2012年4月19日木曜日


年寄りは子供というが・・(20120419)

 石原東京都知事が「尖閣諸島を東京都が買う」と宣言した。尖閣諸島の所有者と東京都の間では既に水面下で売買契約手続きが進行しているようである。この東京都の行動を受けて野田総理は「国が尖閣諸島を買い取ることも選択肢の一つとして検討する」と言った。最近、政治家や官僚の間に国家観が浸透してきているようである。男はこれまでずっとネットを通じて国を憂える言動をしてきたのでこの状況を嬉しく思う。

男は疼くような鈍痛を左上腕に感じ、このところフェイスブックにも遠ざかっている。毎日続けることにしているブログを右中指一本だけで書いている。左上腕の痛みは婆さんの施設入居関連の作業をしたため負荷がかかり、状況を悪化させている。この作業も今日でほぼ終わったので、男は明日からは左上腕への負荷をなるべく減らし、治療に専念しようと考えている。

婆さんの終の住処にはカーペットが敷かれ、婆さんが使っていたソファタイプの座椅子も置かれ、花も飾られ暖かい感じになった。全く奇遇であったことは、婆さんの部屋の隣に30数年前隣に住んでいたUさんが入居してきたことである。男は、世の中には偶然はあり得ない、偶然だと思っていることは実は起きるべくして起きた必然の事象である、偶然か必然かはその人の受け取り方、感じ方次第である、この度の‘奇遇’は、あの世’で暮らしている婆さんの夫、男の実父による差し金であると男は信じている。

Uさんも婆さん同様痴呆になっており、お互い同じ年同士で話が弾み、二人とも同じことを何度も話している。その話の中で婆さんが「(私は)子供たちに見放された」と言ったことに対し女房は非常に憤慨している。男と女房がどれほど婆さんの世話をしてきたことか、その苦労は当事者でないと理解できないだろう。