2012年8月8日水曜日


論客副島隆彦・石平両氏の対談に思う(20120808)

 書店で目に止まったのが『副島隆彦・石平 中国崩壊か繁栄か!?』という本である。途中まで読んだがこの本はシナ(中国)と日本の関係を考える上で参考になる。選挙のとき無党派層の多くは文筆の力もなく物言わぬ一般大衆である。男もその一人である。男はこの日本の政治がこの本の著者のような論客の発言によって変わるとは思えない。日本の政治はこの本のような論客の考えを聞いて、自分で判断して選挙で一票を入れる無党派層の人々によって変わるだろう。その時の判断基準はこの国が、また自分自身や自分の家族・親族・友人らが生き残るためどういう選択がベストであるかという直観的な判断である。前の総選挙ではそれまで自民党を応援していたにもかかわらず自民党の奢りにお灸をすえてやろうと考えた人たちが、「自分が一票入れても多分民主党は政権与党にはならないだろう」と思いながら民主党に投票した。いま、その人たちは「民主党では駄目だ、この国は危うくなる」考えている。かといって自民党も旧態依然とした体質は変わっていないと考えている。そういう中、大阪維新の会がこの日本の政治に新しい風を巻き起こしている。

 3.11巨大津波・大震災・原発事故は、日本が生き残るための反省材料を提供してくれた。日本人は軍(自衛隊)の必要性・重要性を自覚した。日本人の美徳を自覚した。そういう中、隣国が尖閣,海域侵犯や従軍慰安婦像設置などで反日的行動に出たため、日本人は団結心を高めた。天皇がいるとうことの重要性を認識した。こういう意味で3.11巨大津波・大震災・原発事故は天佑である。目には見えない力が働いているということを人々は感じ取っている。大東亜解放戦争(アメリカの言う「太平洋戦争」)で命を失った310万人という人々の霊魂が、今を生きる日本人に何か目には見えない作用を及ぼしていると感じる人々は多いだろう。3.11巨大津波・大震災・原発事故で命を失った非常に多くの方々や未だ避難生活を余儀なくされている非常に多くの人びとの集合的無意識のような大きな力を感じ取っている人々は多いだろう。折り目節目に人々が合掌し祈りをささげるのは、その目には見えない作用に対する畏れの気持ちから発しているものであると男は確信している。

 完読してはいないが、上記本の対談者の一方は親中派であり他方は反中派のようである。将来世界は東洋の雄・シナ(中国)と西洋の雄・アメリカが互いに覇権を争い合うようになるだろう。双方とも人種的には混血・多民族集合体である。日本は両者の狭間にある。日本がどっちつかずの状態であれば日本は決して生き残れないであろう。そういう状態に至る前に日本は生き残るため、かつて日本国内に66個の国々があったように、アメリカという名前でくくる大集合の国の中に天皇がいる日本国が存在するような形を選ぶだろう。歴史が示しているように、シナ(中国)民族は中華思想のもと、他民族との混血の奨励や迫害と虐殺を手段として、非常に長い年月をかけて、他の民族をシナ(中国)民族の言語・文化の中に同化させて行こうとしている。それは日本人が最も嫌うことである。