2010年4月14日水曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(25) (20100414)

中学生の間で大麻が広がりつつあると言う。安売りスーパーの倒産、スーパーに豆腐を納入している業者が原価割れに近い価格での納入を余儀なくされているという。普天間基地問題の解決は非常に難しくなってきているという。国民の間で閉塞感が漂っている。
諸悪の根源は何か?日本は何故こうなってしまったのか?政治家を選んだのは国民である。現政権を選んだのも国民である。国会議員の数は多すぎることは確かであるが、国会議員が多すぎるからこうなったのではない。誰が悪いのでもない。われわれ国民ひとりひとりが今の状況を作ったのである。
政党も一つの組織である。組織というものは生き物である。生き物は自らを保存しようとする。すべての有機的なものは‘自己を保存’しようとする。時にそれが悪い方に働く。「数は力なり。」と言わんばかりに行動し、大義を見失ってしまう。
タイでは独立の行政機関としての選挙管理委員会が政党の解散を命じることができるということであり、この度の騒動で現政権の与党を解散させようとしている。わが国にはそのようなシステムは無いが、普天間の問題で国民に信を問うことを求める世論が高まれば、昨年夏、衆議院で圧倒的な多数を得た民主党でも衆議院の解散に踏み切らざるを得ないという状況になる可能性がある。
折しも潜水艦2隻を含む中国の艦隊が沖縄本島と宮古島の間の公海上を通過し沖の鳥島方面に向かっているという。中国海軍のヘリコプターがわが護衛艦から60mの近くまで接近し、護衛艦は航行に支障が生じかねない状況になったという。アメリカが沖縄から手を引けばわが国の安全保障上どういうことになるか。
そろそろ国民は永田町で繰り広げられるパフォーマンスに飽きてくるだろう。事業仕訳も重要であるが国民の間に漂う閉塞感の打破のため、与野党ともマニフェストにとらわれない新たなメッセージを国民に示して、国民に信を問うようにすべきである。自民党も政官業癒着打破のため事業仕訳を行うと言えば良い。国会議員の定数を減らすと言えばよい。国際宇宙ステーション(ISS)への往復のため宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)を改良してスペースシャトルに代わって人をISSに送り届け、ISSから人を地球に帰還させるようにすると言えばよい。宇宙で太陽光発電をして日本本土の施設に送電する計画、風力・波力・圧力発電増強計画、マグロなど大型魚の栽培・畜養を含む日本周辺海域での大規模水産工場建設計画、周辺海底資源開発計画など大型プロジェクトを示し、状況に応じて核武装(ただし当面潜在的能力としての武装)も含む自前の抑止力を増強または削減することを世界に向けて堂々と示せば良い。

13 もしも自分を愛しいものだと知るならば、自分を悪と結びつけてはならない。悪いことを実行する人が楽しみを得るということは容易ではないからである。

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