2010年12月12日日曜日

各界のリーダーたちへ期待(20101212)


    老人はこのブログも含めて、プライバシーを公開することに若干の懸念がある。政治家や芸能人など半ば以上‘公人’である有名人を除いて全く一般の市井の一老人が自分の顔写真や経歴などを公開すると言うのは勇気の要ることである。しかし、老人の実弟など企業経営者は自分の顔写真を堂々と出している。見る方はその写真を見てその人がどういう人か納得する。問題はそのようにして少しでも‘公人’に近づくと、その発言には一定の注意が必要になってくる。いくら相手が‘公人’であっても、相手の地位・立場などを尊重しなければならない。しかし本屋に行ってみると、‘公人’を積極的に攻撃している記事を載せた本が並べられている。それを書いた本人も殆ど‘公人’同然の人たちである。

  言論の自由とは、そのような言論が自由にできることである。お隣の中国ではノーベル平和賞を授与された劉暁波氏が当局によって監獄につながれ、その奥様も半ば軟禁状態に置かれているという。世界中で中国は非難されている。

  その中国が北朝鮮と軍事的なつながりをもっているらしい。中国の高級軍人が北朝鮮を訪問し、北朝鮮も高官が中国を訪れている。中国は6カ国協議について北朝鮮に核開発を放棄させるように動くようアメリカ・日本・韓国から圧力をかけられている。ロシアは今のところ漁夫の利をねらっているのか沈黙している。しかし日米演習を‘妨害’した。

  アメリカは黄海で韓国軍と大規模な軍事演習を行い、引き続き日本の自衛隊(老人は‘国防軍’と言いたい!)と日本海及び南西諸島海域で大規模な‘軍事’演習を行って、煮え切らない中国に圧力をかけた。沖縄における米軍の存在は非常に重要であるとアメリカは何度も言っている。そのことを分かっているのは自衛隊(老人は‘日本国防軍’と言いたい!)と一部の政治家や一部の官僚や一部の識者だけである。

  菅総理は社民党と連携を組もうとしている。そのことを長島氏ら一部の民主党議員は心配しているとテレビの前で公言した。その「菅首相は10日夜、朝鮮半島有事が起きた場合、北朝鮮による拉致被害者の救出のため、自衛隊派遣の可能性を検討していることを明らかにした」という。これは11日の読売新聞記事である。それによれば、その発言は都内のホテルで開かれた拉致被害者との懇談で語られたものである。パフォーマンスの域を出ていない。首相に同席した東祥三内閣府副大臣は「(首相の発言内容の実現には)自衛隊法改正が必要だ。拉致被害者救出に向けて頑張るという決意の表れだ」と述べたと言う。

  もし菅首相に本気で日本の国土を守り抜くという‘志’があるならば、福島社民党などと連携を組もうなどと全く考えない筈である。‘志’があるならばアメリカの軍事力に依存している現状を不具合と認識し、自主防衛力の整備の必要性を国民によく説明し、あるべき日本の姿を描いて国民に訴え、広く国民の支持を求めるようにすべきである。そういう志が彼には全く見られず、人気取りのように見えるようなことしか言っていない。

  そういう中、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長が民主党と自民党の大連立を働きかけているというニュースが飛び交った。社民党と組むと言うことは、「少数者の利益」のため大多数の利益が損なわれるということである。「最大多数の最大幸福」のため、各界のリーダーたちは今何を為すべきか、行動してもらいたいと一市井の老人は願っている。

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