2018年8月25日土曜日

20180825日本の神々 ―― 『古事記』を読む ――



 最近のDNAによる調査結果では、アイヌの人々も琉球の人々も縄文人もルーツは同じであることが判っている。つまり皆日本人である。それを今更、国連で日本の少数民族独立を主張するのは可笑しい。そう言う主張をする者は、某国による日本民族分断作戦に乗せられている。個々の人々は善良であっても国家は一つの生き物の如くあり、「生残り」のため、「自存」のため、悪行を厭わないものである。日本に対して某国が悪行を働かないように、日本も「強い生き物」の如く在って某国に手出しさせないようにしつつ、某国と仲良くする必要がある。因みに「アイヌ」とは「人間」という意味である。

国連人権委員会は国連人権理事会の設立により既に廃止されていて、国連の正式な機関でない。しかし国連の名のもとに国連に報告する資料を集めて審査している「国連人種差別撤廃委員会」という「委員会」があるようである。そこはどうも「反日」的な活動の拠点になっているらしい。その「委員」会の委員はどういう立場なのか?どういう出身なのか?

それはともかく、アイヌの人々も天地自然の神々(カムイ)に祈りを捧げている。16000年前から3000年前までの13000年間、この日本列島で平和に豊かに暮らしていた日本人の先祖・縄文人たちもそうであった。

日本人の血には渡来人の血が混じっている。渡来人たちには出身地大陸で戦争の経験があった。日本人には縄文人による、言わば水平方向の精神と、渡来人による、言わば垂直方向の精神が合成した精神がある。日本の神代の時代にその精神は既に完成していた。神代の時代に刀剣を製造する技術があったことが『古事記』に記述から分かる。

『古事記』には男神イザナギノミコト・女神イザナミノミコトが天地自然や生活に大事な物を「神」として産んだことが書かれている。
①イザナギ・イザナミの二神が産んだ神々の中から二つのカップルがそれぞれ分担して、水面が波立つ現象・霧・山地・渓谷・分水嶺などを司る神々を生んだ。
②イザナミノミコトは物が焼ける臭いがする神・ヒノカグツチノカミ(火之迦具土神)を生んだとき、陰部が焼けただれて病に伏してしまった。
③病床のイザナミノミコトの嘔吐物・糞(ウンチ)や・尿(オシッコ)から高山や灌漑用の水や生産や食物などを司る神々が生まれた。
④イザナミノミコトはヒノカグツチノカミを生んだことが原因で亡くなってしまいまった(神避(かむさ)りましき)。
⑤イザナギノミコトは「愛しいわが妻の命を子供一人にかえたことである」と哭(な)き涙を流した。その涙はナキサワノメノカミ(泣澤女神)に成った。
⑥イザナギノミコトは神避った(かむさった)イザナミノミコトを出雲國(現在の島根県松江市・安来市・雲南市・出雲市の大部分・大田市の一部・仁多郡の大部分・飯石郡の大部分)伯伎國(現在の鳥取県米子市・倉吉市・境港市・東伯郡・西伯郡・日野郡)の境の比婆の山に葬った。広島県比婆郡にその伝説がある。
⑦イザナギノミコトは腰に帯びた十拳剣(とつかつるぎ)を抜いて、妻イザナミノミコトが死んだ原因となったわが子ヒノカグツチノカミの首を刎ねた。
⑧その剣の先の血が多数の岩石群に飛び散って、岩石を砕くほど力がある神などの神々になった。
⑨その剣の本に付いた血も多数の岩石群に飛び散って太陽を称える神や剣の威力を称える神や渓谷の水を司る神などになった。
                                    (続く) 

0 件のコメント: