2009年9月12日土曜日

久里浜花の園(20090912)

 去年は春夏秋冬と良く花を追って旅行や散策をした。特に桜のシーズンに男の家にカルフォニアのサンディエゴから来客あり、10日ほど滞在していた(このブログ「サンディエゴからの電話(20090615)」)がその間、男は女房とともにその客人を連れて方々の桜を見て回ったし、夏には相模のひまわり畑などに行った。ところが今年は花を見る機会は殆どなかった。楽しみにしているのは11月下旬ツアーで京都の紅葉を観に行くことである。

 元来、男は花などにあまり興味は持っていなかった。これまで旅先や散策で撮った四季折々の花の写真や紅葉の写真が沢山あるが、それは殆ど女房に誘われて一緒に行動した時撮ったものばかりである。特に二人が別々にカメラを手にするようになってからは写真を沢山撮るようになり、写真はパソコンの中やMOCDUSBメモリに保存されている。そのほかインターネットのWEBアルバムにも保存されている。撮った写真はあらかじめテレビ画面に映して二人であれこれ評価しながら比較的良いものだけを選んで保存している。

 今日も女房の発案で2年ぶりに「久里浜の花の園」に行った。京急の特別快速で横浜から僅か32分で久里浜に着く。先ず驚いたのは綺麗な駅ビルができていたことである。駅ビルの1階には京急のスーパーや食べ物・菓子などの専門店があり、そこで昼食のおにぎりや菓子などを買った。駅を出て通りを渡ると商店街がある。そのアーケードの中をと通り10分ほどで目的地に着く。店頭にトマトなど地元でとれる新鮮な野菜が売られている。値段も安い。女房は「今買って行っても荷になるし・・」と残念がった。

 昼食は「久里浜花の園」の手前の公園でとった。公園内には木陰に45ヶ所、石でできた円卓と椅子が配置されている。子育て中の母子づれが何組か来ている以外、静かな公園である。二人はそこで1時間ばかり昼食を兼ねて過ごした。家から持ってきた沸かしたてのコーヒーが美味かった。実はミルクとシュガーを持参するのを忘れて、その京急スーパーで買い求めたものである。

 園に入ってすぐ左手の坂道を登ってゆくコースを初めて歩いてみた。途中「まむしに注意」と標識がある。このコースを登って行く人は男と女房の二人だけで、下ってくる人の数は45人だけだったので、森の中の道はまるで二人の専用の道のようであった。生い茂る植物たちがそれぞれ生存競争をしていて、シダはなるべく多く太陽の光を受けることが出来るように木の幹から離れたところに生えている。道端に赤い水引があちこちに咲いている。蝉たちがツクツクイーッショ、ツクツクイーッショと盛んに鳴いている。

 その一帯は地主が市に提供している地域のようで、「里山、倒木災害防止等を考えるためのボランティアの協力を得ながらモデル整備を進めている実験区です。横須賀市役所」という看板が立っている。頂上に展望台があり、そこから千葉県の鋸山が見える。フェリーとアメリカ海軍か海上自衛隊の駆逐艦級の船がすれ違っている。男は倍率が21倍の双眼鏡で見たが、これは船の形がアメリカ海軍の船のようだと思った。

 展望台の下の小さい広場は草地で、女房は「バッタが居た!バッタを撮りたい!」と声を上げる。見ると小さなバッタが飛んでいる。花を観に来たのであるが、花は少なくコスモスはまだまばらにしか咲いていない。それでも二人とも出来るだけ多くの花を撮り、お互いのスナップ写真を撮り、その園で2時間ぐらい過ごして家路についた。家に帰り着いて万歩計の表示を見たら今日は13000歩ぐらい歩いていた。