2014年8月24日日曜日

20140824国家は一つの生物種である(8)―― 日本人は完全混血人種である ――


 体長5㎜にも満たない小さな蟻たちが必死に生き延びようとしている。逃げ回る蟻たちを次々殺しても蟻たちは食糧を求めて次々現れ出て梯団を組んで行動する。
中国も韓国もロシアも必死に生き延びようとしている。日本はそう強欲にならなくても必要なものは手に入り、豊かに暮らして行けると思っているかのようにしている。日本は強い武力を備えた上でこれらの国々と共存共栄して行かなければ生き残れないだろう。

=== Japanese people are full half-breed races. ==

The foreigner who does not know about Japanese may be unable to distinguish between Japanese, Chinese, and Koreans, but will look them such that they are the same. However, there are the differences on biological morphological element and character by differences of DNA, history and culture between Japanese, Chinese and Koreans. After human beings leave Africa, the posterity of people who arrived at Japan comparatively early is called the Jomon man. The Jomon man created earthenware 15,000 years ago, and they lived in the Japanese Islands separated from the continent peacefully as long as 12,000 years. Photos below: The Jomon people had the deep carved face with double eyelid. (Quote from Newton, the most recent edition [The origin of Japanese])
日本人のことを知らない外国人は日本人・中国人・韓国人の間の区別ができず、皆同じように見えるかも知れない。しかし日本人・中国人・韓国人の間にはDNAや文化などの違いによる形質・性格などの違いがある。人類がアフリカを出発してから比較的早い時期に日本に辿り着いた人々の子孫は縄文人と呼ばれている。縄文人は15000年前に土器を創作し、大陸から切り離された日本列島で12000年もの間平和に暮らしていた。縄文人は下記写真のとおり二重瞼で彫の深い顔立ちをしていた。(Newton 『最新版 日本人の起源』より引用。)


 




 長江中流域に黄河文明より1000年古い文明を築いていた人々が居た。彼らは稲作・漁撈の文化を持っていた。彼らは北方から下って来た畑作・牧畜の文化を持つ人々から圧迫を受けて長江中流域から離れた。彼らは3000年前頃から山東半島・朝鮮半島南部経由でこの日本列島に徐々に渡って来ってきた。彼らはジャポニカ種の稲作技術を持っていた。紀元前400年頃から長江流域から舟で直接九州南部にやって来た人々も居た。彼らは渡来系弥生人と呼ばれている。

縄文人たちは渡来系弥生人と争うことなく彼らから稲作技術や漁撈技術を学んだ。こうして渡来系弥生人と縄文人の間で混血が進んだ。北海道と沖縄では混血の度合いが少なかった。この混血の人種は倭人と呼ばれていた。倭人たちは古代朝鮮半島にも進出していた。

一組の父母から二人の子供が生まれ25年で世代が交代すると仮定すると1000年後には240乗、つまり1兆人の子孫が出来ることになる。一方子供には父親の遺伝子の半分と母親の遺伝子の半分が遺伝するから、子供には223乗個の遺伝情報が選択されて伝わる。日本人の形質・性格などは縄文人の特徴と渡来系弥生人や後に日本に帰化した人々の特徴が混じり合ったものになって行く。この傾向は今後更に進んで行くことであろう。日本人は完全混血人種である

People who had built the civilization 1000 years older than Huánghé (Yellow River) civilization were in the middle reaches of Chángjīang(Yangtze River). They had the culture of a rice crop and fish catching. They received pressure from the people with the culture of field crops and cattle breeding came down from the North, so they left away from the middle reaches of Chángjīang(Yangtze River). From about 3000 years ago, via Shāndōng peninsula and southern area of Korean Peninsula, they came to Japanese Islands gradually. There were also people behind among them who have gone over southern Kyushu directly by ship from the Chángjīang(Yangtze River). They had the rice crop technology of Japonica rice. There were also people who came by the ship from the Chángjīang(Yangtze River) to southern Kyushu directly around from B.C. 400 years. They are called Toraikei-Yayoi man, people who crossed the sea and have passed into Japan.

