2012年2月2日木曜日


過去と未来への責任感(20120202)

 表題は21日付読売新聞に投稿されている中曽根康弘元首相の記事のタイトルである。この投稿記事は一面と二面にわたる長文であるが、その中から特に次の部分を括弧(“”)で引用する。

  “首相に必要な条件とは、国を発展させる信念の強さ、過去の歴史と未来の国民への責任感だ。”
  “要するに、最近はサラリーマン的な首相が多い。”
  “菅氏はチャンスがあって首相になったが、その尻には市民主義の考えがくっついてくる。
  市民主義は「現在」の市民の幸福を図ることが中心で、そこに国の「過去」や「未来」はない。野田首相も、私から見れば歴史や伝統への関心が薄い。民主党政権の首相は歴史観が浅い。”
  “政治家には運、宿命がつきまとう。それを克服する力を持たなければならない。世の中を変え、未来に向かって進むという気迫が必須だ。”

 男は民主党歴代首相はそれぞれそれなりに一生懸命にやったのだと思う。かと言って男は彼らを擁護しているわけではない。鳩山元首相は首相にならなんとするとき非常に気持ちが高ぶっていて、「平成維新」だと言い、自民党から政権を奪った功績者として小沢元民主党代表を讃え「小沢さんは私たちを高みに引き揚げてくれた」と言った。毎月母親から1500万円もの小遣いをもらっていながら、秘書任せ・知らぬ存ぜぬで通した。小沢氏も衆目はあれは嘘で固めていると分かっていることを承知の上で、嘘から嘘を並べている。

 現今の日本の現状の種は自民党政権が蒔いたと言えるだろう。小沢チルドレンは小泉チルドオレンの二番煎じである。そしてこのような日本の政治状況を作った責任者は誰かというと、男はそれは今70代、80代になっている老人たちだと思っている。選挙違反で警察にしょっ引かれる者を出しながらも、ある意味では自分たちの「生きがい」「自己実現」のため地元候補者を応援し、応援した候補者が当選すれば上京し、議員バッジをつけた当人による多少の接待でご馳走になりながらそれを自慢話にする爺さん・婆さんたちがいた。

 マッカーサーが怨恨で東条英機元首相閣下らを絞首刑に処し、日本人の精神構造を根底から叩き壊すことに成功した。これに対し国際コミンテルンの方針に沿って左翼が便乗し、最終の目標を日本から天皇を無くし、日本国家を解体しようと目論んでいる。

 フェイスブック上では日本の現状とこれに対する自分たちの反対や抗議の活動について限界を感じたのかちょっと一休みしたいという人も出て来た。男もその一人である。馬鹿な、愚かな政治家たちに腹を立ててなんだかんだ言っても彼らには蚊にちょっと刺された程度だろう。それでも男が出しているブログへのアクセスは多い。疲れたときは一休みしながら、地道に愛国的行動を共にする仲間を増やし、日本の危機的状況を救わなければならぬ。その一方で、日本人の精神性を高めるための活動をしなければならぬ。