2010年7月22日木曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(124) (20100722)

 昨日(20日)、近くの家電量販店に行ってプリンターを買った。昨年1月にその店で買ったキャノンMP-540が故障したのでMP-550に取り換えたのである。

 これまでのものは「電源を入れ直して下さい」とエラーが出るようになり、電源を入れ直せばうまく作動していたが、そのうちそのエラーメッセージが頻繁に出るようになり遂には電源を入れ直しても元に戻らなくなってしまった。

 メーカーに電話を入れ、担当者のアドバイスでいろいろやってみたが、結局修理が必要であるという結論になった。修理費は9450円で別に送料が1575円かかるという。補償期間中ならば修理費は無料であると言う。しかし補償期間は過ぎてしまっている。

 女房は、修理費が1万円もかかるなら新品を買った方がよいという。件の家電店に行って同じキャノンの製品を買うことにした。使っているインクは同じものが仕える機種の方が良い。たまたま今まで使っていたものより少し新しいものが12800円で売っていた。期間限定の特価だと宣伝している。たまたま在庫が1個残っていたのでそれを買った。

 コンピュータや周辺機器は男にとってなくてはならぬものである。実は明日九州に帰るが、それは親戚の結婚式に呼ばれ、是非祝吟をやって欲しいという。そこでいろいろ考えた末、桧垣賀陽の『結婚式』を吟じることにした。これには初めに筑前今様が入っている。男はその今様の部分は琴の音色で、絶句の方はシンセサイザーの音で楽器を弾きながら吟じることにした。これまで随分練習を重ねてきた。

 何故男が招待されたかというと、結婚の相手側で何か演目を出すらしく、それに対抗して男が詩吟をやることになったらしい。初めごく簡単にお祝いの言葉を述べ、若い二人に一言是非伝えたいことをのべ、そのあと今様は宴席の皆さんに唱和してもらうなり、手拍子を取ってもらうなりして場を盛り上げ、そのあと絶句を吟じる段取りである。

 今様と絶句を漢文で書いた筆書きに見えるフォントで、絶句には1行ごと簡単な解釈をつけたものをちょっと上等な紙に印刷して二つ折りにして、宴席の皆さんに配る。そのためプリンターがうまく作動しないと困る。そこでこのたびプリンターを買い替えたのである。

 早速印刷して二つ折りにしてみると美しい。新郎新婦も漢文の詩の意味を理解して一層嬉しく思うであろう。新郎側の演者として相手側に十分対抗できると思う。

 明日昼過ぎの飛行機で羽田から博多に向かう。今日は今までになく炎暑で室内でも35度になった。今日と言う今日はいまままでに無く暑く、熱中症にならないため大量の水分を摂った。楽器等を鞄にしない旅立ちの準備をするため、前もって吟詠の練習をした。音が近所にあまり大きく聞こえないように部屋を閉め切ってエアコンも無しの状態で30~40分練習した。汗はだらだら水が滴るように流れ出た。サウナに入っているよりエネルギーを消耗した。しかし意外と爽やかである。その間女房はフィットネスに行っていた。

50 牡牛のごとく雄々しく、気高く、竜・大仙人・勝利者・欲望の無い人・沐浴者・覚った人(ブッダ)、かれをわれは(バラモン)という。