  Jomon men learned rice crop technology and fish catching technology from them, without fighting with the Toraikei-Yayoi men. In this way, the half-breed of a visit system Yayoi man and a Jomon man progressed. There were a few half-blooded degrees in Hokkaido and Okinawa. The race of this half-breed was called the Wajin. The Wajin had advanced also to the ancient Korean Peninsula. 

  When it assumes that two children are born from a set of parents, and a generation will take the place in 25 years, in 1000 years, [ the 40th power of 2 ], i.e., 1 trillion persons posterity can be done from the one set of parents. On the other hand, since the half of a father's gene and the half of a mother's gene are inherited to a child, a genetic code of the 23rd power of 2 is chosen and it is inherited to child. Japanese biological morphological element and character, etc. become to what a Jomon man's feature, the feature of Toraikei-Yayoi man or feature of people later naturalized to Japan were mixed, and go. This tendency will be further progressing from now on. Japanese people are full half-breed races.


 


2014年8月21日木曜日

20140821国家は一つの生物種である(7)―― 国家間の対立・相克の原因 ――


 テレビ朝日のモーニングバードに出演している玉川徹氏の韓国レポートによれば、韓国人は日本人が好きであるが心の深奥では嫌いであるという。(関連:『国家は一つの生物種である(6)――  反日システム ――』

 『韓国併合への道 完全版』を著した呉善花氏は、「韓国人は反日の前に侮日の感情がある。韓国人が日本人を嫌いなのは韓国人と日本人が似ているからである」という趣旨のことを語った。日本と韓国は近くて遠い国同士である。何故そういう関係なのだろうか?

 日本と中国の関係について考えてみる。『本当は謎がない「古代史」』を著した八幡和郎氏はその本の中で「中国の呉越地方は日本人のふるさとである。卑弥呼の手紙は洛陽で書かれた。その内容も洛陽の政府に好ましく受け取られるように中国で書かれた」と書いている。古墳時代の人々は縄文人と渡来系弥生人が混血して生まれた人々で、当時の日本の各集団の指導者は呉越地方を故郷とする当時の中国人とすでに日本列島全域で高い文化を築いていた縄文人との間の混血の子孫であった。女王卑弥呼もその一人であったに違いない。その後日本の指導者層の人たちは多くの子孫を残した。その子孫は日本全国に拡散した。現在殆ど総ての日本人の形質や能力などにはその一部を受け継いだものがある筈である。今後数世紀以内にDNAの拡散は一層進み、日本人の容貌や体つきなどはさらに多様化してゆくに違いない。(関連:『発掘された人骨から復元した原日本人の顔立ち(20120505) 

 日本と中国・韓国との間の対立・相克の根本原因は何なのか?遺伝子の違いが影響しているのだろうか?それとも歴史・体制・文化・伝統などの相違に根本原因があるのだろうか?或いはその両者なのだろうか?

誰でも入手できる範囲の諸資料によれば、日本民族・中国民族・韓国民族のY染色体DNAのハプロタイプは下記のように共通のものもあり、全く違うものもある。
    タイプO3系の人の割合は中国人には圧倒的に多く、韓国人にもかなり多く、日本人には少しである。但し日本人にはO3a1c*O3a2*が分布している。彼らは縄文後期に日本に渡って来た人々のハプロタイプであると考えられている。
    タイプO2系の人の割合は中国人にはゼロ、韓国人と日本人にはほぼ同程度にやや多い。このうちタイプO2b1aは殆ど日本人のみに分布しているようである。
    タイプD1系(旧タイプD2系)の人の割合は中国人にはゼロ・韓国人には殆どゼロ(済州島の人々にごく僅か分布)で日本人の半数近くにはこのタイプがある。特にアイヌの人々には圧倒的に多い。その人々の形質の特徴の一つは二重瞼である。
    タイプC1a1(旧タイプC1)は日本人のみに分布している。

縄文人を特徴づけるミトコンドリアDNAのハプロタイプはN9bM7系・ M8系である。N9bは日本人のみのタイプであり、北海島から沖縄まで日本全土に分布している。特に北海道と沖縄の人々の間に多く分布している。またM系のM7aも同様な分布をしている。日本列島以外では韓国やロシアの沿海州で僅かに確認されている。このM系のパートナーがY染色体DNAのハプロタイプD1系であれば彼女らは中国大陸では生き残れなかっただろう。彼女らはパートナーがY染色体DNAC1a1(旧タイプC1)・O3a1c*O3a2*であった彼らと一緒に日本列島にやって来たと考えられる。

