2009年8月25日火曜日

西欧ではどうの、韓国ではどうのと・・・(20090825)

政権選択選挙の日も近い。男は昨日朝9時からの党首討論会と昨夜9時から行われた各政党の政策責任者が集った討論会も聞いた。男はそれ以前の討論会や各党のいろいろな主張や発言に耳を傾けている。暇なご隠居さんと揶揄されればそれまでである。しかし、多くの国民は今度の選挙に重大な関心をもっていることは確かであると思っている。
民主党は日本に永住している外国人に参政権を与える理由として韓国やドイツの例をあげて日本も同様にすべきだと主張している。子育て支援についてもドイツやフランスなどが多額の支援をしているから日本も同様にすべきであると主張している。
男は、民主党がなぜ他国の例を引き合いに出してわが国も同じようにと、‘女たちのように’(失礼!)横並びの発想を持つのであろうか?日本は日本、外国は外国なのだ!なにも他国の真似などする必要はない!さすがに石原伸晃自民党幹事長代理は「ドイツは一回だけの給付であり、フランスは低所得の移民者たちが社会不安を生じさせないための対策でもある。」という趣旨のことを言っていた。
参政権の問題も日本と韓国とでは国情が違う。朝鮮半島は陸続きの中国の支配民族である漢族や、元の時代は蒙古族、清の時代は満州族に支配されていた。氏姓もわが国(倭国)が白村江で百済救済のため戦っていたころからほどなく経って中国風になってしまった。そういう国であるから永住する外国人に参政権を与えることに余り抵抗感がないのだ。ドイツだって諸王国が王国同士の対立を避けるため進んで神聖ローマ帝国の中に入り、紆余曲折を経て日本の江戸時代のころには幾多の小国が分立していた国柄である。外国人に参政権を与えることに抵抗感がないお国柄なのだ。
それと万世一系の皇統があり、神道が庶民の文化として切っても切れない状態にあるわが国とを比較して、それらの国がそうしているからわが国もそうすべきである、という発想は余りにも日本という国に対する志がなさすぎると男は思う。
政治家に志がない状況を見て、隙があると大川隆法氏は幸福実現党を立ち上げた。立候補者の顔ぶれをみると若い世代の人たちばかりである。「憲法第9条を改正する」とか「毅然たる国家として防衛体制を強化する」などと主張している。男は、15日のNHK番組で「日本のこれから「“核の時代”とどう向き合うか?」」(男のブログ、非核三原則(20090817)参照)で若い世代の人たちが、わが国の防衛体制強化を求めている状況をみて、志ある若い人いたちの票がどこに向くのか興味をもって30日の選挙結果を心待ちにしている。
今の政治家たちに欠けているものは、「軍事は外交の手段である」という大原則への認識がないということである。わが国は世界で唯一の原子爆弾被爆国として核武装はしない、という選択を最後の最後まで保ち続けるべきであるが、アメリカの核の傘の柄をわが国も一緒に持っていることを是非実現すべきである。‘旦那’が支えている核の傘の下に、‘妾’が‘旦那’に寄り添って媚を売っている姿が、わが国の現状である。政治家は票を欲しいばかりに国の護りの在り方について、一般大衆を啓発しようとはしない。否、悲しいかな一般大衆を啓発することができるような高い志と識見をもっていないのだ。
幸福実現党は、幼稚ではあるが、その方が票が取れるとでも思っているのか、上記の主張をして政治家を出そうとしている。男は、清い、高い志と、高い識見を持っていない政治家たちが、この国の行く末を誤った方向に導いて行っているように思えてしかたがない。

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