2010年2月11日木曜日

ブッダ「真理のことば」を学ぶ(20(20100211)

 男は昨日図書館に行き、『姓氏家系大典』で我が家のルーツについて調べてみた。この書物にはいろいろ詳しく書かれていて、自分のルーツが判り多少興奮した。

 とは言ってもその時代から860年も経っているし、それ以前からのことを合わせると千年も経っているので、自分と血が繋がっている人は無数にいる。特に男の郷里ではその地域に住む人々は昔を辿れば皆血縁がある人々であることは間違いない。皆同胞である。

 男はときどき思うことがある。今世間を騒がせている人たちは、そのルーツが歴史上のある特定の人物につながる人たちで、そこに集う人たちもそのルーツがその歴史上の特定の人物に関わりがあった人たちではないかと。

 古来、この国では自分の勢力圏を拡大させるため、血で血を洗う抗争を繰り返しながら、今日まで来ている。人々が尊敬する歴史上の武将も、見方を変えれば殺人者である。そこに集う人々も殺人に手を貸した人々である。

 今日、殺人は犯罪である。殺人の代わりにその相手の暮らしてゆく道を断つことを為す。それまで甲の暮らしをしてきたが、その道を断ち乙の暮らしを余儀なくさせる。支配欲の強い人はそのようにして世の中でのし上がってゆく。それを生存競争だといい、その競争に勝たなければ自己実現ができないと考える。それは自然なこと(自己保存)である。

 勝つためには独りでは勝てない。必然的に仲間を作る。それには金が要る。勝つと言う目的の為に金を集める。そして強い軍団を作り、相手の軍団と対抗する。今、まさに小沢氏が目論んでいることはそれである。勝つと言う目的の為、危ない橋を渡りながらも精力的にその目的に集中する。鳩山首相以下閣僚は朝廷の‘公家’のようなものである。

 古来、システムの優劣が戦いの勝敗を決している。強固なシステムを構築できた側が敵対する相手に勝つことができる。軍事も同様である。わが日本国はアメリカとの同盟により敵対する側より優位に立つことができている。しかし、相手の方もこれに対抗して強固なシステムを構築しようと努力を惜しまない。これが自然の姿(自己保存)である。

 自己保存力(自存力)はすべての物に存在する。これは自然の理である。

 男はこういう現実の中、日本国の真の安全のため、小沢氏に対抗する優れた‘武将’の出現を願っている。選挙に勝つことだけのために国の安全を軽視する小沢氏を男は認めない。

ブッダ「真理のことば」第十四章「ブッダ」
179 ブッダの勝利は敗れることがない。この世においては何人(なんびと)も、かれの勝利に達し得ない。ブッダの境地はひろくて涯(はて)しがない。足跡をもたないかれを、いかなる道によって誘(いざな)い得るであろうか。
180 誘(いざな)うために網のようにからみつき執着をなす妄執は、かれにはどこにも存在しない。ブッダの境地は、ひろくて涯(はて)しがない。跡をもたないかれを、いかなる道によって誘(いざな)い得るであろうか。