日本人はY染色体DNAのハプロタイプD1系及びミトコンドリアDNAのハプロタイプはN9bM7系・ M8系の縄文人とY染色体DNAのハプロタイプO2系の渡来系弥生人を主体とする混血人種である。日本人の血には上記のようにC1a1(旧タイプC1)・O3a1c*O3a2*の血も混じっている。日本人と中国人・韓国人とは形質的に似ている部分と似ていない部分がある。これは上記のようにDNAのハプロタイプの違いによるものである。

渡来系弥生人は今から約3000年前から少しずつ日本に渡ってきたと考えられている。そのルートは長江流域から北上し山東半島・朝鮮半島南部を経て北九州に辿りついたほか、紀元前400年頃からは長江河口から舟で直接沖縄・九州南部に渡って来た人たちもいたと考えられている。彼らは『古事記』にある「海人」「海神」としてシンボル化された人々であって、漁撈・航海の技術に長けた人々であったのだろう。考古学的資料から彼ら渡来系弥生人の先祖は長江中流域で黄河文明より1000年古い文明を築いていたと考えられている。

中国は人口の90%を占める漢族のほか55の少数民族から成る多民族国家である。しかし中国人の間に占めるY染色体DNAのハプロタイプO3は漢族が中国人全体に占める割合よりずっと低い。これは中国の長い歴史の間に漢族と周辺種族との混血が進んで来た結果であると考えられている。


DNAには深層心理にかかわる情報があり、そのDNAの発現は環境の変化に応じて選択的に行われると考えられないだろうか?日本人と中国人・韓国人の間に親近感とともに根深い対立・相克の感情がある。これはDNAの違いが影響していると考えるのは考え過ぎだろうか?人間は理性を持っていると言っても人間は動物界のヒト種である。国家は人間による集合であると同時に動物界のヒト種の集合であると考えるならば、国家はごく自然に動物と同じような利己的な行動をするものでもあると言えるだろう。

2014年8月11日月曜日

20140811 Today is a very good day to die.( 今日は死ぬのにもってこいの日だ)

 
 表題は Nancy Wood 著、 Frank Howel 画による MANY WINTERS Prose and poetry of Pueblos” という題の本を金関寿夫という人が翻訳した本の日本語版の題である。

  Today is a very good day to die.
   Every living thing is in harmony with me.
   Every voice sings a chorus within me.
   All beauty has come to rest in my eyes.
   All bad thoughts have departed from me.

   Today is a very good day to die
   My land is peaceful around me.
   My fields have been turned for the last time.
   My house is filled with laughter.
   My children have come home.
   Yes, today is a very good day to die.

 この本は東横沿線の学芸大学駅近くのある古本屋で売られていた。「株式会社めまくーる」が1995年に発行したものである。1974年にアメリカで出版されて以来、世果中のあらゆる世代の人々に読みつがれてきている本だとこの本の表紙に説明書きがある。

 ヒトも他の生物同様必ず死ぬ。ヒトは食物連鎖の中で他の生物を食べ、命をつないでいる。この詩の2行目に”Every living thing is in harmony with me.”とあるように、ヒトは自然の共に生きている。日本人の祖先である縄文人たちと同じように、北米インディアンの人たちはヒトが自然の一員であることを強く意識していたのである。

 日本のお盆という行事は、かつてその家に住んでいた人をその家に呼び戻し、その人がかつてその家族たちとともに食べ、笑い、語り合っていた世界をその人たちと共に分かち合うための行事である。

 「トゥデイ イズ ア ヴェリグッド デイ トゥ ダイ」。この英語の響きはとても良い。男はいつかその日にこの英語を口ずさんで逝こうと思っている。

2014年8月7日木曜日

20140807国家は一つの生物種である(6)―― 反日システム ――

 
 テレビ朝日のモーニングバードという番組で玉川徹氏が韓国における反日の実態について取材したことを話していた。その要点は「①韓国人は日本の文化が好きである。②韓国人の心の深奥には民族的な反日感情が渦巻いている。③その心情は反日システムというものによって作られたものである。④その心情は最早韓国政府がコントロールできないものになってしまっている。⑤その反日システムは韓国政府によって作られ、マスコミによって煽られたものである。⑥そのようなシステムが作り上げられてしまった原因はそのシステムによって利益を得ている人たちがいるからである」というものである。

