2009年10月16日金曜日

「義務教育が危ない」、バラの写真をテレビで映していたとき見た番組(20091016)

 今日(12日)男は女房に誘われて深大寺植物公園にバラの花を観に行った。それぞれ別のデジカメを使って撮った写真の善し悪しを比べることと昨年其処に行ったとき立ち寄った蕎麦屋に行って蕎麦を食うこと、そして併せて良く歩いて運動をすることが目的であった。

 幸いお天気も良く、それぞれ沢山写真を撮った。蕎麦も美味かった。その蕎麦屋は公園から深大寺門を出て左手に行くとすぐ近くに「雀のお宿」と看板が出ている店である。中に入った所の右手にちょっとした小屋があって、去年は其処が空いていたのでその中で蕎麦を食ったが今回は先客が居て其処は利用できなかった。その代わり靴を脱いで縁側に上がったコーナーのテーブルで座椅子に座り足を投げ出してゆったりした気分でひと時をすごした。初めに何を食べるか注文して、それぞれ趣のある場所で空いている席を利用する方式である。女房はざるを男は胡麻だれをそれぞれ注文したが、美味しかった。

 歩いた距離は約9000歩であった。女房は毎日朝晩新式の血圧計で自分の血圧を測り平均値を記録している。血圧計は平均値が出せるようになっている。記録簿には夜入浴後測っている体重や体脂肪値と一日の歩数も併せて記録している。最近男も女房が以前使っていて腕が締め付けられるため嫌がっていた血圧計を使って朝晩自分の血圧を測っているが朝は135/69位、夜は119/64位である。勿論15位高いこともある。女房も男も今晩は高かった。血圧は低気圧が近づくと高くなるらしい。男の血圧は普通であるが、女房は中血圧である。

 いつものようにテレビにカメラを接続して今日撮ってきた写真を見た。今日は男が撮った写真が断然よく撮れていた。男は今回は花一輪だけを良く撮ることに集中した。女房の方は景色の方に集中した。写真の美しさから言えば花一輪だけを撮った方が綺麗であった。景色の方は桜花、柳、池、小屋などを入れた遠景を撮るならば美しく撮れるが、花だけを撮る場合テーマがはっきりせず単調なものになってしまうようである。

 テレビに今日撮った写真を出して見ていて入力切り替えのためテレビにしたとき丁度「義務教育が危ない」という番組が放送されていたので、それを見ることにした。テレビには一部の貧しい家庭の子供たちが朝ご飯を食べずに学校に来たり、夕ご飯も食べずに過ごしたり、学校給食だけで一日を過ごしたり、習字の時間に使う筆や硯などの道具を買うお金がなく我慢していたり、熱があるのにお金がかかるから医者にも行けず学校に来たりしている状況、母親が子供に我慢させていることを悲しんで涙を流しながら訴えている状況が映し出されていた。女房は「可哀そうに」とぽつりと言った。男はこの豊かな日本の片隅でそのような状況を放置してきた旧政権に対し腹が立ってきた。

 官僚の天下り先に14兆円もの金を使いながら一方で小学校6年間で僅か58万ほどしかかからない諸費用さえも考慮しなかった旧政権は、一体どこを向いて政治をして来たのかと怒りを覚える。男は現政権が国の安全についてしっかりとした考え方をしてくれさえすれば、後は政官業の癒着の解消のため大ナタを振るうことには大賛成である。

 ただ、国の経営は優秀な官僚があってこそ可能である。優秀な官僚を確保するためには例えばキャリア官僚は「第1種特別国家公務員」とし、第2種は軍人(現行憲法下では自衛官)など、以下必要に応じ第3種等を決め、キャリア官僚たちが国のために良い仕事をし、成果を上げる限り生涯にわたり非常に高いステイタスが保障されるような仕組みにすべきであると思う。そうすれば天下りはさせずにすむと思うし、させてはならないと思う。