2010年4月23日金曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(34) (20100423)

 男は91歳になる独居の母が住む家の屋敷内に小さな畑に植えるため、町の中にあるホームセンターで接ぎ木のナス、トマト、ゴーヤ、キュウリ、ピーマンを各一株、九条細ネギの苗少し、それに有機肥料の小袋及び化成肥料の小袋各一つを買ってくる。

 苗を適当な感覚に植えることにし、ネギについては深い溝と土手をつくりそこに植える。トマト、ナス、ピーマン、ゴーヤ、キュウリを適当な間隔に配置して植える。元肥として有機肥料を使う。苗を植えた後たっぷり水をやる。日が暮れて小雨もふってきたので今日の作業は終わりとする。

 明日は雨と予報されているが母のデイサーヴィスの日である。もし雨でなければ買ってきた化成肥料を上から少し撒いておこうとおもう。庭の百日紅の木など樹木の根元にも化成肥料を撒いておこうと思う。去年は肥料をやっていたせいか樹木の勢いが良かったという。松枯れ病については庭師が処置してくれていて枯葉は目立たなくなっていた。

 この家屋敷は父が遺したものである。この家のある田舎の町に年4、5回帰っている。母が他界したらこの家をどうするかという問題が起きる。福岡空港から高速バスで1時間余りの時間でここに来ることができる。この町は風光明美なところである。温泉もあちこちに出ていてかけ流しの公衆浴場が入浴料300円で利用できる。利用客が少ない日中には広い風呂を独占できるときもある。気持ちがとても良い。

 昨日墓参した家屋敷は本来ならば私が継ぐ立場になるところだったが、父が家督を末弟に譲ったのでそうならなかった。そこは男が子供時代に育った思い出深いところである。今では屋敷内に5戸の家が立ち並び従弟の母や娘、叔母など一族が住んでいる。昔屋敷内の竹藪だったところや裏の畑だったとことに家が建てられている。子供の時家の前に道路ができ、その時祖父に手伝って造った石垣などがまだ残されている。

 一生の間にいろいろなことが起きる。これまで自分の母が早世したことなどの不幸はあったが概ね平穏無事、幸せな人生だった。しかしこれからどうなるかは神のみぞ知るところである。中曽根元首相がテレビのインタヴューで「結縁、尊縁、随縁」を大事にしているという話があったが、57年ぶりに同級生たちに会ったりして、その縁のことを大事にしなければならないとつくづく思った。

3 心で過ちを犯さないように、まもり落ち着けよ。心について、慎(つつし)んでおれ。心による悪い行いを捨てて、心によって善行を行え。
4 身体による悪い行いを捨て、ことばによる悪い行いを捨て、心による悪い行いを捨て、そのほか汚れのつきまとうことを捨てて、
5  身体によって善いことをせよ。ことばによって大いに善いことをせよ。心によって善いことをせよ。汚れのさまたげの無い、無量の善いことを。
6 身体によって善いことを為し、ことばによっても心によっても善いことをするならば、その人はこの世でも、またかの世でも幸せを得るであろう。