2010年5月17日月曜日

ブッダ『感興のことば』を学ぶ(58) (20100517)


今日、日曜日午後からっとしたお天気であったこともあり、川辺を散策する人や土手で本を読んでいる人や、ビニールシートを敷いて昼寝を楽しんでいる若い二人連れなどがいる。若い二人連れは3組見かけた。みな幸せそうである。

河川敷は小さなグラウンドとして整備されていて、一つのコーナーでは女子ソフトボールの試合をしている。隣では少年野球の試合をしている。暫く女子ソフトボールの試合を見、続いて少年野球の試合を見る。見ていて結構楽しい。

わが息子たちはあるスポーツ少年団の少年野球チームに入っていた。子どもをそのような野球チームに入れ、親たちは後援会を組織して子どもたちの面倒を見ていた。練習や試合の場所は小学校の校庭で行うことが多かった。河川敷のグラウンドで試合をしている少年野球チームも同じようで、親たちが集まって子どもたちの試合を見ている。ただ、今の親たちは親同士本当に打ち解けてやっているであろうか。最近の親たち、といっても殆ど母親たちであるが、なかなか本音の付き合いができないと聞く。

暫く河川敷グラウンドで行われている試合を見た後家電の量販店に立ち寄る。目的はCDコンポを買うためである。先日買ったCDだけが聴けるウォークマンをCDが壊れた機器のAUXにつないでCDをスピーカーで聴けるようにしたのだが、操作が面倒で妻には不評である。そこで量販店で安く買えるならば買おうと立ち寄ったのである。店員が値札よりさらに800円まけてくれたのでそれを買った。他店の同じものより安い。先日かったCDのウォークマンは詩吟の会で名吟家の吟詠を聴いてもらうためにときどき使うことにした。

夕食後妻と遺伝子のことについて語り合う。私自身地縁血縁関係が濃い土地で育ち、妻も同郷である。私も妻もそれぞれの先祖は何百年以上も前に同じ土地に住み、子々孫々ずっと同じ土地で生まれ、其処で一生を終えた。昔の結婚は親が決め、家柄などを考えて嫁のやり取りをしてきた。従ってその土地では昔を辿れば血がつながっている人が多い。たまに帰郷するとどことなく顔つきの似た者を多く見かける。しかし戦後、特に昭和35年ごろ以降、田舎も急速に都市化され、他県からどんどん新しい人たちが移り住むようになった。今の時代は男女がそれぞれ別の土地で育った者同士の結婚が多いと思う。今日川辺で見かけた若いカップルたちも多分そうであろうと思う。

人々の間の血の混ざり合いは戦国時代や明治以降急速に進んだと思う。それが戦後更に急速に進んだ。「どこの馬の骨」か分からぬ者同士が大部分を占めるようになり、自分の家の由緒を知っている者は急速に少なくなった。遺伝子は急速に拡散し、ごく普通の家で同じ家族の中に極端に良い遺伝子を受け継いでいる者がいる一方で、極端に悪い遺伝子を受け継いでいる者がいるという状況になったと思う。

ブッダ「感興のことば」を続ける。

7 うるわしく、あでやかに咲く花で、しかも良い香りのあるものがあるように、善く説かれたことばも、それを実行する人には、実(み)のりが有る。

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