2012年9月5日水曜日


日韓関係の改善のために(16)(20120905)

 「天国からのお迎え現象」というものが死んでゆく人の4割に、実際に起きていることが判ってきた。そしてそのよいなお迎えがあった人の9割が穏やかな最期を迎えているということである。この現象を終末医療や介護の現場で活用しようという動きが出ている。

 お迎え現象でお迎えに現れるものは両親が多く、その他友人や物故者やペットや故郷の想い出の風景などであるという。そしてそのような現象は終の住処など安心できる場所で起こるという。医師たちは、この現象は人間に備わっている心理的自衛作用であるという。その理由の一つに、人間は記憶と経験で世界を再構築するということを挙げる。しかしそのような理屈付けは科学的に証明されたものではない。

 人は「我(が)」を超えた未知なものに謙虚にならなければならない。2000年から2500年前に釈迦やイエスキリストが説いたことは、その後の宗教哲学者たちの思惟により完璧な哲理として今日に伝わっている。現代の先端科学でもその哲理を覆すような知見は得られていない。日本人が今体験し、現に体験している様々な国難の現象は、その未知なるものからの啓示・導きである。日本人はそのように謙虚に考え、反省し、正しい道を選択し、行動しなければならない。そのためには、人が自分の過去を振り返って、今後生きる術について学ぶように、日本国としても歴史を正しく学び、国難に殉じた人々の御霊に感謝し、慰霊を行い、天皇を頂く日本国として生き残る正しい道を進まなければならない。理屈など不要である。引き続き、呉 善花 著『韓国併合への道 完全版』より“”で引用する。

 “征韓論とは言っても、朝鮮侵略それ自体が目的ではなく、真の狙いが中華主義に基づいた華夷(かい)秩序の破壊にあったことは明らかだろう。(自らが世界の中心にあり、その中心から同心円状に遠ざかれば遠ざかるほど、野蛮で侵略的な者たちが跋扈(ばっこ)する文化程度の低い夷族の地がある。こうした野蛮な世界に秩序を生み出すには、世界の中心、すなわち文化の中心にある「優等なる中華」が、周辺の「劣等なる夷族」に文化・道徳を与えて感化・訓育し、中華世界の支配下へ組み入れていかなくてはならない――) これが中華主義である。

 この世界観に基づいて中華帝国を尊崇し朝貢などの礼式をもって臣下の意を表す周辺の夷族たちは藩属国とみなされ、それらについては中華帝国は大いに報いて文化・道徳を与え、ときには軍事・経済などの援助も与える――こうして成立する世界秩序を華夷秩序という。

 建国以来、中華帝国に臣従する一藩属国だった李朝は、依然としてこうした古代的な世界秩序の内部での眠りから覚めようとはしなかったのである。こうした李朝にとって日本は、中華帝国への礼をつくさない周辺の野蛮なる夷族にすぎなかった。”(続く)