2010年5月22日土曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(63) (20100522)


韓国政府は韓国の哨戒艦を沈没させたのは北朝鮮の1500トンの小型潜水艦から発射された魚雷であることを明らかにした。早速北朝鮮国防委員会はいつもの女性報道官を通じて、韓国の報道発表内容はねつ造であると激しい口調で反論した。韓国はこの問題を安保理に諮り北朝鮮を一層締め付ける動きに出ることになり、わが国の政府もそれを強力に後押しすることになった。中国は冷静な対応を求めている。

わが自衛隊は警戒態勢(DEFCON)のレベルを上げているはずである。中川国家公安委員長は全国の警察に警戒態勢を高めるように指示した。

金正日総書記は先般中国を突然訪問し、経済的援助を求めたが中国の温家宝首相はそれを拒否したという。北朝鮮はデノミの失敗で経済が一層悪化し、デノミ政策の責任者を銃殺処刑した。また国防委員長は高齢であるため更迭された。北朝鮮はますます追いつめられ、体制崩壊寸前の状況にあるのかもしれない。

軍へのシビリアンコントロールが機能しなくなり、軍が暴走するかもしれない。人間の体でいえば、頭脳の前頭葉の働きが鈍くなり、手足が勝手に動き、相手かまわず暴力を振るう状態になる懸念がある。

平和ボケした一部のジャーナリストや社民党などは自衛隊や警察を‘けがらわしい’もののように忌み嫌っているとしか見えない。これらが人間の手足に例えられるような‘暴力装置’のようなものであるから、とにかく‘暴力’というイメージで忌み嫌うのだ。

暴力に対してはより強い暴力を示して対抗するしかないのだ。昔、武士は氷のように冷たく感じる良く斬れる刀を腰に差していた。しかしそれを滅多に抜くことはなかった。腰の氷刀は護身のためであり、武士の精神の象徴であり、相手に一定の畏敬の念を起させる物であった。わが国の‘軍隊’を自衛隊という言葉にすり替え、‘歩兵’を普通科という言葉にすり替え、‘砲兵’を特科という言葉にすり替え、‘工兵’を施設科という言葉にすり替えて表現されている。階級でも‘空軍中佐’を2等空佐という言葉にすり替えている。英語では両者は同じである。ただ‘軍隊’はMilitary Forcesで自衛隊はDefense Force である。言葉の表現で‘忌み嫌う’ものを誤魔化して受け容れている。バカではないか!

先般中国海軍はわが国の沖ノ島を中国は「ただの岩礁だ」言っている中国は、その近海で演習を行った。警戒していたわが‘海軍’の‘駆逐艦’に中国海軍のヘリコプターが異常接近した問題で岡田外相は中国の外相に抗議したが、中国外相は逆にわが‘海軍’の行動を非難した。岡田外相はそれ以上の抗議の発言はしなかった。相手に対する気迫がない!

竹島はわが‘海軍’が先手を打つ前に韓国に‘占領’されてしまった。尖閣諸島も油断すると中国に‘占領’されてしまうだろう。沖ノ島も油断しているすきに中国の海軍によって砲撃破壊されてしまい、それこそ彼らが言うように、ただの岩礁になってしまうだろう。

7 或る人が、たとい博学であっても、徳行に専念していないならば、世の人々はかれを徳行の点で非難する。その人の学問は完全に身に具わっているのではない。

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