 玉川氏は「日本はアメリカと大喧嘩し、原爆を2発も落とされ、都市は空爆でめちゃめちゃに破壊されたが、日本人はアメリカに悪い感情を抱いていない。それはどういうシステムによってそのようになっているのか考えてみる必要がある」と言った。

 反日システムのキーワードは何だろうか?それはいわゆる従軍慰安婦・靖国神社参拝・竹島・尖閣諸島などであろう。中国は韓国と連携して反日システムを強化しようとした。

 ヒトのDNAの中で生命活動に必要なタンパク質を作る遺伝暗号が仕組まれているものは全体の1.5%しかない。その僅か1.5%の遺伝子はイントロンと呼ばれる部分と実際のタンパク質をコードしている配列であるエクソンと呼ばれる部分とが交互に並んだ構造をしている。ヒトにおいては9294%のエクソンが選択的につなぎ合わされ、イントロンが切り離されてヒトの生命活動が維持されている。

 国家の‘DNA’の‘エクソン’も同様に選択的につなぎ合わされて国家の活動が維持されている。中国や韓国においては反日システムの強化に必要な要素が選択されて‘遺伝’し代々受け継がれている。遂には政府によるコントロールが出来ないレベルになっている。

 日本において戦前戦後を通じて一貫して選択されている‘エクソン’は天皇・神道・仏教・祭祀・伝統芸能・文化など古来幾世代にも亘り連綿として継承されてきたものであり、江戸時代以降朱子学のほか陽明学によって開かれた実用主義思想である。

 日本がアメリカと大喧嘩し、原爆を2発も落とされ、都市は空爆でめちゃめちゃに破壊されたにもかかわらず、日本人がアメリカ人に悪い感情を抱いていない理由は、日本人がアメリカ人と実用主義という価値観を共有できているからである。例えば戦後日本がアメリカから学んだ品質管理技法は日本において統合的品質管理技法として発展しアメリカに逆導入されている。アメリカ流の民主主義の制度も民主主義思想そのものが元々日本には根付いていたものであった。

 日本は中国や韓国において反日システムが消滅するまで我慢強く辛抱強く待つしかない。日本は価値観を共有できる諸国と群れを成して反日的な国家と向き合わざるを得ないのである。そのため集団的自衛権の行使ができるようにしておかなければならないのである。

2014年8月6日水曜日

20140806Nさんの初盆


昨年11月初頭の朝、男が親しく付き合っていたNさんの奥様から訃報があった。Nさんは男より3歳年長のお方である。彼は「もし自分が満洲引揚者でなかったら防大1期受験予定であった」と言っていた。

彼は男の竹馬の友Sの親友であった。竹馬の友が青雲の志をもってW大学に入学し清貧の暮らしをしていたとき、たまたま知り合ったN大学法学部の学生であったNさんの下宿に転がり込み1年間ほどNさんと共同生活していたという。

男はNさんと一週間前、保土ヶ谷の下町の蕎麦屋で蕎麦を食べながら歓談したばかりであった。Nさんの死因は脳内出血。Nさんは2日前の午後3時ごろいつものように自宅でお茶を飲み菓子を食べて横になって、いつもとかわらぬ表情で休んでいたという。奥さんもNさんの病変には全く気付かなかったという。ところが夕方になってもNさんは目を覚まさない。Nさんは昏睡状態のまま救急車で病院に運ばれた治療が施されたが回復することなく病院のベッドの上で静かに息を引き取った。

一週間前蕎麦屋で男と語り合っていたとき、Nさんは自分は前世はモンゴルの平原に住んでいたと思うと話していた。それは彼が仕事でエジプトに旅した時の体験に基づくものであった。終戦時Nさんの父親は民間人であったが軍人の人数に加えられ、解放された囚人たちとともにウランバートルに連れて行かれ、其処で過酷な状況下死んだという。囚人たちはそれぞれ勝手に軍歴を語り、ソ連軍とうまくやって他の抑留者たちをいじめていたという。

