2010年2月1日月曜日

ブッダ「真理のことば」を学ぶ(10(20100201)

女房は数日前発症したようであるが、右頬におできが出来て医者に行ったら帯状疱疹の可能性があると診断され、化膿止めの抗生物質と帯状疱疹のウイルスを抑える抗生物質などが処方された。一昨日は右側の耳の下の首辺りから頭にかけて痛みがあったが、それは薬で抑えられたようである。ところが昨日は左側の同じところに痛みが来た。帯状疱疹のウイルスをリンパ腺で抑えようとしているらしい。それも今日はだいぶ改善された。
当面安静が第一であるので、女房は家で録画していた紅葉の石山寺などを観ている。男もテレビ画面に写る美しい景色に見とれた。わが国には代々守り継がれてきた素晴らしい歴史的遺産がある。日本は本当に素晴らしい国である。この日本という国の形を、野心家の政治家の、欺瞞的な大義名分をかざした政治家の、私利私欲の行動のために決して壊されてはならないと思う。「国民よ、目を覚ませ!」と男は腸を絞る思いで叫びたい。
そういうわけで今日は男は独りで川の周りを散歩した。お天気もよく気持ちがよい。午後も遅い時間であったので太陽が傾き水面に映えている。鉄橋の上を電車がゴトンゴトンと走っている。釣りを楽しむ人たちが川に釣り糸を垂れたまま語り合っている。ジョギングしているカップルがいる。犬の散歩をさせている女性がいる。老いた女が独りで散歩している。向こう岸では子供たちの野球チームが試合をしていて元気な声を出している。やがて日は丘陵に沈み、人々の暮らしの一こまが終わる。かくして時は流れる。
2500年前、インドの大地で釈尊は弟子たちに法を教えを説いた。釈尊が語られた言葉は書きとめられ、後の世に伝えられ、代々引き継がれてきた。法隆寺の聖徳太子像も、その教えとともに代々僧侶たちによって守られ、伝えられてきた。日本は本当に素晴らしい国である。このようにして、今日に至ってなお釈尊は私たちに生き方の教えを説かれている。本当に有り難いことである。「私は政権獲得という一点だけでこれまで行動してきた」と、もっともらしい大義名分を掲げ、そのようにして私利私欲を欺瞞的な衣で隠している政治家の野心を、党利党略を、人々はやがて見抜き、厳しい罰を与えることであろう。

ブッダ「真理のことば」第三章は「心」と題されている。
40 この身体は水瓶のように脆いものだと知って、この心を城郭のように(堅固に)安立して、智慧の武器をもって、悪魔と戦え。克ち得たものを守れ。しかもそれに執着することなく。
43 母も父もそのほか親族がしてくれるよりもさらに優れたことを、正しく向けられた心がしてくれる。

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