発見されるので、私は意識は脳に碇を降ろして人間全体を包み込んでいるようなものであると思っている。意識はすなわち霊魂と言えるものである。意識は時空を超越し、融通無碍・広大無辺である。私たちは靖国神社参拝すれば国の為命を捧げた兵士たちと交流することができる。私たちは慰霊碑の前で戦火に散った無辜の人々の魂の叫びを聞くことがでる。

日本人の祖先は何処から来たのかということは発掘された人骨から採集されたDNAで分かっている。明らかなのは日本人の祖先は大陸で駆逐された人たちであるということである。1500年以内に日本は何度も大陸からの侵攻に脅かされたことがあったが、それ以前、日本列島は最も安全な土地でしあった。しかし21世紀の今、日本列島は安全な土地ではなくなっている。縄文人と渡来系弥生人の混血の子らである日本人はこのことを自覚すべきである。ぬくぬくと平和の夢を貪り続けていてはいけないのである。

そういうとき我々日本人が先人たちの御霊に祈り、先人たちの御霊と交流し、共鳴・共振し、「我々はこの日本列島で如何に生きて行くべきか」と自問自答する。2600年以上前から万世一系の天皇がいて神社や鳥居がある国は日本国だけある。この日本国に移住・帰化した大陸の人たちの遺伝子は500年以内に全日本人の形質のなかに完全に分散されてしまっている。戦後日本に帰化した人たちの子孫も今後数世紀も経ぬうちに皆同じ同胞になる。天皇は日本人の心の深奥の中心に無意識の中に位置しておられる。


この日本列島に住むすべての人々は対立や争いの源がそれぞれ固有に持っている自存力にあるということを知るべきである。そして私たちの子孫が未来にわたってこの日本列島で安全に平和に豊かに暮らせるように願うべきである。現に日本人はそのようにしている。そういう日本人の心についてアメリカ人に是非理解して頂く必要がある。

2013年12月27日金曜日

20131227意識と仏教(16)――アメリカは日本に対して同じ過ちを繰り返すのか?――

Consciousness and Buddhism
――United States repeat the same mistakes against Japan? ――

日本とシナ(中国)・朝鮮(韓国・北朝鮮)の間にある深い溝は今後何世紀経っても決して埋まることは出来ないであろう。勿論日本とそれらの国々の間において経済や文化の交流が続く限り日本とそれらの国々の個々の人々同士は次第に仲良くなってくると思われる。

日本とそれらの国々の間に何故そのような深い溝があるのだろうか?私はそのことをいつも考え続けている。私はその溝の根本的原因が次の三つにあると考えている。その一つは「自存力」である。その二つは「遺伝子」である。その三つは「意識」である。
(「自存力」とは、この場合物がそれぞれ自身の中に持っている力のことであり、その力によって全ての物はその存在に固執するという力のことである。以下同じ。)

日本が「自存力」を発揮して生き残って行く為には、日本人の「体外遺伝子」と「意識」を高める必要がある。「体外遺伝子」は伝統・文化・慣習である。「意識」は「霊魂」である。「霊魂」は時空を超越し、融通無碍・広大無辺である。日本国民が自らの「体外遺伝子」を強めるため行動すれば日本人の「意識=霊魂」は自ずと高まるであろう。

「自存力」の元は「体内遺伝子」であるDNAのみならず「体外遺伝子」である伝統・文化・習慣にある。「自存力」は一個のウイルスにも備わっている。「自存力」は個々の人間にも備わっている。「自存力」は人間の集合的組織から成る「国家」にも備わっている。「自存力」は利己的な力である。「国家」は自ずと利己的な存在である。シナ(中国)や韓国は国際的常識を無視し、国際法を無視してそれぞれ「国家」として日本に敵対した言動を行っている。日本国内にはシナ(中国)や韓国のそのような言動に呼応して活動している人たちがいる。彼らもまた自分自身の「自存力」に衝き動かされている。

「遺伝子」は翻訳・転写・複製をくり返している間に突然変異を生じて新たなものに変わる。その新たなものがその環境に適合したものである限り、その新たなものは生き残って翻訳・転写・複製をくり返す。「偶然」の出来事が「必然」に変わって持続する。「国家」も同様である。

「遺伝子」には「体内遺伝子」としてのDNAと「体外遺伝子」としての伝統・文化・慣習がある。人間の「遺伝子」には人間の形質や性格等に関する情報が刻み込まれている。「国家」の「遺伝子」についても同様に言うことができる。「国家」の「遺伝子」はその「国家」の形や性格に非常に大きな影響を与えている。

世界にはさまざまな形・性格の「国家」がある。日本は2600年以上にわたり男系で万世一系の天皇(Tennou)を戴き、民主的に選出された政党が国政を担う特異な「国家」である。シナ(中国)は共産党が一党独裁で国政を担っている「国家」である。韓国は民主的に選出された大統領が国政を担っている「国家」である。「国家」と「国家」の間で個々の人間同士はお互い心を通わせ合うことができる。しかしその数は「国家」の形・性格により異なる。価値観や文化が似通った「国家」同士では両「国家」のそれぞれ圧倒的多数の人々同士互いに心を通わせ合うことができる。