終戦時12歳であったNさんは日々の糧を得るため奉天の街角で宝石を売っていたそうである。その宝石というのはNさんのお母様が持っていたものである。男の母親も宝石なども入れてあった行李を持って日本に引き揚げた。ところがその行李はある駅のホームで「運んであげよう」と声をかけてきた一人の男性に持ち逃げされてしまった。背中に乳呑み児を負い、9歳と7歳の男の子を連れて引き揚げてきた32歳の母親は、呆気にとられ為す術もなかった。

NさんとNさんの奥様とは結婚後判ったことであったが、「通化事件」という事件が起きたその通化でNさんも奥様も暮らしていたことがあったという。Nさんも奥様も共に残留孤児になる可能性があった。Nさんが防大を受験しなかったのは終戦時の関東軍の行動に疑念があったからであった。終戦直後の満洲で何が起きたのか、男も含めて何も知らないし、知ろうともしていない。

男も朝鮮南部からの引揚者であるがNさんやNさんの奥様のような過酷な体験はしていない。しかし朝鮮北部からの引揚者の中には過酷な体験をした人たちがいる。男の同級生K子もその一人であった。彼女は子供ながら男の子のような恰好をして命からがら引き揚げている。男の叔母は京城(今のソウル)女子師範学校の同級生が引揚時強姦され、彼女(同級生)が日本に引き揚げて帰ったとき港で待ち受けていた恩師がその人をすぐ病院に連れて行って堕胎処置を受けさせたという。『日本人少女ヨーコの戦争体験記 竹林はるか遠く』という本に書かれていることは実際に起きたことである。

今日は広島平和記念式典が例年どおり行われた。他国の領土を手に入れようとし、他国の領土を不法に占拠しているような国々に対しては、日本は心から平和の持続を願望しつつも毅然とした態度を示すことができるように強い体制を構築しておく必要がある。世界には「野獣」のような面を見せる「国家」もいる。

もうすぐNさんの初盆である。男はNさんの奥様に電話を入れてあげようと思う。


2014年8月5日火曜日

20140805国家は一つの生物種である(5)――オバマ大統領のインタヴュー――

 
 A state is an organism species (An organism like a kind of a living thing) (5)==  Obama’s interview==

オバマ米大統領は英誌エコノミストとのインタヴューで中国について、「中国は抵抗に遭わない限り主張を押し通そうとする」「中国に対しては感情に訴えたり、抽象的な反論をしたりしても効果はなく、国際規範の順守を訴えるだけでは不十分である」と語った。(msn産経ニュース引用)
President Obama said about China that it was “they will push as hard as they can until they meet resistance.” and “They’re not sentimental, and they are not interested in abstractions. And so simple appeals to international norms are insufficient.” at the interview with Reuters’ Economist.(Quotes from REUTERS edition)

一方、政治経済学者植草一秀氏が『日本の真実』と題する本を著し、“戦争の危機を煽り、大企業と政商偏重の「弱い者は死んでもらう」政治でいいのか?”と訴えている。また鳩山由紀夫氏(元内閣総理大臣)・孫崎亨氏(元外務省国際情報局長)・植草一秀氏共著の『「対米従属という宿痾」という本が出版されている。

私は「国家は一つの生物種である」「日本・アメリカ・中国はそれぞれ個別の生物種である」と考えている。植草一秀氏・鳩山由紀夫氏・孫崎亨氏そしてこれを書いている私自身も生物種である。

ヒトは動物界の中の一つの種に過ぎず、動物の中で二足歩行し最高の知能を獲得するまで進化した種である。それゆえヒトは他の生物を食べ、「食うか食われる」関係の中で生きている。ヒトは他者より優位に立つように闘争する存在である。そのヒトが集まり一個の生物のように組織したものが国家であり、武装集団でありテロリスト集団である。多くの知識人や左翼的な活動家たちはこのことに目を背けている。

あらゆる生物は自ら存続しようとしている。国家も同様である。国家や集団が環境に適応するように活動している状況は正に生物のそれと同じである。日本は一つの生物種として生き残ってゆくため、価値観を共有できる他の生物種国家群と連携しながら共存共栄の道を突き進めばよいのである。生物に学べ!

