2017年9月11日月曜日

20170911縄文人たちの声が聞こえるようだ。


 以下のことは、男が勝手に「縄文人たちの声が聞こえる」と思い込んで書いているものである。男は古代から日本と深い関わりがあった東アジア諸国と日本との間の不安定な関係が、21世紀の今になっても続いていることが気になっている。日本人がこの日本列島で平和に安全に豊かに暮らしてゆくためには、先ず日本人自身が自分たちのルーツについて良く知ることが大変重要である、と男は思っている。

 極めて大雑把に言えば;
① 日本人の祖先である縄文人は今から16000年前から3000年前まで13000年間も続いた特殊な人種である。
② 縄文文化とは芸術性が高い縄文土器に代表される文化である。
③ 縄文人の祖先はマンモスを追って北方からやって来た人々(狩猟の民)と、南方のスンダランドから黒潮に乗ってやってきた人々(黒潮の民)との混血種である。
④ ‘黒潮の民’は丸木舟を製造するため使用した丸型石斧を持っていた。
⑤ ‘狩猟の民’は丸型石斧を基に木を伐採する石斧を製造する技術を獲得した。
⑥ ‘狩猟の民’と‘黒潮の民’との混血種である縄文人は日本列島の北から南まで拡散した。
⑦ 縄文人は渡来系弥生人と混血して現在の日本人になった。
⑧ 日本列島から離れて移動した縄文人がいたかもしれない。
 a  千島列島・アリューシャン列島沿いにアメリカ大陸に渡った人々(ナバホ族?)
 b  南西諸島・台湾島・バタン諸島・フィリッピン諸島沿いにインドネシアのバリ島に渡った人々
  (tenganan村の人々は何百年間も他の村の人々と結婚をしないという文化を守り続けているという。彼らの容貌は縄文人に非常によく似ている。)

 あの大東亜戦争で、日本人たちは何故、戦死者230万人と市民の死者80万人、合計310万人もの戦没者を出したのか?

 そのような犠牲の背景には、この日本列島で13000年間も平和に暮らしてきた縄文人という先祖の記憶が、日本人の潜在意識に刻み込まれているからではないだろうか? 縄文人たちはバリ島tenganan村の人々のように富を分かち合い、平和に暮らしていた。縄文人の子孫である日本人は自分を犠牲にしてでも自分たちの先祖が平和に暮らしてきた祖国日本を守り抜きたい、と思っていたのである。


 今、日本には男系天皇と古来の伝統・文化をかたくなに守りたいと思っている人々が大部分を占めているとみられる。しかしその一方で、そのようなものを破壊して新しい日本を作ろうと考えている人々もいるだろう。人々の思考や行動はその人々の無意識層に支配されている部分が多いと思われる。伝統的な秩序を破壊して新しい日本を作りたいと考えている人々の無意識層には、もしかして縄文人以外の人々の記憶が刻み込まれているかもしれないのである。