2013年8月24日土曜日

「意識」と「仏教」(4)――『NHKスペシャル「亡き人が現れた・・・」――

 昨夜10時からNHKテレビ1チャンネルで『NHKスペシャル「亡き人が現れた・・・」いま被災地で語られる不思議体験・涙の再会 案内人宮本信子』が放映された。これを視聴して私は死者の「意識」は「存在する」という確信を得た。

公明党は仏教に帰依している方々を支持母体にしていると理解している。そうであれば仏教が教える「霊魂は永遠に六道に輪廻転生する」ことを信じている方々に公明党は支持されている筈である。

昨夜NHKテレビで3.11大震災・巨大津波による死者もしくは死者と関わりがあった物に再会したという不思議な体験のことが報じられていた。それまでどうしても立ち上がれず打ち沈んでいた人たちはその再会を契機に再び人生を前向きに歩くようになったという。心のケアに従事していたある医師はそれを「死者の力」と語った。本来そのような「死者の力」に頼らずとも自らの施術で人々を立ち上がらせるべきところであるのでその医師はその「死者の力」を「敵」と言った。

「こうありたい」「こうあって欲しい」という極めて強い願望は、それが正当なものである限り必ず実現するものである。それはキリスト教の聖書や旧約聖書にも書かれている。

愛する父母・妻子・弟妹たちが暮らしている祖国日本を守ろうと自らの命を捧げて戦い、散って逝った何百万人という兵士たちのことを今を生きる我々は思わなければならない。昨夜のNHKテレビの映像でも明らかなように、「意識」は時空を超えて融通無碍・無辺・時差や場所に無関係かつ複線的である。我々に見えていなくても其処に「死者」の「意識」があって遺された者の「意識」との間で時空を超えてお互い響き合うものである。


この祖国日本の安全と平和と繁栄のため集団的自衛権がなぜ必要なのか、その権利行使の範囲は何なのかを仏教を信じる公明党支持者の方々にも是非考えて頂きたいものである。誰も戦火に巻き込まれることは嫌である。しかし日本を取り巻く隣国はまるで野獣のように日本を貶めようとしているという現実がある。日本は武士道の国である。日本は他に取るべき手段がどうしても見つからない場合は、座して死を待つよりも武器をもって立ち上がり、生き残り、生き延びるようにしなければならないのである。