2012年2月11日土曜日


日本は情報格差がない社会になるだろう(20120211)

 男は今日一日中女房のiPadとつきあい、午後からは夜までわしの携帯端末スマートフォンで撮った写真をノートパソコンに取り込むため四苦八苦した。男のスマートフォンは富士通製で、ノートパソコンも富士通製である。同じ富士通製でF-Linkというソフトを使えばスマートフォンで撮った写真はパソコンに取り込めるようなっている。

 ところが、この富士通製のスマートフォンには簡単な取扱い説明書しか付いていず、充電用のアダプターは別売である。男はこれまで最近閉店したYデンキをよく利用していて女房のiPadもわしのスマートフォンもそのYデンキで買ったものだが、その店には電源アダプターの純正品はなく他の業者が製造した安物しか売っていなかった。スマートフォンの保護カバーも売っていなかった。その店はそのとき近日中に閉店するような雰囲気は全く感じられなかった。だからそこには純正の電源アダプターや保護カバーなどは売っていなかったのだ。お客を馬鹿にするには程があると男は思っている。

男は結局スマートフォンの保護カバーは別の量販店Bカメラまで買いに行って、画面の保護シールも其処の店の店員に綺麗に貼ってもらった。電源アダプターはauショップで買い求めた。男はもう金輪際Yデンキでは絶対物は買わぬことにした。

それはさておき、スマートフォンとノートパソコンをつなぐ方法について四苦八苦したおかげで、男のこの面での能力は格段に向上した。auの電波が届くところであれば日本中何処にいてもスマートフォンをルーターとしてパソコンをインターネットにつなぐことができる。男のブログも簡単にひらくことができて結構高速である。

このパソコンには本来無線LANの機能が付いているのであるが、どういうわけかそれが作動していなかった。結局富士通のカスタマーサポートセンターに電話を入れて其処のアドバイスを受けてもともとこのパソコンにインストールされている無線LANのソフトを働かせるように設定を変え、やっとそのソフトを使えるようにできたのであった。

男や女房のような高齢者で家庭用個人用情報端末を使いこなせる人は少ない。若い人でもそう簡単には使いこなせないだろう。ひまがあり、関心があり、経済的に余裕がある人だけが家庭用個人用情報端末を使うので、情報格差が生じる。しかしそれを「格差」と言うかどうかは主観的なものである。情報端末に無関心な人は、それが無くても別に生活上の不便は感じないだろう。

しかし情報端末を繋ぐネットワークの密度が濃くなるということは、人体に張り巡らされている神経網の密度が濃くなるようなものである。今の子供たちは学校でパソコンに親しんでいるが、彼らが大人になったとき日本の社会は大きく変わる可能性がある。