2009年11月25日水曜日

陶芸の楽しみが増した(20091125)

男が陶芸を始めたのは一昨年の12月である。初め一日体験し、その時に申し込み、自由に陶芸作品を作るコースに入った。途中、手びねりの初級と中級のコースを出て、また自由コースに戻り、次に電動ロクロの初級と中級のコースを出てまた自由コースに戻った。自由コースには曜日ごとに担当の先生がついている。
男は先生が付いていなくてもある程度のことはできるようになったし、年に4、5回九州の田舎に帰らなければならないこともあって欠席することが多いので、この9月から貸室のコースに切り替えた。曜日は同じ毎週X曜日であるが、余席が無かったので午前のコースに入っていた。しかし、午前のコースは家を早く出なければならないので、老齢の男にとって苦痛であった。余席待ちしていたところたまたま午後のコースが空いた。そこで今日から男は午後のコースに入った。
自由コースに長年籍を置いているある男性が懇親会を企画していて男も誘われた。懇親会はある居酒屋で行われ男も参加した。参加者はX曜日の午前及び午後の自由コースの皆さんであるが、この種の懇親会は過去に無かったようである。今回その懇親会に参加したのは自由コースに籍を置いている人たち全員では無かったが大方気の合う男女の方々10名余りが参加した。男は自由コースのメンバーで無くなっているのでその懇親会のメンバーとしては特別会員のようなものである。皆男より陶芸歴が少なくとも2年以上古い。
男はこの懇親会でいいことを聞いた。それは陶芸センターで毎年作品の発表会である陶芸祭を行っているが、その時一般の人々も見に来るとのことである。今年は1000名近くの方々が見に来たということである。陶芸祭では皆が作った物を展示し、来た人に買ってもらうことができるとのことである。今年は全部売れたということで、今夜の懇親会に参加したある方は5000円ほどの収入があったということである。陶芸祭は来年も行われるので、男は今後良い作品を作って売りたいと思った。趣味と実益を兼ねるのである。実益といっても何千円という程度のものであるが、自分の作品を評価されるので嬉しいことである。
男は沢山一輪ざしを作って男が詩吟を教えている人たちなどにプレゼントした。男の家には男が作った一輪ざしが幾つかある。男が女房に「これ500円だと言えば買う人がいるだろうか?」と聞いたことがあったが、その時女房は「それはすぐ売れるわよ。これが500円だったら私も買うわ。」と言った。その一輪ざしは青竹の筒のイメージがある形や模様をしている。これは男がそれを意図して作った物ではないが、削り方や釉薬のかけ方で結果的にできたものである。男が見てもなかなか良い出来映えであると思うほどの物である。
今夜の懇親会は幹事役の方がチェアーマネージャーとして参加者の名前を書いた札を置き座席指定していた。男よりも年長の方が男の前の席であった。その方が備前焼の初級、中級コースの話をしてくれた。彼はその教室に入って初めて陶芸の楽しさが判ったと言っていた。男は今度またその備前焼の教室があれば是非参加したいと思っている。
自分が作った物を売る機会があるということとか、備前焼の教室とか、陶芸をする楽しみが増えた。今日、男は電動ロクロでお惣菜入れを三つ作った。それも予め重さを測って、一個づつ直接電動ロクロの上に載せて作った。三個目のときは時間もあまりかけずに良い物ができた。男はお惣菜入ればかり作り続けるつもりである。

0 件のコメント: