2010年11月4日木曜日

従兄弟たちの集合写真(20101104)

 3日、とてもよいお天気に恵まれた。男は福岡の叔父の葬儀に参加して以前叔父が望いたことを実現させることができた。叔父は従兄弟たちの集いを望んでいた。奇しくも叔父の葬儀の日、その叔父の願いがかなった形である。火葬が終わったあと明るく穏やかな日差しの中で、男が持参していたデジカメのシャッターを他の人に押してもらって、男がこれまで一度も会ったことがなかった従弟たちも一緒に従兄弟7人の集合写真を撮った。

 世の中には不思議なことが起きる。不思議なことが起きたときそれが偶然に起きたと考える人が多いだろう。しかし男は、それは決して偶然ではなく、起きるべくして起きた必然のことであるといつも思っている。この日、男が願っていたとおりの写真ができた。

 男は家に帰ったら写真を現像して皆に送ってやろうと思う。男は勧められるままに無くなった叔父の長男になる従弟の家に泊った。遠慮がないと言えばその通りである。家に帰ったら女房からきっと叱られるであろう。

 しかし、世の中には余計な気遣いをしない方が良いことが多い。人はお互い迷惑をかけあいながら暮らしている。迷惑をかけないようにしていても時間軸の中でどの時点かで必ず迷惑をかけるものである。無心に、気の流れに逆らわず、融通無碍に生きた方が良い。

  初めて会った従弟の家に遠慮なく泊めさせてもらって、いろいろ話ができて良かった。これから先の時間軸の上で皆幸せになるだろう。明日、男は独り暮らしの継母の家に行く。継母はデイサービスに行っているが男は合鍵を持っているので先に帰って、継母の帰りを待つことになる。仏壇に手を合わせ、亡父に今日のことを報告しよう。亡父も10歳年下の叔父の葬式に老人が参加して喜んでいると思う。