2010年7月28日水曜日

民族感情 (20100728)


日本人は深層心理的に他国の民を見下しているであろうか?その感情は全く無いと言えるであろうか?逆に大陸の人々(中国人、韓国人、北朝鮮人)が、日本人を深層心理的に見下していないだろうか?少なくとも男自身は、彼らは日本人を深層心理的に見下していると思っている。中国人はよく「中国4000年の歴史」と口にする。韓国・北朝鮮の人たちも日本に文化を伝えたのは自分たちであると思っていると思う。いわゆる中華思想である。

実際は日本人が自発的に、かつ取捨選択しながら大陸の文化を吸収したのであって、まるごと受け入れようとしたわけではない。そうして日本独自の文化、とりわけ精神文化を開花させたのである。そのことは事実が証明している。

なぜ、反日あるいは克日という感情が大陸側にあるのであろうか?男は、それは何も先の大戦で日本がロシアを排除すべく大陸に侵攻し、朝鮮半島を支配したというだけの理由によるものではないと考える。そのことを説明すべく、インターネットで公開されている「慶應義塾双生児研究」の記事を以下に引用し、考えていることを述べる。

<自尊感情(self-esteem)とは、「自己に対する評価感情で、自分自身を基本的に価値あるものとする感覚」で、「精神的健康や適応の基盤をなす」ものとされています(心理学辞典、1999)

『中高生双生児世帯を対象とした教育と社会意識に関する大規模調査』結果のご報告・・(途中省略)・・一卵性と二卵性のきょうだいの類似度がそもそもあまり高くなければ,きょうだいひとりひとりに独自の環境(きょうだいで共有されていない環境ですので「非共有環境」といいます。・・(途中省略)・・自尊感情では非共有環境の影響が大きく、加えて遺伝の影響と共有環境の影響の両方が存在することが考えられます。・・(以下省略)>

非居優環境、遺伝及び共有環境のそれぞれの影響の割合について示されているグラフから読み取ると非共有環境の影響の割合は約60%、遺伝の影響が約27%、共有環境の影響は約13%である。

男は、民族感情はその民族の人々個々の自尊感情の集合であると考える。自尊感情で遺伝と共有環境による影響が合わせて40%を占めている。朝鮮半島を含む大陸の人たちの反日・克日感情を和らげるには、日本の精神文化を彼らの間に広げるしかない。それは強制ではなく、経済活動を通じた互恵関係の中で自然に広げるしかない。そのためには、今の日本の若い人たちの間に、日本の精神文化をしっかりと身につけさせることが肝要である。

男はこれまで何度もこのブログに書いてきたが、今の60代、70代の人たちの親は敗戦による価値観の急変にとまどった世代である。その60代、70代の人たちの子供たちは今働き盛りの世代で、アメリカ的合理主義を叩きこまれている世代である。しかし、かつての日本にあった企業における家族主義への回帰の必要を感じつつある世代である。

男は今の働き盛りの世代以下の若い人たちが、自分たちのアイデンティティとして、日本の精神文化の良さを見直し、2000年の昔から脈々として受け継がれてきたものを大事にし、さらにそれを世界に広めてゆくように活動することを願っている。

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