2013年2月4日月曜日


政府による最も正しく最も分かりやすい情報の積極的提供が重要である(20130204

 フェイスブックで得た情報であるが、社民党の照屋寛徳氏がフェイスブックの自分のページに“「NO オスプレイ東京集会」に参加”と書いたら、ドドドッーと嵐のようにオスプレイ配備に賛成のコメントが書き込まれていた。そのページには集会参加者が赤い布に「オスプレイ配備反対」と印刷されたものを各自の胸に取り付けている写真が出ていて、照屋寛徳氏の“昨日は、オスプレイ配備に反対し、その撤回(撤去)などを求める沖縄からの「東京行動団」144名が上京し、日比谷野外音楽堂で「NO オスプレイ東京集会」とデモがおこなわれた。私も集会とデモに参加した。オスプレイを強行配備し、最近になって嘉手納基地にもCV22オスプレイ(空軍仕様)を配備せんとする日米両政府に対する怒りを共有することができた、と信じる。”というコメントが載せられている。

 先日鎌倉に遊んだとき列車の中で「原発ゼロ」と書いた白い看板を胸と背に掲げていた人を見かけた。これに注目する人は少なかったようである。世の中には政府の施策に対し様々な意見が公然と表明されている。これは民主主義国家として正常な状態である。もしどこかの国々のように政府が一方的に自分たちの主張のみを通し、他の意見を力で抑え込むようであれば、それは決して健全な状態とは言えない。

 オスプレイはこれまでの回転翼の輸送機に比べ安全率が高く、輸送能力が格段に高い輸送機であるようである。自衛隊もこれを導入する計画があると報道されている。政府の施策に対する様々な意見は、様々な情報に基づいて出される。政府は正しい情報をできるだけ分かりやす積極的に国民に知らせるように十分心がけるべきである。日本のように成熟した国では政府が正しい情報を正確に分かりやすく提供すれば、国民はどういう行動をすべきなのかということについて最も正しい判断をするに違いない。

 物事に毅然として対処するということは、感情に走り怒りの心をもって対処するということとは全く異なる。其処には私心は全く見当たらいものである。尖閣の問題にしても竹島の問題にしてもいわゆる‘従軍慰安婦’の問題にしても、歴史的事実・根拠を基にして毅然と対処するということである。私心がある政治家は、例えば「領土問題は存在しない」ものを「領土問題がある」とか「その島を共同管理すべきである」というようなことを口にする。政府によって最も正しい情報を正確に分かりやすく提供されている国民は政治家の私心を見ぬくことができる。政府は国民の中に様々な意見があることを前提に、国家の安全保障上のことについて国民を信頼し、国民に対して最も正しい情報を最も正確に分かりやすく提供するように十分心がけるべきである。成熟した日本では、ソーシャルネットワークは国民が正しい判断を行うための重要なツールになっている。恣意的なごまかしは通用しない。このことについて政府・官僚たちの意識改革が必要である。