2012年4月12日木曜日


再び「かたくりの里」へ(20120412)

 今日も良い天気なのでまた「かたくりの里」に行って、一週間前見ることができなかった「黄色いかたくりの花」を見ようということになった。前回観た薄紫色のカタクリの花は殆どなくなっていたが、黄色のかたくりの花(キバナカタクリ)が咲き始めていた。

この「かたくりの里」にはピンク色のみつばつつじがあちこちで咲き誇っており、その傍に黄色のやまぶきの花が咲いておりコントラストがよい。その他紅色や白色や桃色などいろいろな木々の花(ホウキモモなど)が咲いており、地面にはキクザキイチゲ・ヒトリシズカ・センブツソウなど山野草が咲き乱れ、あちこちで鶯やその他の野鳥の鳴き声も聞こえる。其処は非常にのどかな里山である。今日は平日ということもあってその里山を訪れる観光客は多くなく、男と女房は其処では花や景色の写真を撮ったりして至福の一日を過ごすことができた。ベンチに腰掛け弁当を広げ、花を観、鶯の鳴き声を聞きながら非常にリラックスした時を過ごした。これが「極楽」でなくて何だろうと思うほどである。

仏教経典に「極楽世界には、種々(いろいろ)の芳(かおり)満ち、種々(いろいろ)の香樹(たからのき)あり、種々(いろいろ)の妙(たえ)なる鳥が歌うている。微風(そよかぜ)吹き来れば、樹々(きぎ)の枝葉は互いに触れ合(お)うて、妙(たえ)なる法(みのり)の声を演(の)べ」と書かれている。近くに居るに違いないが姿が見えない鶯は「ホーホケキョ」と鳴いたり、いろいろな鳴き方をする。その間に他の鳥たちの声もする。今日の「かたくりの里」は男と女房にとって正に「極楽」の世界であった。

「お二人の写真を撮ってあげましょうか」と親切に声をかけてくださった老夫婦や実年の女性に出会った。デジカメを渡して花の下でツーショットを撮ってもらい、お返しに「撮ってあげましょうか・」と言うと「いや、いいんです。私たちはもう十分ですから」と白いひげを生やした品の良い老紳士は答えた。実年女性は友達の女性とグループで来ていたが、デジカメを渡してツーショットを撮って貰ったあと「再生して見て下さい」という。「あ、良く撮れています。有難うございます」と礼を言ったら「二人で写っているのが一番いいんです」と笑っていた。「この世の極楽世界」は其処までである。

帰路横浜のタカシマヤに寄り、田舎に持って帰る土産の菓子などを買った。近所や母が世話になっている関係先に母が世話になったお礼の挨拶に持ってゆくためである。田舎に帰るときはいつもそうしている。家の近くのスーパーで段ボールの空き箱を一つ貰って帰り、その土産や着替えの衣類などを詰めて宅急便の集配所に持って行った。

北朝鮮のミサイル発射は、今日は行われなかった。あの国は朝鮮半島統一の意思を決して捨てない国である。なだめすかし、脅しても北朝鮮の国家意思は変わらないだろう。そのような国に対してはこちらもそれ以上に強い武力で抑えつけるしか道はない。日本は北朝鮮という国が崩壊し、国が滅んで非常に多数の難民があふれ出ることもやむを得ないという覚悟で北朝鮮に対峙し、北朝鮮が崩壊したあとの朝鮮半島の経営については韓国との間で戦略的な協約を結び、かつて日本が朝鮮半島を統治していた形に近い形を、直接的ではなく韓国を中心に据えた間接的な形で実現させることが一番良いのではないかと思う。