2013年2月23日土曜日


社会の動きは時間とともに移動する振り子のようなものである(20130223

 物事には必ず‘問題’が起きる。それは一つの‘矛盾’である。それを解決するためにはどうしたら良いのか?そもそも問題が起きる前に表に出ていない問題を見つけ出すことの方が重要であるが、それでも問題は必ず起きる。その起きている問題を解決する方法がある。それは簡単である。道に迷ったとき慌てず焦らず動かず時間をかけて最良の方法を考える。その上で元来た道の出発点に戻ることしかなければ其処に戻るようにすればよい。

 ところがその場合時間経過という要素を考慮しなければならない。そこで物理学的なイメージを考える。宇宙空間にある一点を支点とする振り子を考える。その支点は宇宙空間を一定の軌道で移動している。そのように移動しているから振り子は重力の変化によって振幅を変える。右に大きく引っ張られた‘振り子の玉’はその反動で左に大きく移動する。右に少しだけ引っ張られた‘振り子の玉’はその反動で左に少しだけ移動する。昭和35年(1960年)10月に起きた社会党浅沼委員長暗殺事件、昭和34年(1959年)・35年(1960年)・45年(1970年)に起きた日米安全保障条約に反対する国会議員・労働者・学生・市民らが参加した日本史上で空前の規模の反政府・反米闘争など記憶に新しい。左翼勢力は今沖縄で地元新聞(琉球新報)を中心に同様な活動を行っている。シナ(中国)はその状況を巧みに利用し彼らの綱領に明記してあるとおり沖縄占領政策を推進しようとしている。これに対してその ‘振り子の玉’を元の中心に戻そうとする力強い動きがある。

 大東亜解放戦争終結後日本の社会は右翼だ左翼だと大きく揺れた。世の中が安定して平和になると右も左も少ししか揺れない。今シナ(中国)や北朝鮮の脅威が高まると右左の揺れ幅は一層小さくなり‘真ん中’に収れんしようとする。日本と言う国のその‘真ん中’は神武天皇以来万世一系の天皇を中心にした歴史と伝統と文化である。その‘真ん中’の先に‘振り子の玉’がある。その玉は日本及び日本人である。その‘真ん中’の支点は日本の歴史と歴史観である。‘歴史と歴史観という支点’‘日本及び日本人という振り子の玉’を吊っている。その全体は宇宙空間を一定の軌道上を移動している。‘日本及び日本人という振り子の玉’は移動しながら成長し続けている。

 ところでその玉に宿る自由民主主義思想はアメリカから押しつけられたたものではない。それは江戸時代すでに芽生えていたものであった。それが明治維新後一気に日本の社会に広まり大東亜解放戦争終結後日本の社会に完全に定着した。これは未だに‘(共産党)王朝’国家であるシナ(中国)には無く日本がやむなく併合した大韓帝国が成立する前の朝鮮にも無かった思想である。これは日本がアメリカに降参した結果日本国家の中で完成させることが出来た日本・日本人の大切な宝である。それゆえにこれは子子孫孫の末の代まで、国歌にあるとおり「さざれ石の苔のむすまで」大事にしなければならないものである。