2011年4月18日月曜日

民主党政府不信任決議をせよ!(20110418)

 クリントンアメリカ国務長官が来日した。菅首相は、クリントン長官に、今回のアメリカの支援に対して深い感謝の意を伝えた。天皇・皇后両陛下は、20年間の旧知だというクリントン長官を宮中に招き、正面玄関まで出迎えられた。

 さて、此の度の大災害の救援にあたり、アメリカ軍が非常に良く支援してくれた。仙台空港に在沖縄アメリカ海兵隊の兵士たちがパラシュート降下し、被災した同空港のがれきを撤去し、先ずヘリコプター4機が離発着できるようにし、続いて自衛隊輸送機を含む軍用機の離発着が出来るようにしてくれた。

 そのことは、災害救助活動における初動措置として非常に重要なことであったのに、民主党政府はその事実を国民に一度も説明しなかった。朝日新聞もそのことを報じなかった。琉球新報に至っては、パラシュート降下を、アメリカ軍が沖縄から戦場に向かうための訓練であるとして、うがった見方で報じた。

 東北沖合に急派された空母ドナルドレーガンなどの艦船の活動について、民主党政府は上記同様、日本国民に何一つ具体的な報告はしなかった。何故なのか?

 今朝カリフォニアに住むアメリカの友人とSkypeで話したが、アメリカでは日本におけるアメリカ軍の活動状況がテレビで詳細に報じられているという。民主党政府は、日本とアメリカの同盟関係を深化させると口先では言うが、その実は敢えてアメリカを頼りにしない姿勢を貫いている。菅首相が来日したクリントン長官に、深い感謝の意を伝えたが、心がこもっていない。クリントン長官は、民主党政府にネジを巻きに来たのだ。

 一方で、10万人規模の自衛隊の活動について、口先では感謝の言葉を発しているが、これも全く心がこもっていない。災害救助活動中、二人も過労で倒れ死んだのに、その事実について政府は全く無視した態度である。自衛隊員は、テント暮らしをしながらもう1ヵ月以上も現地で頑張っている。自衛隊による炊き出しで、当初は、自衛隊員は缶詰の食事をしながらも、避難者たちには暖かいご飯を食べさせていた。入浴だって同様である。

 自衛隊がそのように奉仕しているのに、民主党政府は、自衛隊をまるで召使いのようにこき使っている。国民に対して何一つ、自衛隊を讃える言葉を発していない。

 五百旗頭防衛大学校校長を、菅首相の「私的」諮問機関「東日本大震災復興構想会議」の座長に据えた魂胆は何か?自衛官らの、民主党政権に対する反感を念頭に置いてか? そうとしか思えない。五百旗頭防衛大学校校長は、自衛隊幹部には人気が無いと聞く。

 小沢氏は、今の状況ではクーデターが起きてもおかしくないと言った。小沢氏には過去の彼の言動により反発感があるが、彼の政治的手腕は誰も認めるところである。

 この際。自民党・公明党は菅内閣府信任決議案を提出して貰い、小沢グループと組んで菅政権を倒して貰いたい。菅氏は菅氏なりに精いっぱい頑張った。人は、所詮自分の器以上の器を測ることはできない。菅氏にはそれなりの花道を作ってやって、退陣してもらうことがこの日本の為である。

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