2010年3月29日月曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(9) (20100329)

 大腸がんで入院中の叔母に見舞いの花束を贈った。花束にはメッセージを添えた。メッセージの書き出しは「病の苦しみを察します。」である。叔母は94歳、このお正月には大変元気でお餅も沢山食べた由。戦争で夫を失い、まだ若かったが祖母に「辛抱しなさい」と励まされ、まだ舅や姑が存命のころ、二人の息子たち、二人の娘たちを育てながら、家業の農業に励んだ。長男は私より年長である。

 彼女の夫はビルマ戦線で戦死した。戦争未亡人として戦後を生きた。靖国神社には何度か行ったことがあると話を聞いている。その靖国神社や千鳥が淵にはそろそろ桜が満開の時を迎える。彼女は今病院で、あの世に逝けば夫に会えると思っているだろうか?

 花はインターネットで購入して届けて貰った。以前から日比谷花壇を利用しているが、ここは全国的なネットワークで利用客に良い情報を提供している。届け先に近い花屋さんを見つけ出すことができ、メッセージカードも台紙の背景を選ぶことができ、書いたメッセージの配置なども確認することができる。支払いはクレジットカードの他、コンビニで支払うことができるようになっている。

 男は自分の個人情報の流出が気になるので、今回コンビニでの支払いを選択した。支払先のコンビニのチェーンを選択し、印刷ボタンを押すとバーコードがある伝票が出る。それをコンビニに持って行けばカウンターですぐ支払うことができ、花屋さんから「入金があった」というメールがすぐ届く。花は出来るだけ早く届けてもらいたかったので、指定日よりも早く届けてくれるようにメールを返信したら、昨日それが届けられ、家族が叔母の入院先の病院に持って行ってくれると連絡があった。

 今の時代、インターネットを使いこなせない人はある意味で損である。昨日把瑠都が大関昇進を確実にした。彼の故郷エストニアで両親がインターネットで息子の取り組みを観戦している。その様子がテレビで紹介されていた。

 今朝、男はアメリカのサンディエゴに住む同じ年の友人・エルサに誕生日のお祝いの電話を入れようとSkypeで連絡を試みた。彼女は不在であったので話ができなかったが、このシステムを利用すればアメリカの固定電話に対する通話料は1分間0.017ユーロである。ユーロはクレジットで予め購入してあり、使った額が自動的に表示されるので、残額の確認ができるようになっている。相手が同じSkypeを使うことができれば、Skype同士では世界中どこにいても通話料は無料で、しかもウエッブカメラを使えばお互い相手の顔を見ながら話ができる。
今日は花曇りである。近くの川の堤防には20数年前桜の木が植えてあって、もうすぐ満開となる。20数年前の当時は堤防の上は舗装されていなかった。この川辺は年々美しくなっている。都会地のウオーターフロントの風景は、何とも言えない良さがある。妻と二人でこの川辺の風景を楽しみながらウオーキングをしようと思う。
32 歩んでいても、とどまっていても、ひとの命は昼夜に過ぎ去り、とどまりはしない。河の水流のようなものである。