2010年2月19日金曜日

ブッダ「真理のことば」を学ぶ(28(20100219)

 15日、昨日は良かったが今日はまた寒い。バンクーバー冬期オリンピックで上村愛子選手は惜しくも4位に終わった。それでもベストを尽くし、昨年よりは順位が上がった。毎年一段づつ順位が上がったことを彼女は自分自身で可笑しがりながらも、予選第一位で最後に滑ったアメリカの選手の滑りに感嘆していた。

 スノーボードの国母選手が今の若者の服装・髪型で物議をかもし、選手団長橋本聖子氏は彼を入場行進に出さなかった。男はこの決定を正しいと思う。テレビであるキャスターが「‘He is a good sports. と言う場合、‘彼はグッド・スポーツマンである’という意味だ。西欧では子供の時からスポーツする人の態度について教え込まれる。」と言っていた。近頃の若い人たちは文字離れが進み、選手規程を渡されても読まない人が多いらしい。

 先般テレビ中継で観た衆議院予算委員会集中審議でも指摘があったが、国会議員になって渡される手帳に、憲法を初め諸規程が書かれているが、読まない議員が殆どのようである。女房は「家庭教育がなっていないものね。先ずは家庭教育よ。」と憤慨する。今の若者の親たちの世代を育てた年寄りたちが、「教えざるの罪」を犯しているのだ。

 女房の体調不良は徐々に回復の兆しが見えて来た。「田舎に帰らなければならない」という精神的負担を無くし、十分な休養がとれる環境を作って休養させ、近くの内科の先生に処方してもらった漢方薬と、男がテレビショッピングで購入した山田養蜂のロイヤルゼリーの服用などで、身体に欠乏していたかもしれない各種微小物質を補なうようにした。

 男自身、この間の年一回の健康診断で「コレステロール値が高い、尿酸値が高い。肝脂肪あり、大動脈石灰化などの診断が出ている。検査結果のデータは、人間という‘機械’の作動状態を反映している。男は自分自身の身体(=‘機械’)のメンテナンスもしながら、女房の身体(=‘機械’)のメンテナンスもしなければならない。そのように気をつけて努力をしても、‘機械’の経年劣化は防ぎようもないのだ。そして‘あの世’に近づく。

ブッダ「真理のことば」
217 徳行と見識をそなえ、法(のり)にしたがって生き、真実を語り、自分のなすべきことを行う人は、人々から愛される。
219 久しく旅に出ていた人が遠方から無事に帰って来たならば、親戚・友人・親友たちはかれが帰ってきたのを祝う。
220 そのように善いことをしてこの世からあの世に行った人を善業が迎え受ける。親戚が愛する人が帰ってきたのを迎え受けるように。

郷里の中学校時代の同級生たちは、遠方に住んでいる級友のことを思って同級会を企画してくれた。男は老母の介護のため女房と一緒にちょくちょく帰郷していて、そのとき会う友人は何人かいるが、同級会では47年間も会っていない級友も会えるかもしれない。