2009年9月13日日曜日

新型インフルエンザ(20090913)

 昨日、横須賀からの帰りの電車の中で男の隣に座った若い男性が鼻水をしきりに吸っていて、ときどきエヘン、エヘンと咳をする。飛沫は出ない程度の咳であるから心配ないと思うが男は気になって、横浜で電車を降りるとすぐ近くのデパートの化粧室で手洗いとうがいを念入りに行った。家に着いてからも念入りに行った。

 WHOでは日本での流行を懸念し、パンデミックになると発表している。まだマスクをしている人は殆どいない。件の若者は夏風邪を引いていると自分では思っているらしく、他人への配慮は全くないようである。本当はエチケットとしてマスクを着用して欲しかった。
政府も一時はパニックのように厳重警戒の態勢をとっていたが、普通の風邪の流行と同じであるが、妊婦や病気で体力が落ちている人以外は左程心配しなくても良い、というようなことを言っている。空港での検疫、到着した航空機内での検査など、水際作戦でも新型インフルエンザを防ぐことは完全にはできなかった。結局、個人個人が自己免疫力を高め、外出先や外出後に手洗いやうがいを徹底的に行うことしか、この流行に対して防御することができないのだ。十分な睡眠、栄養、ビタミンCの大目の摂取、野菜など繊維が多い食物や水分を多くとることなど必要である。

 今夜も12時になって就寝したのであるが、夜中に女房が咳をする。男は心配して「大丈夫か?」と聞く。女房は「大丈夫よ、ちょっと空気が乾燥していて喉がおかしい」と言う。男はしまってあったミニ加湿器を取り出し、女房のベッドのすぐ脇にセットしてやった。明け方、女房はまた咳をする。男は「大丈夫か」と聞いて、女房の額に手を当ててみる。気のせいか少し熱があるように感じる。そのうち寝入ってしまい朝になった。女房は普段と変わらぬ様子である。男は、良かった!、と安堵する。

 今日は寝不足気味である。日本海側を低気圧が通るせいかどんよりした天気である。気分もすっきりしない。今夜は詩吟を教えるので午後昼寝をして体調を整えねばならぬと思う。加齢とともに無理は禁物。転ばぬ先の杖、用心するに越したことはない。

 わが国で百歳以上の人口が915日時点で4万人を突破するという。その内86%が女性であるという。女性は人生で最大の仕事、子供を生み、子供を育てるという生産的な仕事をする。一方、男性は、昨夜女房と一緒にBSHiで見た西本願寺の大修理のように後世に残るような大仕事をする人がいるが、殆どの男性は働き蜂で、子種を女性の体の中に入れるという仕事をするだけである。男も女も後世に名を残す人は極めて少ない。しかし、86%の長生き女性たちの中には、左程生産的な仕事もせず、教養も積まず、憎たれ口をききながらただ生きながらえた者も結構いるだろう。子を生み、子を育て、夫に尽くし、夫を支えてきた100歳以上の女性たちには大いなる敬意を表したい。一方、非生産的な憎まれ婆は早々にあの世に逝ってもらって、閻魔様に審判を仰いでもらいたい。

 わが女房は、二人の立派な男の子を生み、これを必死の思いで育てあげ、夫である男に真心を尽くし、よく家庭を守ってきた。近所付き合い、親類付き合いもよくし、触れ合う人々から敬愛される、男にとって第一級の女房である。男は自分があの世に逝くまえに彼女に先に逝ってもらいたくはない。男が女房に感謝しきって女房が男にもうこれ以上尽くさなくても満足であると思われて先に逝かれてしまったものなら、男は生きる喜びも失ってしまうだろう。女房には男への尽くし甲斐を与え続けておかなければならぬ。