2013年3月7日木曜日


ある男の悲痛な願い(20130307

シナ(中国)の公船が尖閣諸島海域を徘徊し、しばしば我が領海侵犯を繰り返し、さらにシナ(中国)政府が「海洋権益を守る」と称して実は「釣魚島は古来シナ(中国)の領土である」と主張し、尖閣諸島を占領することを正当化する宣伝活動を行っている。

シナ(中国)では学校教育において子供たちに「釣魚島」(日本名「尖閣諸島」)を古来自国の領土であり日本が掠め取ったものであると教え込んでいる。韓国では日本の領土「竹島」についても同様に学校教育において子供たちに「独島」(日本名「竹島」)は古来韓国の領土であったが日本が韓国併合時に日本の領土にしてしまったものであると教え込んでいる。シナ(中国)や韓国の子供たちは歴史的事実を知らないまま政府によって教え込まれた嘘の歴史を信じ込み日本を憎むようになっている。シナ(中国)も韓国もそのような教育が正しいことを国際世論に訴える宣伝活動を活発に行っている。彼の国々は日本政府が尖閣や竹島の問題を国際司法裁判所に提訴しようとしてもそれに応じようとしない。

一方日本では子供たちに尖閣や竹島のことを熱心に教えようとはしていない。実際に尖閣や竹島が日本の領土であることを知らない生徒たちが多い。しかも日本政府は国際世論を喚起するための積極的な宣伝活動を行っていない。日本国憲法前文にあるとおり日本は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」して極めて鷹揚な対応をしている。これでは日本の立場は悪くなるばかりである。日本人は「人を騙すことは悪い」と考えているがシナ(中国)人や韓国人は逆に「人から騙される方が悪い」と考えている。

大東亜解放戦争に敗れアメリカに降参するまでは日本に「武士道精神」が旺盛であった。アメリカは日本人の忠誠心・忍耐心・自己犠牲心を恐れたから日本人の精神構造を徹底的に改造しようとした。その一方で「日本の安全はアメリカが守ってやるから安心しろ」と言わんばかりの態度であった。朝鮮戦争が始まるとアメリカは自国の権益を守るため日本を利用した。日本はアメリカの軍事力に依存して余計な金も使わず犠牲も払わずひたすら繁栄を追求した。その結果日本は世界第二の経済大国になった。今は三位に落ちてしまっただが。日本は言うなれば「アメリカを旦那にもつ妾」のような国になってしまっていた。

70歳代前後以降の人たちはそう遠くない未来に全てこの世から姿を消す。今40歳代・50歳代の人たちの子供の時代には日本はどうなってしまっているのだろうか?三島由紀夫はそういう未来を憂えて檄文を残し割腹自殺をした。そのとき彼を批判する言論が多かった。日本人は何か大きな犠牲者が出ないと問題の本質に注意を向けない傾向がある。その時ではもう遅いのである。先ずは学校教育の現場で尖閣や竹島や北方四島について子供たちに徹底的に教え込むことから手を付けて欲しい。76歳になるある男の悲痛な願いである。