2017年9月28日木曜日

20170928予期しない別のところで起きたと自覚される意識の現象


 近年「量子エンタングルメント」という量子レベルでの現象のことが話題になっている。この現象を利用した量子コンピュータが既に作られて市販されている。更に高性能の量子コンピュータの開発競争が行われている。東京大学では量子コンピュータを一つの回路で作ることができる手法が開発されている。

 男はかねがね「意識は時間と空間を超越し、広大無辺に、自由自在に延伸する」と考えている。男はこのことを科学的に証明することはできないものかと思っていて、Wikipediaにそのことに関する情報が出ていないか調べている。そのWikipediaから寄付を求められたので、男は昨日Wikipediaに僅かであるが寄付した。以下はそのWikipediaからの引用である。“”で引用する。

“脳の振る舞いに系の持つ量子力学な性質が本質的な形で関わっているというのが量子脳理論と言われるものの一般的な特徴であるが、近年では意識の問題と絡めて議論されることが多い。”

 “このように粒子の状態という情報は、どれだけ遠く離れていても光の速度を超えて一瞬で伝えることができます。ところが、この量子エンタングルメントのみで意味のある情報を遠く離れた相手に送ることはどうしてもできないのです。・・(中略)・・古典通信の助けを借りることで量子テレポーテーションが完成するのです。・・(中略)・・多世界解釈では、重ね合わせの数だけ世界が分岐し並行世界が存在するとされています。観測によって状態が1つに収縮するのではなく、観測により2つの並行世界が出現するのです。観測者自体が観測により分岐し、どちらか一方の世界しか知り得ないため、1つに収縮したように思えるというのがこの解釈の主張なのです。実用的な量子コンピュータが実現されれば、この多世界解釈が実証されることになるという‘解釈’もあります。じつは、その目的で量子コンピュータが考え出されたという話もあります。”(京都産業大学外山政文教授)

 量子エンタングルメントは「場の理論」・「物性理論」・「重力理論」・「量子情報理論」等と関わりがあるということで、高度な数学能力がないと科学的な証明を行うことはできない。男は今更そういう勉強をする気力も時間もない。しかし量子エンタングルメントが意識とどのように関わりがあるのか哲学的に思索することはできる。

 この世で仏陀になられた釈尊は無数の仏の世界について語られた。釈尊はご自分が入滅後仏陀になるお方は弥勒菩薩である、その弥勒菩薩は567千万年後に仏陀になる、と仰せられた。釈尊はご自分の意識を広大無辺の宇宙と567千万年後の世界まで延伸されたのである。これは量子エンタングルメントと何か関係がありそうである。

 これはたまたま起きた偶然の出来事かもしれないが、男は自分が意識していたあることに何か関係していると思われるような事象が起きたことを何度も経験している。それはまるで自分が未来の何かに関わることを行い、その結果を実際に見ているかのようである。

その未来のこととは、例えば男がたまたまスイッチを入れたテレビの画面に表示されている内容が、その前に自分が意識していたことに関連していることなどである。それは、偶然のことが必然的に起きたと思われるような現象である。これも量子エンタングルメントと何か関係がありそうである。