2010年3月27日土曜日


ブッダ『感興のことば』を学ぶ(7) (20100327)

北朝鮮を旅行した人が書いた記事を読んだ。「市内には至る所にあきれるほど多くの記念碑的創造物が建立されているが、その中でひときわ目立つものが高さ170メートルのもので夜にはライトアップされる主体思想塔。・・(中略)・・塔基部に約67坪の空間があり、壁面に開口部を除いて賛助国の団体の銘板が埋め込まれている。長方形(約横40、縦15センチ)の大理石板に母国語で彫刻されたもので、・・(中略)・・「主体思想研究会、○○県教職員組合」がなんと9枚、関西圏が主で西日本では岡山と広島があった。」という。
中国の「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館」(日本では「南京大虐殺記念館」と呼ばれている)の建設は、設計も含め日本からの支援により行われた。元日本社会党委員長であった田辺誠が1980年代に総評から3000万円の建設資金を得て南京市に寄付したという。
先般国会で義家議員が厳しく追及していたが、今話題になっている北海道教職員組合では、鳩山総理の出身地の小学校の組合員に国旗・国歌に対する敬意を表さないように、勤務時間中にFAXで通達していたという。
北海道のどの学校かは知らないが、「竹島は韓国の領土である」と教えていたそうである。夫婦別姓とか外国人参政権とか、これまで多くの国民の琴線に触れるようなことは国会で議論されることはなかったが、民主党政権になって積極的に推進されようとしている。
政治活動に熱心な先生たちとは少数であろう。しかし、彼らが組織の中核になっている。大多数の先生たちは真に子供たちのことを思って教務に励んでいるのだと思う。その中には教育に非常に熱心な先生たちも少なくないであろう。
遺伝子DRD4の繰り返し頻度は、殆どの日本人では4回、アメリカ人では4回と7回の割合が半々であるという。この遺伝子の繰り返し頻度が多い人たちは感度の低いドーパミン受容体しか作れない。そのため満足感を得るには大量のドーパミンを放出する必要があり、強い刺激を求める傾向が強くなってしまう、という仮説が提案されているという。
政治活動に熱心な先生たちも、教育に熱心な先生たちもDRD4遺伝子繰り返し頻度がアメリカ人ほどではないが多い人たちなのだろうと思う。大部分の先生たちは日本人の平均的性格(遺伝子DRD4繰り返し頻度4回)であろうから教務には励むが争いを好まず、長い物に巻かれるタイプかもしれない。長い物が誤った方向に集団を導くと悲惨な結果に終わる。そのことに気付いた民主党副幹事長生方氏は公に発言し、話題になっている。
奈良の法隆寺に安置されている釈迦像は天智天皇が命じて造らせたもので、白村江の敗戦後唐がわが国に侵攻してくることを恐れ、聖徳太子の遺徳にすがって国内の豪族たちをまとめるためだったという。優れた指導者がいないとこの国は危険にさらされるのだ。DRD4遺伝子の繰り返し頻度が4回である人が殆どであるというこの日本では、多くの一般大衆が賢くなければこの国は滅びることになるだろう。

28 いとも麗しき国王の車は朽ちてしまう。身体もまた老いに近づく。しかし善い立派な人々は互いにことわりを説いてきかせる。

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