2012年8月26日日曜日


日韓関係の改善のために(6)(20120826)

 韓国政府は李明博大統領宛野田首相親書を突き返してきた。日本の世論は韓国の常軌を逸した態度にあきれかえっている。外務省は親書を返却しに来た韓国大使館職員を外務省構内に入れさせず追い返した。韓国側は書留郵便で日本政府にその返却文書を郵送するという。外務省は使者(韓国大使館参事官)を一応外務省庁舎内に入れ、武士道精神を身につけているような外務省の相当職員に応対させ、韓国側の非礼を指摘し、その一部始終を映像で記録しておき、今後の外交カードに利用するようにすべきではなかったかと思う。

李明博大統領が天皇を「日王」と言い、「日王はひざまずいて謝れ」と言っていることを、多くの日本人は知っている。このような発言はたとえ大統領府からの公式発言が別のものであっても、しかしその公式発言すらも、日本人として黙って聞き流すわけにはゆかない。今日の国会では戦後の歴史教育、とくに近現代史に関する教育の不備についても議論された。これは戦後初めてのことである。李明博大統領の言動は、戦後日本人の精神を見失っていた日本人自身を反省させ、本来日本人としてあるべき姿を取り戻すきっかけを作ってくれたと思う。日本人は武士道精神を取り戻さなければならない。

呉 善花 著『韓国併合への道 完全版』より、括弧(“”)で引用する。将来、韓国も北朝鮮もシナ(中国)の勢力圏内に入る選択をするだろう。日本はどうするのか?日本としては聖徳太子以来の自主独立の精神をしっかり保ち続けることが重要である。国家としての「性格」が異なるシナ(中国)の勢力圏内には、決して入るようことがあってはならない。

 “古代の高句麗・新羅・百済の三国や統一新羅は、いずれも強力な軍事力をもって敵にあたり国の防備を固めた。高麗もまた軍事力に力を入れた。契丹の侵略をはねつけ、蒙古軍には敗れはしたものの果敢に戦い、元の力が弱まると次々に攻勢をかけて国内から追い出し、旧国境を回復している。
 ところが、李朝国家の軍事力は驚くほど脆弱なものだった。日本の侵略軍はたったの三週間で首都漢城を陥落させ、まるで無人の地を行くかのように進軍して全土を荒廃させた。また、満州族の清もわずか一ヵ月で半島を制圧して国土を蹂躙した。そして、日本の侵略軍に対しては明国軍の派遣を頼んだし、清には降伏したまま手も足も出ず、ゲリラ戦すら展開することができなかった。・・(中略)・・
 儒教的な文治主義の立場から、外国との間に生じる諸問題の解決は、可能な限り政治的な外交によって処理することがよしとされ、国土の防衛は宗主国である中国に頼る方向で考える傾向を強めた。

そのため軍人の間の不満は慢性化していたが、軍事クーデターに対しては徹底した予防措置がとられた。わずかでも不穏な動きがあれば、そのたび軍人を弾圧し、未然の鎮圧が周到に行われた。こうした極端な文官独裁の文治主義政治によって軍事が軽視され続けた結果、無残なばかりの軍部弱体化を招来させてしまったのである。”