「国家」の形や性格はその「国家」を構成する人々の集合的DNAの他、その「国家」の歴史や伝統・文化・慣習などによって決定されるだろう。性格が合わない人間同士は仲良くできない。同様に性格が合わない「国家」同士も仲良くなれない。「国家」の形や性格は、その「国家」を構成する人々の集合的「体内遺伝子」と集合的「体外遺伝子」によって定まる。日本「国家」は性格が合わないシナ(中国)「国家」や韓国「国家」に対して常に門戸を開き、礼儀正しく、忍耐強く、理性的に付き合い、相互に戦略的利益を分かち合うように非常な努力を傾注している。

アメリカは自国の利益の観点のみから日本を見ていて、日本の上記の姿勢や努力を理解していない。昨日安倍首相が靖国神社に参拝したことについてアメリカは批判した。アメリカ人は日本人の意識・無意識の根源が何処にあるのか理解していない。これは大東亜戦争が起きる前アメリカが日本に対して取った態度に似ている。その時アメリカは日本を敵視しシナ(中国)を支援した。日本は自衛の為強大なアメリカと命を懸けて戦わざるを得なかった。私は日本人の意識と無意識につい次回論述するつもりである。 (続く)

Consciousness and Buddhism
――United States repeat the same mistakes against Japan? ――

Even after a lot of centuries passed, it is estimated that spiritual long distance between Japan and China, and that between Japan and Korea (South Korea and North Korea) may never become short. It seems that each people of Japan and those countries become friendly gradually as long as exchange of economy or culture continues between Japan and those countries, of course.

Why is there such deep slot between Japan and those countries? I am always continuing considering that. I think that the prime cause of the slot is in the following three. One of them is "Own Power." The two is a "Gene." The three is "Consciousness".
 The meaning of "Own Power" in this case is that it is a power in which each thing has in it, and by its power, all thing strives to persevere in its being. Hereinafter, it is the same.

In order for Japan to display "Own Power", to survive and to go, it is necessary to raise Japanese "External Gene" and "Consciousness". The "External Genes" is tradition, culture, and custom. The "Consciousness" is the "Soul". The "Soul" transcends space-time and is free, non-limitation, non-control, versatile and immeasurable. If it acts in order that the Japanese may strengthen their "External Gene", Japanese "Consciousness = Soul" will increase naturally.

The origin of "Own Power" is not only in DNA which is "Body Gene" but in the tradition, the culture, and the custom which is "External Gene". One virus is also equipped with "Own Power". Each human being is also equipped with "Own Power". The "Nation" which consists of collective organization of human being is also equipped with "Own Power". The "Own Power" is selfish power. China and South Korea are performing the speech and conduct which disregarded international common sense, disregarded international law, and turned against Japan as a "Nation", respectively. There are people who are working in response to such speech and conduct of China or South Korea in Japan. They are similarly moved impulsively by their "Own Power".

While having repeated translation, transfer, and a duplicate, a "Gene" produces mutation and changes to a new thing. As long as the new thing suits the environment, the new thing survives and repeats translation, transfer, and a duplicate. An "Accidental" occurrence changes to "Being Necessary" and continues. A "Nation" is the same with that.

There is a DNA as a "Body Gene" and "External Gene" as tradition, culture, and custom. The information about traits and character, etc. of human is engraved in the "Body Gene" of human. The same can be said about the "Gene" of the "Nation". The "Gene" of the "Nation"’ has had very big influence on the form and character of the "Nation".

The "Nation" of various forms and character is located in the world. Japan is   unique "Nation" which Tennou, the Emperor of "Bansei Single Lineage" continues     more than 2600 years in the male line awarded to the top, and that political party which is democratically elected does the national politics. The "Bansei Single Lineage" means that generation continues without interruption from the original until the future. China is a "Nation" that a Communist Party does the national politics in the one-party dictatorship. South Korea is a "Nation" that democratically-elected President does the national politics. Among the "Nation" and "Nation", between individual humans can each other to empathize. However, the number varies with the form of the "Nation" and its character. Among the "Nation" which shared the same values and cultures, overwhelming people of each "Nation" can to empathize with each other.

The form and character of the "Nation" would be determined by history, traditions, culture and customs, etc of the "Nation" including collective DNA of the people who configures the "Nation". What human nature does not fit can't get along with each other. .As well as it, what the "Nation" does not fit can't get along with each other. The form and character of the "Nation" are determined by collective "Body Genes" and collective "External Gene" of the people that configure the "Nation". Japan always opens doors to China and South Korea who are not meeting personality, and has been exerting great effort to share the strategic benefit to each other, with proper attitude, strong patience, calm and reasonable relation to those countries.

The United States is watching Japan only from the point of view of its own interests, and do not understand the above Japan's attitude and effort. Yesterday Prime Minister Shinzo Abe visited the Yasukuni Shrine. The United States criticized about that. Americans do not understand from where Japanese consciousness and unconsciousness come. This is similar to attitude before the Greater East Asia War that the United States has taken against Japan. At that time the United States hostile to Japan and assisted China. Japan could not but fight for self-defense, having risk of life to the mighty United States. I am going to state my view about Japanese consciousness and unconsciousness next time. (Continue)