2010年11月24日水曜日

夢 (20101124)

  夢を見て朝、目が覚めるのは良く睡眠した証拠である。室内が暗いからとて夢を見た後すぐ起床せず、そのまま目をつぶって眠ろうとすると眠れないことはない。しかし、その後の起床したときなんとなく気分がさっぱりしない。

  男は昨夜も11時過ぎに就床し、夜中一度トイレに起きたが、今朝は7時前に夢を見て目が覚めた。6時間は良く眠ったことになる。そこで今朝はいつものようにベッドの中で爪揉み、腹式呼吸、ストレッチなどの運動をし、多少工夫を加えて普段よりは骨格・筋肉の各方面をよく捻ったり伸ばしたりした。この健康法は101歳になるあるお方から教えてもらったものを基本に自分で考え出したものである。これが結構有効であることがわかった。男はこの健康法についてこのブログの「健康法」というラベルのところに書いてある。

  ユングの心理学で研究されているが、夢を分析してその人の心の奥底にあるものを探り出すことを自分で試みてみる。ユングも言っているそうであるが、その夢分析の手法は時に誤った結論を導くから注意が必要である。しかし、自分の夢について自分なりに分析し、勝手に結論を導くのは誰にも害を及ぼさないので、ある意味では楽しい。

  今朝は男が東北に向かうある列車に乗っているとき制服を着た航空自衛官の幹部(男は‘日本国防空軍将校’と言いたい)が大きな荷物を3個ばかり持って同じ客車に乗り込んできた。席はあちこち空いているが、彼は荷物2個を入口付近の荷物棚に載せ、一つを男が座っている席の上に載せた。そして男に話しかけてきた。男も何処かで彼を会ったことがあるように思った。彼も男を知っていて「○○さんですね」と言う。

  列車は昔の急行列車である。彼はある男がかつて業務で訪れたことがある或るレーダーサイトに行くのだという。その列車は青森が終点であるが、彼は荷物を置いたまま途中で下車するのだという。男が「荷物は?」と聞くと、「後日終着駅で受け取る」と言う。そこで目が覚めた。変な夢であるが、ある種の懐かしさを覚える夢であった。

  男はここ10年近くもOBの会には顔を出していない。その会の機関誌に男の近況を知らせる記事を投稿しようかと、このところ時々思っていた。その会に顔を出していた頃の昔の仲間の一人は福岡の宗像に家を建てて晴耕雨読の暮らしをしていて、詩吟を習い始め、月一度詩吟を楽しんでいるという。「九州に帰郷の折には是非立ち寄って下さい」と言ってくれている。一度その友人に会いたいと思いながら未だ実現していない。九州の田舎にはちょくちょく帰っているが、余程決心しないとそれは実現しそうもない。決心というのは、絵を描くとか、詩を書くとか、小説を書くとか、何か目的を持って独り旅をするということである。ただ友人に会うだけのため独り旅をするのは馬鹿げている。男はそのための時間を作らなければならないと思う。その旅の事前準備も含めて。

  男は自分が主宰している詩吟の会の来年のテキストを完成させなければならない。来年のテキストは本文を漢詩にし、下に読下しの文と解釈を書いた形にした。これまでは漢文は時々解説で入れるだけであったが、来年は趣向を変えた。

  年賀状の準備もしなければならない。アメリカの友人に英語でクリスマスカードも書かなければならない。ここ数日、すこしネジを巻いて的を絞って集中しようと思う。