2017年8月2日水曜日

20170802沖縄の縄文土器


 アメリカ軍が日本に返還する基地の中に「平安山原(はんざんばる)B遺跡」がある。この遺跡から2500年ほど前の縄文土器が発見された。それは縄文晩期後半、青森や岩手や北海道南部で花開いた亀ヶ岡文化の土器片であった。弘前大学がこの土器の土を分析したところ、約7300年前に鹿児島県南部の海で起きた大噴火の「アカホヤ火山灰」と呼ばれる噴出物が混じっていた。(参考:2017731日付け朝日新聞記事)

 太古の昔、今のスマトラ島・マレーシア・インドネシア・フィリッピンを包んでいたスンダランドという大陸があり、其処に住んでいた人々が丸木舟を作って黒潮に乗って日本列島にやってきた。彼らは北海道のアイヌの人たちの祖先と同じ人々と交流し、混血し、我々日本人の祖先になった。

Y染色体DNAハプロタイプD1bの遺伝子を持つ北方からの民とミトコンドリアDNAハプロタイプM7aの遺伝子を持つ南方からの民はこの日本列島各地に広がり、今から16000年前から3000年前までの16000年間にわたり、この日本列島で平和に暮らしていた。3000年前、長江中流域の民がポートピープルとなって日本にやって来た。彼らはミトコンドリアDNAハプロタイプO1bの遺伝子を持っていた。

ハプロタイプD1bY染色体DNAに占める比率はアイヌの人々が75%、沖縄の人々が55.6%である。(引用:ウイキペディア『日本人』)これらD1b M7a O1bの各遺伝子は日本人と他の東アジア人と間の人種の違いを特徴付けるものである。

ウオーキングのため川の周りを歩いていると色々な草花が咲いているのを見かける。男が先日知ったアレチマツヨイクサ(Oenothera biennis)は北アメリカ原産であるが、日本各地に拡散している。この植物も精子と卵子が結合して子孫を増やした。同様に男と女は性交して子供を作り、その子供が同様に子供を作り、2n乗で子孫を増やし、その子孫たちが日本列島各地に拡散していった。

 アイヌの人々は縄文人である。アイヌの人々の容貌を見てわかるとおり、縄文人の女性たちは彫りが深い魅力的な顔立ちをしていただろう。男はアイヌの女性たちの音楽や踊りをYou Tubeの動画で見ていると、この齢でも彼女たちに親しみを感じる。

紀元前300年前後、中国の戦乱から逃れて日本にやって来た人々がいた。縄文人は彼らとの間に子孫を残した。その子孫は和人と呼ばれた。和人たちはアイヌの人々の間で子孫を残した。日本人は縄文人の子孫であると同時に、紀元前300年頃日本にやって来た大陸の人々の子孫でもある。

縄文時代のことと日本人のDNAが明らかになるにつれ、日本人のアイデンティティは確固たるものになってゆくことだろう。天皇・皇室・日本の伝統・日本の文化・日本語は日本人のアイデンティティの非常に重要な要素である。

「反日」感情が強い韓国人は天皇を「日王」と呼び、日本民族統合の象徴である天皇を蔑む。彼らは日本の国旗を足で踏みつける。日本人を憤らせ嫌悪させている構造物が、韓国の日本領事館の前に設置され、アメリカの地方都市の公共場所などにも設置されている。日本人を憤らせ嫌悪させている主張が世界中で繰り広げられている。すべては「反日」という‘宗教’により生み出されている問題である。日本人が自らのアイデンティティを深く自覚すれば、日本は生まれ変わる。そしてこの問題はきっと解決されるだろう。