2010年2月10日水曜日

ブッダ「真理のことば」を学ぶ(19(20100210)

  今日(8日、月曜日)、朝から温暖なよいお天気である。気持ちが良い。女房の帯状疱疹もかなり良くなった。帯状疱疹は一度罹ると免疫ができて今後これに罹ることはないらしい。昨年10月、大分の田舎に独居している91歳になる母(継母)が帯状疱疹になり、かかりつけの病院に入院したので男は女房と一緒に帰省したが、女房の帯状疱疹はそのとき母から感染したのかもしれない。母は退院し、自宅で塗り薬で治療したが、背中を流すとか髪を洗うとかの入浴の世話は女房がした。

  ウイルスは健康な身体の中では静かにしているが、過労とかストレスとか老齢とかの状況になると免疫力が低下し、ウイルスが活動し始めるのだろう。母の場合は入院して治療し、完治したころ退院しているので、ウイルスは残っていなかった筈である。そうであれば、女房の帯状疱疹のウイルスは子供の時から女房の身体の中に存在していて、じっとしていたことになる。多分そうであろう。ウイルスは生きた細胞に寄生しないでは増殖できず、寄生する相手がいなければ何百年でも待ち続けるということであるから・・。

  男のところに横浜地方検察庁から過料3万円を払えと言う納付告知書が来た。平成10年にお特定非営利活動促進法という法律ができてすぐ、男が代表になってあるNPO法人を立ち上げ、事業が順調に運びその法人の資産が増えたのにその届をしていなかったため過料を課せられたのである。男はその頃その届出が必要なことは知らなかった。

  昨年暮れ裁判所から突然そのような過料を課すという通知が来て、男は初めそれは裁判員のことかなと思っていたら、中身は過料のことであった。男はそのNPO法人の代表をもう何年も前に辞任していたのであるが、過料はそのNPO法人で支払ってくれることになっているので、今日は納付告知を以ってそのNPO法人の事務所に行った。そのNPO法人は男の後任者の指導のもと、よく活動して地域から高い評価を受けている。

  ブッダ「真理のことば」第十三章は「世の中」という題である。
この世は前世の来世であると夢窓国師はおっしゃった。(『夢中問答集』講談社学術文庫)
169 善い行いのことわりを実行せよ。悪い行いのことわりを実行するな。ことわりに従って行う人は、この世でも、あの世でも、安楽に臥す。

170 世の中は泡沫(うたたか)のごとしと見よ。世の中はかげろうのごとしと見よ。世の中をこのように観ずる人は、死王もかれを見ることがない。

171 さあ、この世の中をみよ。王者の車のように美麗である。愚者はそこに耽溺するが、心ある人はそれに執着しない。

175 以前には悪い行いをした人でも、のちに善によってつぐなうならば、その人はこの世の中を照らす。雲を離れた月のように。

177 物惜みする人々は天の神々の世界におもむかない。愚かな人々は分かちあうことをたたえない。しかし心ある人々は分かちあうことを喜んで、ゆえに来世には幸せとなる。