2010年10月21日木曜日

箱根日帰り旅行(20101021)

  17日(日曜日)、男は女房と二人で7時半過ぎに家を出て箱根に向かった。千石原のすすき野を観にゆくためである。前夜、インターネットでJR東海道本線、小田急線、箱根のバスなどの時刻表を手に入れ、二人ともそれぞれリュックサックに必要な物を詰め、着て行く衣類なども準備していた。

  横浜からJR東海道線のアクティの2階席を利用した。特急券は予め駅のホームの発券機で手に入れ、2階席に行く。天井のセンサーにPASMOをタッチすると赤いランプが緑色に変わる。そのようにすれば列車内で特急券を買うよりは安い。社内での検札も省略される。タッチする場所は飛行機の中のランプやエアコン噴き出し口のようなユーティリティ・パネルの手前になっている。これは前の席用のタッチ場所と間違えやすい。奥の方にすれば上に手を伸ばすとき頭を無理に後方に傾けなくてもすむのに、手前になっている。これは設計ミスであると思う。

  小田原で弁当を買ってJR改札口を出て小田急ホームに向かう。小田急のホームに出ると丁度湯本行きの小田急ロマンスカーが到着したので、係員に特急料金200円を払って飛び乗る。小田原から湯本までは幾らも距離が離れていないので、ここは普通列車でも構わないのであるが、先を急いだのでそれに乗った。

  湯本で登山電車を待つ。一番前で待っている間に登山電車に乗る人が増えて混み合う。車内に入って座席に座ったがみるみる中に満員ぎゅー詰めの状態になった。10年ぶりかの箱根である。スイッチバックの登山電車から見える景色はよい。紅葉の時期はさぞ素晴らしいかろうと思う。

  強羅から施設巡りバスに乗る。片道490円。これも紅葉の時期に乗ればさぞ素晴らしいことだろうと思う。マイカーならそのような楽しみは味わえず、逆に時には渋滞で顔をしかめることになるだろう。行楽地はマイカーで行くべきではない。

  湿生花園ですすき野巡りのバスに乗る。わざわざそのバスを利用せずとも歩いて1キロほどのところにすすき野がある。駐車場のベンチに腰掛けて弁当を食べる。「小田原駅開業90周年記念わっぱ」という弁当はとても美味しかった。これは1個900円であった。持ってきたコーヒーも美味い。デザートにリンゴやみかんも食べる。昨夜ご近所の方から頂いた水戸のジャンボどら焼きも美味かった。行楽には十分な飲料や菓子も持って行くに限る。

  すすき野は今年は日照りの関係で背が低いと言う。それでも一面のすすきの野原はそれなりに見ごたえがある。しかし、ここは一度来るだけで十分である。

  湿生花園で老妻共々シニアの料金を払って中に入る。ここは皇族方もお出ましになられるようで、記念の標柱が建てられている。皇族方は生物学にご興味がお有りである。男もたまに「顕微鏡が欲しい」と言うと、女房から「何を観るの?」と笑われることがある。雉の姿を近くで観察することもできた。雉の泣き声は独特で、恐竜の声のようである。

  小田原でちょっと時間を過ごし、気風の良い兄ちゃんからとろろ昆布など買い、老妻も温泉饅頭を買い、夕食をとって帰路につく。負荷をかけて歩いた総歩数1万3千歩。