2012年9月25日火曜日


日韓関係の改善のために(36)「尖閣・竹島 海外広報強化へ(20120925)

 日本の官僚たちもようやく愛国心に火が付いた。自民党政権時代も多少は国家観を前に出した言動が見られたが、シナ(中国)や韓国の官僚たちは日本の官僚たちを見くびっていた。ところが民主党政権に変わって尖閣・竹島の問題がクローズアップされ、日本の領土が奪われかねない状況になった。日本国民の間に愛国意識が高まり、マスコミの姿勢にも変化が現れ、官僚たちも動き初めたのである。

どの国の政府でも官僚たちがしっかりしていないと駄目である。自民党も民主党も、みんなの党も、一般国民の感情に迎合して「官僚たたき」で得票数を増やそうとしてききた。民主党は次の総選挙で弱小政党になってしまうのを恐れて、一般大衆に受けるような発言を繰り返している。みんなの党に至っては実現不可能なマニフェストを掲げて圧倒的多数の議席数を確保したかつての民主党よりも性質が悪い。失敗を重ねながら成長してきた日本国民は、移ろいやすい一般大衆の感情に迎合するような政党には期待しなくなった。

「柳の下にどじょうは二匹いない」。次の総選挙で議員バッジを失わないようにしようと、大して資質もなさそうな国会議員たちがややあやふや感じの「日本維新の会」に続々押しかけている。経験学習を積んで来た日本国民は以前のようには騙されない。それでも一度議員バッジを手にした輩は「生きのびる」ため藁をもすがりたい気持ちで「日本維新の会」にすり寄っている。「日本維新の会」が易経に学び、王道を歩むならば、資質のない国会議員を仲間に入れないだろう。彼らは官僚を上手に使う能力を持っている。望むらくは強烈な国家観と資質に優れたえりすぐりの官僚たちが、そのネットワークを生かしてこの日本国の本来あるべき姿・形になるよう、陰に陽に行動してもらいたいと思う。

野田首相は国連総会で演説し、国際司法裁判所が他国から提訴された場合に応じる義務を生じる「義務的管轄権」の受託を、各国に呼びかけることになった。彼の演説力に期待したい。野田首相は「どじょう」と揶揄されながらも、大変誠実にその職務を遂行している。立派なものである。この10月には国会運営も行き詰まり、彼は解散の大権を発動するだろう。総選挙を契機に政界は再編成されるだろう。自民党と公明党を主軸に、保守的な、しかし一般大衆の心に配慮した保守的で安定した政治集団が誕生するだろう。

日本国政府は尖閣諸島や竹島に関する海外広報戦略を新たな重要な課題と位置づけ、今後政府として対策を強化することを決定した。あまりにも非常識なシナ(中国)や韓国の言動に対して、日本の官僚システムが本気になって対抗措置を講じることになった。これまで極小の歯車の回転で大きな歯車が非常にゆっくり動いていたが、其処に強力な歯車が接合された。極小の歯車を一生懸命回していた愛国者たちの必死の思いが報われつつある