2012年2月1日水曜日


胃腸内視鏡検査 (20120201)

 男は7年前それまで大変長い年月お付き合いしていたジヌシと決別すべく、インターネットでJR新橋駅日比谷口すぐ近くのAいうクリニックを訪れた。その時男はそこでジヌシと決別できると思っていた。ところがそこは安孫子にあるT病院の出先機関であり、そこではジヌシとは決別できず安孫子のT病院に行くよう指示された。その病院はその方面では最も信頼性が高そうな病院であった。男は其処で手術を受け、執刀医のT先生が言ってくれたとおり男のQOLは格段に向上した。そのとき横行結腸にポリープがあり数週間おいてそのポリープを切除してもらった。以来ほとんど毎年その病院に行き、最近は同じ系列の柏駅近くの病院でも胃腸の内視鏡検査を受けてきた。

 しかし我が家から安孫子は元より柏にせよ結構距離があり時間を取られる。交通費もかかる。検査結果万一がんが見つかり入院しなければならなくなったとき、女房が可哀そうだ。ジヌシと別れる手術の時3、4日入院していたが、その間女房は毎日2時間かけて病院まで通ってきてくれていた。男が10数年前東京のJ大病院で前立腺がんの手術を受けて3週間ばかり入院していた間も、女房は毎日1時間半ぐらいかけて通ってきてくれていた。退院したときはまだ手術跡が痛むので女房と一緒に病院からタクシーを使って帰った。

そういうことがあってわが家のすぐ近くにあるかかりつけの内科医院のS先生に、何処か近くで内視鏡検査をしてくれる良い先生はいないものか相談したら、JR鶴見駅から徒歩10分もかからぬ所に開院しているK内科・胃腸科を紹介してくれた。これまで内視鏡検査のときは検査中意識がはっきりしていて緊張感があったが、ここでは看護師が「すこし眠くなる注射をしますね」といって注射してくれた。すると多少眠くなり、本当に眠ってしまった。目が覚めたら検査はすべて終わっていて、多少ふらふらしながら別室に案内され、ベッドに横たわり休憩するようになっていた。

これまでこのような経験はなかった。先生も看護師も大変親しみやすく、クライアントを非常にリラックススさせてくれる。検査結果全く異常なかった。ここを紹介してくれたS先生あて手紙と一緒に診断結果を渡され、とても良い気分で家路についた。朝8時半にこのT医院に着いて午後2時近くT医院を後にした。ここは良い。最高である。検査結果はこれまでと変わらず、胃に萎縮性胃炎と軽度の表層性胃炎あり、また逆流性食道炎もある。経過観察で毎年胃カメラ検査だけは欠かせない。これはもし食道がん・胃がんが発生すればごく初期に発見するためである。また今後はS内科で従来の胃薬を処方してもらうことになる。今度はその薬は継続的に服用することになる。勿論自分自身も摂生が必要である。

久しぶり快晴で良い気分で線路沿いに鶴見駅まで歩く。大本山總持寺前を通る。雲水たちが節分追儺式の豆を売っていたので一袋買ってやった。駅近くの西友デパートの一画にお総菜屋があり、そこでポテトサラダや牛肉・にんじん・ブロッコリー・じゃがいもなど一緒に煮たものやかき揚げ天ぷらとご飯を買い、其処で久しぶり空腹を満たし、店内で文明堂のカステラ1本買い、男が7年間初代理事長を務めたNPOAに顔を出した。久しぶり昔の仲間の女性たちに会いしばし旧交を温めた。帰り際「わしもここにお世話になるかもしれんよ」と言うと「それは会議をして決めます」と冗談が帰ってきた。