2017年8月8日火曜日

20170808「女性宮家の創設」には断固反対である。


 讀賣新聞『論点スペシャル』欄に「皇室制度の疲労 顕在化」という題で慶応大学笠原教授の投稿がある。教授は「一代限りでも女性宮家が作れるよう・・(中略)・・皇室典範12条の改正に向けた議論を始めるべきだ。・・(中略)・・皇室典範9条も改正し、戦後に皇籍離脱した旧宮家の男系男子を念頭に養子を解禁することも有力な選択肢だ」と語っている。

 「一代限り」という条件付きでも女性宮家の創設には絶対反対である。皇女が一般人と結婚される場合、その一般人のあるべき姿を皇室典範で規定するべきである。夫となるべき人がどういう家庭で育った人なのか、どういう家族親族構成なのか、が問題にならないように皇室典範で原則を規定するべきである。

 男は戦後に皇籍離脱した旧宮家の男系男子を念頭に養子を解禁することを最優先に検討することを強く求める。政府は国民に対してY染色体遺伝子による遺伝とミトコンドリア遺伝子による遺伝の違いを徹底的に説明するべきである。

 皇統の危機は歴史上何度も起きた。天武天皇の御世、阿知主(あちのおみ)の子孫と称する帰化系氏族の党族(やから)が天皇に対して悪逆を行っていた。また帰化した新羅人の陰謀による皇室転覆の危機もあった。歴史書『日本書紀』にはそのことが詳しく書かれている。血液中のヒト白血球抗原(HLA)について日本人に最も多いタイプはB52-DR2であるという。そのタイプは西日本に住む人々に多く、韓国・中国北部に住む人々にも多いらしい。因みにB46-DR9のタイプもあり、これは長江流域の人々のものと同じであるそうである。またB44-DR13のタイプもあり、これは朝鮮半島の人々のものと同じであるそうである。

 ネット上で一部の韓国人は自分たちが日本人と同じ人種であると言っている人たちがいる。反日感情の根源にはそういう意識もあるだろう。しかしDNAについて比較したとき、日本人は韓国人・中国人とまったくかけ離れていることが明らかになっている。これは縄文人の人骨の核DNAの研究結果判明したことである。つまり日本人は韓国人と同じ人種ではない。このことを多人種の混血種である日本人は自覚するべきである。日本人が自分たちのアイデンティティについて明確に自覚すれば、反日感情も鎮まるのではないのか?
 

 日本に帰化した人たちの子孫は何世代も経れば2nnは世代数)で増える。血は完全に混じり合い、皆完全な日本人になる。日本民族の一員になる。血の多様性は日本人の活力・能力の源泉である。天皇はそういう日本民族の統合の象徴である。軽々に「女性宮家」などと言ってはならぬ。男系の皇統を維持し、ヤマト言葉・言霊・古来の伝統・古来の文化を大切に維持することは、日本民族がこの日本列島で生き残って行くために最も重要な事柄である。