On the other hand, national economics person Kazuhide Uekusa wrote the book it is "truth of Japan" entitled, and he has appealed as follows. “Is it O.K?  The present politics emphasize the crisis of war, make close relation with a major company and a political businessman, and do not mind to weak persons, who maybe die.” Moreover, the book "an inveterate disease called [Subordination to the United States] written in collaboration by Mr.Yukio Hatoyama  (former Prime Minister), Mr.Ukeru Magosaki (head of former Ministry of Foreign Affairs Intelligence and Analysis Bureau), and Mr.Kazuhide Uekusa  has been published.

   I think "a state is one organism species" and "Japan, the United States, and China are individual organism species, respectively."  Mr. Kazuhide Uekusa, Mr. Yukio Hatoyama, Mr. Ukeru Magosaki and myself that am writing this are organism species.

Humans are only one kind in the animal kingdom. Humans are the kinds which evolved until it carried out bipedal locomotion in the animal and acquired the highest intelligence. So, humans eat other living things and are alive in the relation of "being eaten or eaten." Humans are existences which fight so that it may stand on predominance from the others. It is the state which the human gathered and was organized like one living thing, and it is a militia group and a terrorist group. Many intellectuals and left-wing activists have averted their eyes to this.

 All living thing is going to make itself to continue. A state is also the same. The situation which is working so that a state and a group may be adapted for environment is just the same as it of a living thing. In order that Japan may survive as one organism species, Japan should just push the way of coexistence and co-prosperity on, cooperating with other organism species state groups which can share a sense of values. Learn for a living thing!


2014年7月25日金曜日

20140725ブログ投稿記事のラベルの整理


人の平均余命と寿命はインターネットですぐ調べることができる。自分の年齢と性別を入力すればたちどころにその数字が出る。それによると男の平均余命は9.87歳であり、男は平均的に86.87歳まで生存していることができることになっている。因みに男の女房は男が没後2年半ほど生存していることになっている。

 男は自分が5年間も書き続けてきたブログのラベルの整理を始めた。男のブログは世界中に公開されているので一人称はなるべくぼかして名前や地名などもぼかしている。しかし、男のことを知っている人は凡その見当はつく筈である。

 確実なことは男はあと10年プラスマイナスX年生存しているということである。その生存中に男は天に与えられたと自分で納得しているところのことを成し遂げなければならないと考えている。その一つは自分が生きた証として自分の晩期に自分が日々何を考え、どのように生きていたかを書き遺しておくことである。

 石原慎太郎氏が立ち上げた新党「次世代の党」の綱領が発表された。石原氏の新党を極右勢力のようにいう人もいるようである。しかしその新党は今日本国に最も必要とされることを為そうとする政党である。男より4歳年長の石原氏は自分が存命中に為すべきことを為そうとしている。彼には一切の名誉欲も、権力欲もない。自分の余命をひたすら日本国の為に捧げようと考えているだけである。

 この新党は下記のような条例案を目論んだ某地方自治体の政治家達の意識を変えてくれることだろう。この条例案は男がブログのラベルを整理していたとき記事の中に取り上げていたものである。このような条例案を平気で目論む政治家達は日本という国家の為には何の役もたたず、むしろ害悪ですらある。

  ○自分の服装は自分で決める権利
○飲酒・喫煙を理由に処分を受けない権利
○学校行事を自分たちでつくり、自治を行う権利
○校則改正の権利
○つまらない授業を拒否する権利
○職員会議を傍聴する権利
○身体測定・健康診断を拒否する権利
○学校に行かない権利
○行事への参加を拒否する権利
○何かと不都合なことをした場合でも学校に連絡されない権利
○「日の丸」「君が代」「元号」を拒否する権利
○セックスするかしないかを自分で決める権利

2014年7月21日月曜日

20140721国家は一つの生物種である(4)――国家=‘生物’/国民=‘細胞’――


 われわれヒトの遺伝子の99%以上は他の生物の遺伝子と共有している。ヒトの遺伝子の53%は植物の遺伝子と共有し、残りの46%を動物と共有している。ヒトの遺伝子の個人間の差は僅か0.1%である。ヒトのDNAは約30億塩基対から成っているので、その0.1%、つまり300万塩基対の違いが個人間・人種間の形質の差をもたらしている。

 原日本人は縄文人と渡来系弥生人の混血で生まれた人種である。渡来系弥生人の先祖は長江中流域に住んでいた人たちである。彼らは大陸北方の寒冷地や黄河流域に住んでいた人たちではない。しかし長江中流域に住んでいた人たちは気候の寒冷化・乾燥化による食糧不足になり南下してきた人たちの圧迫を受けた。渡来系弥生人たちは遼東半島・朝鮮半島南部経由で北九州に渡って来たほか長江河口から直接南九州などに渡って来たと考えられている。

彼らは日本列島先住の縄文人たちと混血し、縄文人たちとともに今の日本人の先祖になった。しかし北海道や沖縄では縄文人と渡来系弥生人と間の混血は拡がらなかった。このためアイヌや沖縄の人々には縄文人の形質が多く残されているようである。発掘された頭蓋骨から復元された渡来系弥生人の顔立ちを見ると彫が浅く面長である。一方縄文人たちは彫りの深い顔立ちをしている。現代の日本の美女の顔立ちは縄文系の要素が多いようである。

日本列島に倭(やまと)という統一国家が成立後は『日本書紀』『新撰氏姓録』などに出ているように、朝鮮半島や中国大陸などから多くの人々が日本に渡ってきて帰化し、大東亜戦争後にも非常に多くの人々、主に朝鮮半島出身の人々が日本に帰化し、幾世代という時間経過の中で混血しながら現在の日本人という人種を構成している。ヒトは両親からXYの性染色体を含め2346本の染色体の半分ずつを受け取るから両親の遺伝子は223乗の組み合わせの中で子供に伝わる。幾世代も経れば日本という狭い国土の中で人々の血は混じり合い日本人種として均一化される。中国のように国土が広く多くの民族が混在し人口が非常に多い国は日本のようには行かない。

日本人は元来博愛的な精神を持っており排他的ではない。明治天皇は日清戦争が起きようとしていた時「四方の海 皆はらからと思う世に なぞ波風の立ち騒ぐらん」と詠われた。「はらから」は「同胞」であり、これは「同じ母から生まれた兄弟姉妹」のことである。A級戦犯だった笹川良一は「世界は一家 皆我が友」と詠っている。これらの歌は詩吟の会などで詠じられている。

 日本人は「世界中の人々は皆同胞(はらから)であり、世界は一家」と考え、憲法前文にあるように「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」ように、国家と国民とを同じレベルで考えてしまう傾向があるようである。日本は第一次世界大戦後のパリ講和会議において話し合われた国際連盟規約の中に人種差別条項を盛り込む提案をしたがアメリカなどの反対により「そのような提案をした」という事実だけが記録されその希望は実現しなかった。日本が大東亜戦争を戦ったのもアジアから欧米諸国の植民地を無くしてアジアに恒久の平和と繁栄をもたらすとともに日本の自存・自衛を全うするためであった。日本の兵士たちはその大義ために血を流した。

さて、ヒトは互いに意思疎通をし合う。成人の体は約60兆個の細胞によって構成されている。その細胞たちも互いに信号を伝達し合っている。ヒトは他者からある情報を受け取るとあれこれ思い・考え・話をし・行動を起こす。同様にその細胞たちも外部から情報がもたらされるとその情報は細胞内に伝えられ、遺伝暗号により予め決められている反応を示す。ヒトを‘細胞’とすればヒトにより構成されている国家は‘生物’である。細胞が危機に遭うと細胞内外でこれに対応する反応をするように、‘細胞’である国民自身も自分の身に危険が迫るようなことが国家に起きれば何かの行動をする。その結果国家或いは集団は‘生物’のように行動する。これはキイロタマホコリカビというアメーバ状の一個の細胞性粘菌が飢餓の状態になったとき、環状AMPという物質を放出すると他のキイロタマホコリカビたちがこれを感知して其処に集まり、キイロタマホコリカビの大集合となってそれがあたかも一個のナメクジのような形になって動く様子と似ている。

 最近起きている中国の海洋進出行動やウクライナ東部に対するロシアの行動はそれぞれ‘生物’としての国家の自存の行動である。そのように観ずると日本は‘生物’国家としてどう対処すべきなのか自ずと明確になってくるのではないだろうか?日本人は利己的ではなく愛他的・協調的精神を持っている。ところが世界の常識では「国家は利己的なもの」である。日本人が他国の人々に対して抱いているような友愛の精神は他の国家に対しては通用しない。そのことを日本人は強く自覚しなければならない。


