2011年9月8日木曜日

渡部昇一『日本史』を読んで日本人はどうあるべきか考える(9) (20110908)

 東日本大地震災害で非常に多くの漁民たちの命が失われた。漁民たちの先祖は古代に海部という氏姓を与えられていた人々であろう。律令制度下、海部という氏姓を与えられていた人々は全国各地で漁業や海運に携わっていた。朝廷があった中央で安曇連という伴造が全国の海部を管理していた。被災した漁民たちは日本全国の漁民たちの協力を得て漁船や漁具を集め、復興に向かって立ち上がっている。

日本人がツングース系である騎馬民族の支配下にあったという歴史観はとんでもない話である。その作り話を文化勲章を受けたほどの学者・江上波夫が、皇国史観を真っ向から否定する反日的学者・活動家・作家・マスコミ等の影響を受けて、戦争に負けて打ちひしがれていた日本国民の心をとらえた。

今の民主党国会議員の一部の主要メンバーや日本に帰化した人々を含む民主党の多くの国会議員たちは江上学説をまともに信じていることであろう。そのことを公言したとされる大物もいる。「日本列島は日本人だけのものではない」と公言した人物もいる。「君が代の国歌は変えた方が良い」と公言した人物もいる。民主党国会議員の中に外国人参政権を実現させようとしている連中や夫婦別姓を推進しようとしている連中がいる。民主党を資金的に支援している外国人団体がいる。今の状況を放置しておけば、この日本はやがて日本ではなくなってしまう。一刻も早く売国奴的な民主党を、日本人のための政党に改造してもらわなければならぬ。そのためには、選挙民である日本国民の意識改革が必要である。

“神話では、その後素戔嗚尊(すさのおのみこと)が乱暴を働き高天原(たかまがはら)から追われたことになっている。このときから天照大神の天孫降臨系と素戔嗚尊(すさのおのみこと)の出雲(いずも)系(出雲族)に分かれたと考えられる。そして天照大神が引き取った男の子の子孫が神武(じんむ)天皇へとつながるのである。

素戔嗚尊が引き取った三人の女神は安芸(あき)の宮島にある厳島(いつくしま)神社に祀られ、さらに北九州の宗像(むなかた)神社にも祀られている。特に田霧姫命(たぎりのひめみこと)は朝鮮半島と日本の間に浮かぶ沖つ島に祀られている。この島の祭祀跡からは古墳時代の遺物が多数発見されている。おそらく素戔嗚尊はここから追われて一時は朝鮮半島に行ったのではないかと推測できる、また戻ったという伝承も残っている。・・(中略)・・

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)という天照大神の孫にあたる方が高天原から天孫降臨して日本に来たと伝わっている。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は木花開耶姫(このはなさくやひめ)と結婚する。・・(中略)・・二人の間には三人の男児が生まれるが、その中の二人が後の世に知られる海幸彦(うみさちひこ)・山幸彦(やまさちひこ)である。

この三人のうち山幸彦があとを継ぎ、豊玉姫(とよたまひめ)という海神(わたつみ)の娘と結婚する。そこから生まれた鵜葺草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)も玉依姫という、」やはり海神の娘をもらったことになっている。”        (続く)

0 件のコメント: