2017年9月16日土曜日

20170915「変化縄文人」


 江戸時代、江戸城下の下級武士たちが趣味と実益を兼ねて突然変異した朝顔を作り、その変化ぶりを競い合っていた。やがてその趣味は町人たちの間に広まり、現在では1000種を超える朝顔の変種が生まれている。それが「変化朝顔」と呼ばれる朝顔である。

朝顔は奈良時代に薬草として中国から持ち込まれた植物である。それは現在でも一般の家庭で育てられている。「変化朝顔」は一般の家庭では殆ど見かけられない。「変化朝顔」の種子の管理は九州大学と国立歴史民俗博物館により行われている。

さて男はスピノザの著書『エティカ』の記述形式を思い浮かべながら、われわれ日本人は何者であるのか、考え続けている。スピノザは同書で「自存力」について論述している。
“Each thing, as far as it can by its own power, strives to preserve in its being.”
朝顔は本来の自存力に加え、人間の手によって「変化朝顔」として存続し続けている。

以下は日本人の自存力について、男が「遊び心」で書くものである。以下の「定義」も「公理」も巷である程度共有されている情報を参考にして記述するものであって、確たる学術的根拠に基づいて記述するものではない。そもそも学者は男のような遊び心でものを書くと、たちまち世間から批判されるだろうから、男のような冒険はなかなかできないだろう。

定義:
1 縄文人は、北方からマンモスなどを追ってやってきた狩猟・採集の人々と、南方から黒潮に乗ってやってきた漁労・航海の人々の混血種である。
2 縄文人は3000年前(紀元前1000年前)頃、中国長江流域から日本に渡って来た人々と混血して「変化縄文人」になった。
3 「変化縄文人」は紀元前300年以降紀元後数百年の間、主に朝鮮半島から渡って来た漢人・韓人と混血し、幾種類もの「変化縄文人」が生まれた。
4 「変化縄文人」とは、われわれ日本人のことである。
5 日本人は人種として変化を続けている。

公理:
1 朝顔には「変化朝顔」という変種がある。古墳時代の日本人は「変化縄文人」である。彼らは「古墳時代人」と呼ばれる。
2 縄文時代はこの日本列島で16000年前から3000年前まで13000年間も続いた。
3 アイヌの人々と沖縄の人々には縄文人の特徴である「Y染色体遺伝子ハプロタイプD」が色濃く残っている。(同染色体に占める割合:アイヌの人々に75%、沖縄の人々には55.6%。)
4 沖縄にも縄文土器が出土している。(日本に返還されるアメリカ軍基地内の平安山原(はんざんばる)B遺跡から)
5 日本人は天の神・地の神・山の神・海の神・火の神・水の神等、八百万の神々に畏敬の念を抱いている。
6 「古墳時代人」は、韓半島を支配していた中国の後漢滅亡後、韓半島から日本に渡って来た人々と徐々に混血した。
7 高句麗(Kokuri)滅亡後も百済(Kudara)滅亡後も、韓半島から日本にやって来た人々がいた。彼らも日本人と徐々に混血していった。
8 歴史書『日本書紀』にはそれらの人々の渡来・帰化に関する記述が多々ある。同書にはその当時、日本に渡来し、帰化した人々に対する氏姓の付与・耕作地の提供・日本語教育・居住地移動等に関する記述もある。
9 第二次世界大戦後も日本人は在日中国・朝鮮半島人を含む外国人との混血により、徐々に変化し続けている。近年はヨーロッパ系人・アフリカ系人・東南アジア系人・オセアニア諸国系人らとの混血も散見される。
10 日本人のDNAはアジアの人々のDNAとかけ離れている。その理由は日本人が縄文人のDNAを持っているからである。
11 混血を続けてもその子供は両親から遺伝子を半分ずつ受け継ぐ。従って日本人の身体から縄文人のDNAは無くなることはない。
12 未来の日本人は縄文人のDNAを持ちながらも、かなり変化した日本人になるだろう。

 以下の事項は男が日ごろ思っていることである。
1 日本人が示す「譲り合い」・「おもてなし」・「利他」などの精神の根源は、13000年間も続いた平和な縄文時代に培われたものであるに違いない。「変化縄文人」である日本人の無意識の深層にはきっと縄文時代の記憶が刻み込まれているにちがいない。
2 国際連合の前進である国際連盟の設立の委員会で、日本は世界で初めて人種差別撤廃を訴えた。日本人のこの行動は、日本人が古来、人種的偏見を持っていないからである。
3 大東亜戦争(戦後「太平洋戦争」と呼称が変更された)は日本の自衛の戦争であったとともに、アジア・太平洋地域を欧米列強諸国から解放するための戦争でもあった。
4 北朝鮮が水素爆弾を搭載するミサイルを保有することにより、日本人は初めて危機的状況に直面している。
5 古来ずっと続いてきた韓半島の不安定な状況は将来も変わらないだろう。
6 世界の潮流であるリベラリズム・グローバリズムに、日本人は流されてはいけない。
7 量子意識の世界では天皇による世界平和・国家安全の祈願が重要である。「女性宮家」「女系天皇」「夫婦別称」などのキャンペーンに対して警戒しなければならない。