 生物’である日本は‘生物’である他国からの様々な干渉を決して許さないという毅然とした態度を示すとともに、それら‘生物’国家に不必要な刺激を与えないようにすることが重要である。他国からの干渉に対しては国際社会の場でその行為が間違っていることを言辞をもって強く訴えることが重要である。ある‘生物’国家にとっては非常にセンシティヴな問題、例えば靖国神社参拝については、‘生物’日本を代表する立場の人々は決して不用意・不必要な言動をするべきではないのである。ただし‘細胞’である個々の日本国民の言動は全く自由でなければならない。‘細胞’である日本国民の言動は‘生物’日本国の‘遺伝子’に刻み込まれている自由と民主主義思想の発現のとおりであるべきである。

【関連リンク】2010110日日曜日『反捕鯨団体シーシェパード(20100110)』
http://hibikorejitaku.blogspot.jp/2010/01/20100110-2-2-1-2-7-1998-2-3.html

2014年7月2日水曜日

国家は一つの生物種である(3)――集団的自衛権――(20140702)


 集団的自衛権を限定的に容認するという憲法解釈が閣議決定された。これに対して中国は強い警戒感を表明し、韓国は日本が戦争できる国になったと憂慮を示した。アメリカは歓迎し向こう50年間日本の安全を保障した。日本・中国・韓国・アメリカ・世界の国々はいずれも‘生物’である。(今後学術的な生物と区別するため括弧付きとする。但し、表題は変えない。)

 東アジアの近代史を見ても日本を含む諸国は皆‘生物’であった。地球上のあらゆる生物がそれぞれ突然変異を経てそれぞれの姿で定着し今日に生きながらえているように、‘生物’である国家もそれぞれ突然変異を経てそれぞれの姿になり今日に生きながらえている。その中で神武天皇以来国家の姿や基本的な性格が変わっていないのは日本だけである。‘生物’である日本は‘生物’であるアメリカやイギリスなどと大喧嘩をした。その大喧嘩を経てそれぞれの‘生物’のそれぞれの‘DNA’に新たな要素が書き加えられ、それぞれ新たな状況に対応できるように進化した。この進化はアメリカもイギリスも国家の姿や基本的な性格は変わらずに起きていて、それぞれ現在も進化を続けている。

 日本国内で民主党・結いの党・共産党・社民党が今回の閣議決定に対して強く反発している。石原氏は結いの党の江田代表の国家観が次世代の為にならぬと判断し、日本維新の会の分党という形で同志を引き連れて「次世代の党」を立ち上げた。今回の閣議決定についてリベラルな考え方をする熟年・高齢者層に対して国家観を意識し始めた若い世代の人たちは「自分たちが生きのびるため」に当然のことであると受け止めているようである。

 動物たちは自分の命を自分自身で守ろうとする。動物の世界では自分の命を助けてくれるような他の動物はいない。日本は戦後「茹でガエル」のようにされ、あたかも「百年の刑」にかけられているようにされたので、多くの日本人は平和ボケをしてしまっていた。日本が危険な目に遭ったら、アメリカは必ず助けてくれると思い込んでいた。アメリカと雖も日本が自ら血を流して自国を護ろうという意思を示し、更にアメリカが危急のときは日本がアメリカを助けるというgive and take の考え方をしない限り、日本のために自国の兵士の命を危険に晒す気持ちにはなれないだろう。


 日本地球上のあらゆる生物は自ら生き残るため自然に行動している。生物には自存力が備わっている。国家も‘生物’である。日本人の意識を変えるキーワードは「国家は一つの生物種」である。今回の閣議決定に声高に反対している政治家たちに対して、私は彼らが男らしい野性的な心を持つこと、及び吉田松陰や橋本左内など幕末に国の為死んだ志士たちのように文武両道を兼ね備えた今様の真の武士になることを求めたい。無理かな?

【関連リンク】2009712日日曜日『マイケル・ジャクソン追悼式(20090712)』
http://hibikorejitaku.blogspot.jp/2009/07/20090712-8-to-heal-world-6-70-11.html