2012年8月29日水曜日


日韓関係の改善のために(9)(20120829)

 竹島問題をめぐる国会決議で日本共産党はその決議に反対した。NHK日曜討論でその反対の理由として共産党は朝鮮半島に対する日本の侵略行為を挙げた。日本共産党は尖閣列島が日本固有の領土であることを明確に主張している。日本共産党綱領には「日本の歴史的領土である千島列島と歯舞諸島・色丹島の返還をめざす」書かれている。日本共産党は、その一方で竹島問題については批判的である。日本共産党が竹島問題について批判的である大きな理由の一つに、彼らは天皇を認めない立場であるということである。

彼らも日本の近現代史について十分学習している筈である。大日本帝国が大韓帝国を併合しなければならなかった状況について、理解しているはずである。彼らの真の狙いは、日本を日本でないようにすることであると思われる。日本共産党綱領を読むと、彼らは反アメリカ主義であり、東アジアからアメリカ軍がいなくなればよいと考えている。しかし科学的社会主義の政治権力を手に入れた暁には、社会主義・共産主義社会の建設のため、国民の合意で最終的には再軍備を進め、北朝鮮のように核兵器を保有するだろう。そして天皇がいない日本は、シナ(中国)に対しては北朝鮮のような立場に立とうと考えているのかもしれない。

 日本は「朝鮮半島を侵略したのではない」、ということを明らかにしなければならない。そしてそのことを多くの日本国民が知るようにしなければならない。大日本帝国が大韓帝国を併合後、日本は韓国を近代国家にするため如何に努力したかを説明する動画(URL:: http://www.youtube.com/watch?v=P6B2Uyes_Gw&feature=related)がある。この動画を出来るだけ多くの日本人が視聴することを期待したい。

呉 善花 著『韓国併合への道 完全版』より、括弧(“”)で引用する。李明博大統領も例外ではなく、歴代韓国大統領が自分の家族・親族の不祥事で糾弾されることをくり返している事実は、韓国が未だに李氏朝鮮時代の精神文化を引きずっていることを示している。
“李朝ほど強固で長く統一を保持し続けた王朝国家は例がないと言われるが、李朝の統一は、社会とか民族とか、大集団の利益の大局的な一致によって維持されたのではなかった。・・(中略)・・横のつながりを失った無数の極小集団(主として家族)が、それぞれ自己の利益を目指し、中心の権威という甘い蜜に向かって猛然と突き進む、という力学によって維持されたのである。・・(中略)・・李朝末期の政治は、支配者たちの紛争に明け暮れでまったく麻痺状態にあった。まともな軍事力はなく、国家財政も社会の経済も破綻し、慢性的な農民一揆が頻発していた。一八六〇年代の李朝の国力は、まさしく衰亡のきわみにまで至り、崩壊寸前だったのである。”
 “こうして李朝が建国以来最大の危機を迎えていた一八六三年、第二五代朝鮮国王哲宗が後継のないまま亡くなった。日本に明治維新が起きる五年まえのことである。(続く)”