2013年2月16日土曜日


認識を求める心理と行動(20130215

 人も団体も企業も地方自治体も自らの認識を求める動きをするものである。どの国でも他国々に対して自国のことについて認識を求める動きをするものである。北朝鮮は何としてでもアメリカと直接交渉したくて核兵器を開発するという危ない橋を渡っている。シナ(中国)は自らが文明圏の中心の国であり周辺は自分たちよりも劣った人々が住んでいるという意味の「中華」の思想をもっている。そういう思想があるから平気で国際法を無視した行動をしている。北朝鮮もシナ(中国)も「王朝」が人民を支配している国である。

人は他者から自分自身を認めてもらうと嬉しいと思うものである。人は自分自身を他者から認めて貰おうとして意識的又は無意識的に言葉を発し行動する。言葉や行動はその人の心理状態を示す。国家も同様である。国家の場合は統治者がその国家の集団的心理状態を代表的に示す。

ある妻はその夫を愛しているということだけではなく、夫に自分のことをもっと知ってもらいという気持ちもあって夫に真心を尽くしている。夫は妻のそのような心の中を察知し妻をいたわり、折に触れある形をもって自分がその妻を大切に思っているということを示す。妻は夫のそのような行為によって自分が夫に認められていることを嬉しく思い、夫に深く愛されていると感じる。このようなことは親子の間でも同じである。その他の人間関係も同じである。他者に「認められたい」という気持ちを汲んでその人のことに関心をもってやる。そのような心遣いで世の中は明るくなる。

しかし他者に認められたいという気持ちを表すとき脅しや暴力を用いる行為は人間以下のものである。それは野獣の行為である。そういう人間は公権力によって抑え込まれる。もしある国家がそういう行動をとるとき国際社会が団結してその国家の行動を抑制する。そのとき必要なものは国内においては警察力であり対外的には武力である。

国民が飢えてやせ細っているのに莫大な資金を注ぎ込んで核兵器を開発している国や自らが「中華」の大国であることを世界に認めて貰いたくて国際法を無視した行動をとっている国に対しては圧倒的な武力によってそのような行動を起こさせないようにすることが重要である。勿論それらの国々の理性に訴えそれらの国々が紳士らしく振舞ってくれるようにあらゆる努力行うことは必要である。しかしそれだけではそれらの国々を完全にコントロールすることはできない。長い間平和に慣れきった日本人は「軍」という言葉を忌み嫌っている。自衛隊が実質「軍隊」であることを内心認めていてもそれが「国防軍」という名称に変えることに不安を覚える人が多い。そういうことでは野獣のような行動をする国々を抑え込むことはできない。日本人の意識改革が是非必要である。