2009年8月2日日曜日

自民・民主のマニフェスト(20090802)

 830日の衆議院議員の選挙に向けて自民・民主のマニフェスト合戦が盛んである。男が最も関心があるわが国の安全保障について、民主党はあれほど反対していたインド洋の給油活動やソマリヤ沖の海賊対策についてまだまだ踏み込み足りていないが、一応前向きな姿勢を示したし、北朝鮮の貨物船検査については自民党と変わらない考え方を示した。自民党は道州制移行についてマイルストーンを示した。所得も100万円アップの計画を示した。自民党は及び腰であるが、民主党はアメリカ並みに高速道路の無料化を打ち出した。

 民主党は高校生まで義務教育化することについてまでは言及していないが、授業料の無料化も打ち出した。自民党は民主党に対して財源の裏打ちをどうするか疑問を呈しているが、民主党の鳩山代表は、「よく精査した結果財源の裏打ちは出来ている。」と反論し、「もしマニフェストという国民に対する契約を履行できなかった場合は責任をとる」と全国行脚の説明会で訴えている。男には鳩山代表の後者の言、「責任をとる」という口上は、掲げた政策を100%実行できないことを前提にした逃げ道を予め用意しているように見える。

 一方横浜の中田市長は辞任することを発表し、議長に辞表を提出した。「衆議院議員選挙には立候補しないが、新たな政治団体を立ち上げる、現状では日本は滅びてしまう」と言っている。男は女房に「衆議院は自民党も民主党も過半数を取れず、友党との寄り合い所帯で選挙で掲げたマニフェストは実現できない。そうなるとまた1年もしないうちに衆議院は解散されるだろう。そうなると寄り合い所帯で国政を運営するのではなく、党派を超えて考え方の近い国会議員同士が集合して新たな政党を立ち上げることになる。中田市長はそのことを念頭に置いて行動を起こしたのだと思う」と話した。

 男は男のような老人層、大東亜戦争(男は太平洋戦争とは言いたくない)のトラウマを引きずる古い世代の者は、政財界から身を引くべきであると思っている。中田市長がもし、男が願っているように万世一系の皇統を維持し、国軍を持ってそれを外交推進の力とし、国家秩序や家庭の秩序を大事に思うという理念を共有できるならば、老躯ながら中田氏を応援したいと思っている。ふわふわしたような国家ではなく、背骨のしっかりしている国家として、わが国は世界をリードするようにならなければならない。「光は東方から」である。わが日本国は古来日出る国、東海の扶桑の茂る国である。

 四面海洋に囲まれているわが国は、資源小国どころか資源大国になり得る可能性を秘めている。女のように笑みをたたえて誰かにすりより、自らの身を守ろうとするのではなく、逆に日本国は世界のリーダーとして、この宇宙に浮かぶ宇宙船地球号の船長として、人類の平和共存を推進するようにならなければならない。それが日本が未来永劫平和で安全で栄え続ける唯一の道であると男は思っている。

 自民党でもない、民主党でもない第3極の政党が近い将来必ず旗揚げするであろう。恐らく多くの自民党議員も民主党議員も、特に若い世代の議員は少なくとも潜在意識的にそう予想しているに違いない。

 元大リーガー井口氏の趣味は国会中継を見ることだと言う。歴史は大体70年周期で変わると言われているが、世代交代により70年周期で歴史が繰り返すのではなく、西暦2010年から2015年にかけてわが国は新たな時代に入ることになるだろう。男はその新たな時代に入るわが日本国を、この目で確かめたいと思う。多分それはできると思う。