2013年3月3日日曜日

一億三千万人総火の玉となって強い日本を作る(20130303

 「為せば成る」「ならぬことはならぬ」この二つの言葉は人間が生きる上で大変重要である。「為せば成る」は江戸時代中期の出羽国米沢藩の第9代藩主上杉鷹山公が子息に教訓として示したものである。その鷹山公が藩主の心得として伝授したものに「為せば成る為さねば成らぬ何事も成らぬは人の為さぬなりけり」というものがある。鷹山公は家督を譲るにあたり「一、国家は先祖より子孫へ伝え候国家にして我私すべき物にはこれなく候。一、人民は国家に属したる人民にして我私すべき物にはこれなく候」というものがある。現代語訳すれば「一、国家は先祖から子孫に伝えるところの国家であって自分で身勝手にしてはならないものである。一、人民は国家に属している人民であって自分で勝手にしてはならないものである」である。民主党有力国会議員の中に「国家を自分勝手に」しようとした人はいなかったか?

民主党政権の3年間日本は国家として「為せば成る」の気概に欠けていた。しかも多くの民主党国会議員たちに国家観が欠如しているのか自分の出自が無意識的にそうさせたのか分からぬが「外国人参政権」「夫婦別称」「女性宮家創設」諸法案を推進しようとした。さらに人権委員会と言うものがあるにもかかわらず屋上階を重ねるようにして「人権侵害救済」法案を推進しようとした。この「人権侵害救済」法案は新聞やテレビなら許されるが個人がブログ等に特定個人のことを批判した場合に処罰されるような方向性があった。しかも外国人も人権委員会委員になれるような法案であった。民主党政権で日本は亡国の道を歩み始めていた。日本は自由民主党政権が復活して本当に良かった。

一方「ならぬことはならぬ」は会津藩の藩校で藩士の子弟たちに訓辞した以下の掟にあるもので、七か条の訓辞の最後にあるものである。七か条は「一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ。二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ。三、虚言を言ふ事はなりませぬ。四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ。五、弱い者をいぢめてはなりませぬ。六、戸外で物を食べてはなりませぬ。七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬである。そして最後に「ならぬことはならぬものです」とある。

この「ならぬことはならぬ」の意味の根本には勿論法律に違反し犯罪になるようなことを行ってはならぬことが含まれるだろう。それだけでなく法律には触れないが道徳上してはならぬ一切のことが含まれるだろう。例え裁判に勝っても道義的に良くないことをしてはならぬのである。しかし金の為・名声を得るため・名声を維持するため法律に触れないぎりぎりのことをする国会議員がいる。選挙民は誰がそういう国家議員であるか見抜いている。夏の参議院選挙前にインターネットが解禁される法案が成立するだろう。そうなればそういう国会議員たちの再選は難しくなることだろう。